カテゴリー「Tenor Sax」の記事

アメセル テナー 8万7千6百

今日はアメセルテナーの8万7千台です。

最近も8万台の購入に立ち会うことがありましたが、やはり8万台には8万台の良さがあることを再確認できました。


その模様は楽器の選定の動画としてすでに公開を終了していますが、みなさん口をそろえて言うのは、いい楽器はシリアルにかかわらず同じものを選ぶということです。
即ちいいものはシリアルが何であれいいもので、6万台探している人でも8万台ですごいのが見つかったら、まあまあの6万よりは8万を買うということです。

購入した8万3千台は反応や8万台の特徴もさることながら、しっかりとしたキャラクターがあったことが重要な要素でした。


楽器そのものはまだまだ売りに出されていますが、中々購入の決め手に欠けることが多いのも事実です。さて、今回の楽器はどうでしょうか?

201810191
201810192
201810193
201810194
201810195
201810196
201810198
201810199
2018101911
8万台にしては明るめの楽器で、音色もそんなに暗い音はしないはずです。

加えてパッドはさておき重たそうなレゾネーターがついているので、余計にバリバリ鳴ってキャラクターが味的に弱まりそうだな、、、と思っていました。

と、思ってデモ音源を聞いてみたらその通りでした、、、

音色的にはレゾネーターのせいで8万よりはもう少しフォーカスした音色、、13万くらいといってもいいかもしれません。

となればこの楽器の持ち味は楽器の軽さのみになってしまいますから、購入するには決め手に欠けますね?

中々皆さんが欲しい”いい楽器”というのは、表には出てこないか、出てくる前に売れるようです、、、
tomosax.net



| | コメント (0) | トラックバック (0)

Woodstone 石森サックス テナー 世界に2本しかない限定モデルを試奏

ここ最近石森管楽器に楽器を買いに行くことが多く、数多くの楽器を選定しました。

その中で、いつもお世話になっているセールスマネージャーの某氏が

”トモさん、すごいのありますよ、、、ぜひ吹いて行ってください”
と出された楽器がこちら。

201810054

私が試奏しているところを撮っただけなので写真はご容赦ください。

まるでSBAのような、、、ウッドストーンの真鍮の限定シルバープレートモデルです。

実はシルバープレートは2本しか製造していないらしく、もう一本はかの竹野氏が使用しているそうです。

そしてその残りの片方が中古で限定入荷しているところに遭遇しました。
201810051
201810052
201810053
201810055
結論をいうと、、、わざわざ記事にする程、、よかったです。

ここで改めてウッドストーンサックス全般について私の意見を述べておきたいと思います。

吹奏楽というより完全なジャズ楽器で、ジャズ(フュージョン)向きの楽器です。
その理由は音色もさることながら、楽器のフィーリングが完全にジャズ的でジャズの人がジャズを奏でやすいように設計されています。もっと言えば、軽くバリバリ鳴る現行セルマーでジャズを奏でるにはシックスなどを吹く時とは違う吹き方をして吹き方を変える必要がありますが、そういうものがない、、、楽器です。
そして、楽器の軽さ、、、軽い音がするときことではなく、鳴りの大きさを保ったまま反応が軽いことです。鳴りの大きさを保ったまま重い楽器はいくらでもありますが、鳴りはしっかりありながら古い楽器のような(特に低音)の軽さを実現してるところが素晴らしいですね。
他にもいろいろありますが、特に上記2点がほかの現代のジャズホーンと大きく違うところです。

即ち、マークシックスなどビンテージ楽器から移行してもさほど違和感がない、、というところが圧倒的です。
となれば次は音色、、、が来るわけですが、通常モデルの音は現代の楽器でウッドストーン製のパワーアップパーツがついていることもあり、初期シックスなどのビンテージよりはややフォーカスした音色です。

しかし、この限定仕様シルバーは、、、通常のボリュームで吹いた時の音色が、通常モデルと大きく違うところ、さらに暗く太く、ビンテージに近い鳴りを持っていると感じました。
もちろんシルバーですから強く吹けば強い音とエッジも出ますが、リラックスしたボリュームで朗々と吹く、、ゲッツのような音色が出しやすい楽器というか、、そのような方向性を持っています。
エリックアレキサンダーモデルは彼のようにズバッと行くイメージですが、このシルバーは強く押さなくてもボリュームがあって、ズバッと行かなくても音量があるところが大きな違いです。

そんな楽器がなんと33万?(だっかかな?間違っているかもしれません)、、、驚愕の値段です。
この値段なら、100万くらいでプチビンテージを買うよりも何倍もお値打ちで、いい時代になったな、、としみじみ感じます。
現行サックスの中ではダントツにジャズ的な楽器で、とても吹いていて楽しかったです。

難のあるプチビンテージの楽器から解放されたい貴方から、プチプロフェッショナルな(やや安めの)現行モデルからグレードアップしたい貴方まで、ぜひお勧めしたい楽器です。

あと1本しかないですから、興味のある方は早めに試してみてください。
以下、、随行者の意見です。
☆中期後期シックス買うくらいならだったらこれでいいよね
☆現行セルマーに比べたらジャズやるにはこっちのほうがはるかにいいね
☆高音も出やすいし、最初からこれで練習したかった、、、
☆安いからバックアップに買っちゃおうかな、、、
☆今の楽器は音程や出しにくい音があるからいっそのことこれに買い替えちゃおうかな、
と言っていました。
注:頼まれて書いているわけでは決してありません、、、、ので安心して試しに行ってください。。


www.tomosax.net




| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル テナー 9万4千5百

今日はアメセルテナーの9万4千台です。

この辺りは昔ならブレッカー的な番手の楽器として見られていたものですが、最近はポッターの9万6千の使用で注目が集まっているあたりですね。

一般的には音にハリが出始めたころの楽器ですが、色が暗いものが多くパワーも十分にあるころの楽器で、暗い音がするものであれば現代的にも古い音色にも対応できる汎用性の高いのが人気のあるところです。

さてこの楽器はどうでしょうか???


201809111
20180911
20180911_2
20180911_3
20180911_4
20180911_5
2018091110
2018091113
2018091114
非常にきれいなコンディションですね。オーバーホールされて、通常にはないメタルのレゾネーターが入っています。
デモ音源があるので聞いてみましょう。
上から下までとても均一な楽器で、反応も速いですね。

キャラクター的にはメタルのレゾネーターのせいと、この番手としてはもともと明るめのラッカーがついていることもあり、かなり明るめです。


もう少し暗い音色がすれば最高の楽器ですが、この音色だと中後期のシックスの音色にも聞こえますから、そういう意味ではあまりこの楽器を使う意味が薄いですね?


中後期の音色で、軽く吹きたい人におススメかもしれません???


www.tomosax.net




| | コメント (0) | トラックバック (0)

フラセル SBA テナー シルバー 4万5千 ユーセフラティーフさんの楽器

今日は中々良さそうな楽器です。

王道のSBAシルバーのテナー、4万5千台です。

彫刻がないのでフラセルであることは明白ですが、この楽器は少し面白い歴史があります。
というのも、キャノンボールのバンドなどで有名なユーセフラティーフさんの楽器です。そういえば彼所有のものが、だいぶ前に売りに出されていましたね???

実はこの楽器はネックのソケット部分が壊れているために、彼に使われずに長い間眠っていたとのことです。


201809071
201809072
201809073
201809074
201809075201809077
201809076
201809078
2018090710
2018090711
2018090712
2018090714
そして売りに出された後に修復したそうです。

しかもアメセルSBAのオリジナルのレゾネーターをいれてオーバーホールしたそうです。
2018090717
デモ音源がありましたが、反応はとても速く、音色は男らしい太い音色でした。

みなさんご存知の通り?ラティーフさんはコルトレーンの大ファンで、彼の思想にどっぷりはまっていたようですから、この楽器は間違いなくコルトレーンにあこがれて購入したはずです。

さて、この楽器をオーバーホールするにあたって管を外すと、接続部分から青いゴムが出てきたそうです。
2018090716

この持ち主曰く、おそらく後から入れられたものだろうとのことですが、非常に面白いですね?

溶接するとよく鳴る分バキバキしますから、これはこれでいいのかもしれません。

中々良さそうな楽器です。ファンにはたまりませんね???
www.tomosax.net






| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル テナー16万台 ブラックリラッカー

今日は珍品です。


アメセルをブラックでリラッカーしました。
見るも無残な残念な姿です、、、
201808201
201808202
201808203
201808204
201808206
201808207
201808208
海外のオークションで300ドルくらいで売っている楽器の方がまだきれいな作りですね???


リラッカー自体は以外に簡単で、塗料さえ買ってくればスプレーでシューとやるだけですから、好きな色を買ってきてこういう風にすることは可能です。


しかし、これを見て思うのは、かなり分厚くラッカーをかけていますね。 ブラックは下地が見えるとかっこ悪いので、下地が見えないようにやるとこのように厚くかける必要があるわけです。

そのため、通常のイエローラッカーよりは、管が振動しない感じが出るわけです。

音色も抜けきらないモノトーンな音色が鳴ることでしょう。


シリーズ2,3のブラックラッカーに影響を受けてつくったと思われますが、これを見る限りうまくいかないな、、、と思う次第です。


よく彫刻だけ彫りなおしているものを見かけますが、そういうことをしないとかなりチープな感じに見えますね。


ブラックのリラッカーはやめておこうと心から思う一品でした、、、


www.tomosax.net







| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル テナー 8万3千台 特別彫刻

今日はアメセルテナーの8万3千台です。

この楽器にはU字管まで特別彫刻がついています。

通常この手のものは、フラセル彫刻なしに後から彫刻を彫ったものだったりするか、リラッカー的なものが多いのですが、これは色などから最初からこういうものだったと推測されます。

彫刻は彫る人の気分でなんとでもなりますから、こういうものは結構見かけることは多いのですが、関係者用か?工場に直接行って買った人がお願いして作ってもらったようなものでしょう。


201808131
201808132
201808133
201808134
201808135
201808136
201808137
201808138
201808139
2018081310
2018081311
特別彫刻が入っているからといっていい楽器とは限らないので、そこはあくまでも見栄えだけの問題ですね。
8万台は色々な楽器があるあたりですが、この楽器はあまりキャラクターが濃くなく、ちょっと明るくパリッと鳴りそうですね?


8万台は何でもかんでもブレッカーという名目が付きまといますが、彼のゴリッとしたキャラクターで暗い音色が鳴るような楽器には見えないので、8万台にありがちな明るい系の楽器であろうと思います。

見かけはまあまあきれいですから、明るめの音色で軽く吹きたい人にはいい楽器でしょう。

300万で売られていますが、とんでもない金額ですね???


www.tomosax.net





| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル テナー 13万6千0百 ヴァリトン

今日は13万6千台のアメセルテナーです。
13万のテナーは、ギリギリでビンテージ感が5桁よりでこれ以降は、大きく音色が損なわれてくるので人気がなくなってきますね。
13万台はゴリゴリしていながらもすこし枯れた感じもあり、散った感じも少しあり、、、なんとかキャラクターがビンテージよりなものを感じさせます。

しかし、楽器の重さ、、特に低音の重さでは現代的過ぎるので、そういう意味ではあまり人気がありません。

さて、この楽器にはヴァリトンがシステムがついています。

ヴァリトンは67年ごろに登場したマイクピックアップとエフェクター、アンプを備えたシステムで、ブレッカー氏をはじめ一世を風靡しましたね???


この楽器は13万6千ですから、ほぼ一番初期に出てきたヴァリトンシステムのオリジナルインストール楽器ということが出来ます。
201806251
201806253
201806254
201806255
201806256
20180625
20180625_2
20180625_3
Snap2018062510
2018062511
2018062512
2018062513
2018062514
2018062515
2018062516
2018062517
2018062518
2018062519
2018062520
ケースにはVaritoneのロゴがついていますね。この宣伝のチラシの人たちも楽しそうです。
このあとスティットなどもヴァリトンの宣伝に載っていましたね。
写真を見ると管体に線が張り巡らされて、その上にラッカーがかかっているのでオリジナルのヴァリトンであることがわかります。
さらに13万台となるとかなり珍しいと思います。

今となってはヴァリトンのシステムは無用の長物なので、これがついていることはむしろマイナスで、欲しい人はいないでしょう、、、、、
ですが、この初期の状態でオリジナルであればとってしまうのは非常にもったいなく、このままどこかに飾っていてほしいところです。


値段は7500ドルで通常のマークシックスの値段ですが、これを買うにはちょっと決心が必要ですね????
www.tomosax.net



 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

フラセル テナー 6万3千6百 アメセルリプレートゴールドプレート

今日はフラセル6万3千台のテナーです。

この楽器はゴールドプレートとなっていますが、面白い歴史があるようです。

それは、この楽器の持ち主はこの楽器を元々フランスのセルマーで購入したらしいのですが、それをアメリカに持ち帰って割りとすぐにアメセルの工場でリプレートしてもらったようです。

この楽器は1956年あたりの楽器ですから、リプレートされたのは60年代前後でしょうか?

アメセルのゴールドプレートを持つフラセル、、、というなんとも変わった楽器です、

1183363661markvigpten1
1183363661markvigpten2
1183363661markvigpten3
1183363661markvigpten4
1183363661markvigpten5
1183363661markvigpten7
1183363661markvigpten12
1183363661markvigpten13
1183363661markvigpten15
1183363661markvigpten17
1183363661markvigpten23
1183363661markvigpten28

もしフラセルならもうちょっと黄色い色をしていてもいいかと思いますので、色としては面白い色ですね?

アメセルよりも太い彫刻が埋まっているように見えますので、実際のアメセルゴールドプレートよりは厚く重いでしょうか?

デモ音源があるので聞いてみましょう。



暗めに吹いているような感じなので実際のこの楽器の音はわからないですね?

その証拠に音はそんなに強く聞こえないので、息を漏らしながら暗めに吹いているのでしょう。

ですが、たまに強く吹いたときにはそれでもバリッといっているので、ゴールドプレートらしい音はしそうです。

私が気になるところは、フラセルをエルクハートのアメセル工場でゴールドプレートするときに、接合部を溶接してアメセル仕様にしたかなど、その辺りが気になるところです。

実際は、フラセルとアメセルでは材質が違うので、アメセルでゴールドプレートしてもやや異なった趣がしそうですが、逆にアメセルゴールド仕様のフラセルは他にはないでしょうから、その意味ではかなり珍しい楽器ですね?

ゴールドプレートファンが手を出してしまう気持ちはよく理解できます、、、、

www.tomosax,.net   






| | コメント (0) | トラックバック (0)

アメセル テナー 6万6千 ジョーフラムさんの楽器

さて、今日はジョーフラムの楽器です。

ジョーは知り合いというほどでもないのですが、昔近所に住んでいたこともありルームメートのところ=隣の部屋にたまに遊びに来たり、私自身も何回も会ったことがあります。
最初に会ったのは1999年だったかな???
さて、そんなジョーの楽器ですが、数年前に最初の数枚を録音した楽器が売りに出されていました。
それは6万前期だったと記憶していますが、今回の楽器は6万中期で前期よりは少しゴリゴリしたものが多いあたりですね???
かなり使い込まれていてよく鳴りそうです。
201805021
201805022
201805023
201805024
201805025
201805026
201805027
201805028
201805029
確か5万6千か7千あたりもお持ちだったように記憶していますので、この初期マークシックスがお好きなようです。
この楽器もそうですが、ちょっと暗めの楽器でズバッと反応が速いものをいつも選んでいるように思います。
これも鳴りとしては上から下まで均一に鳴ることでしょう。
ジョーはマウスピースもそうですが、装備品を頻繁に変えるのがお好きなようなので、色々このあたりの楽器を試す過程で購入した楽器ということでしょう。
ジョーが気に入った楽器なら機能的にもかなりしっかりしているはずですから、欲しい人も多いのではないでしょうか???
1万5千ドルなら考えようによっては安いかもしれませんね???
www.tomosax.net

| | コメント (0) | トラックバック (0)

BA テナー 2万4千6百 ゴールドリプレート

今日はバランストアクションテナーのゴールドリプレートです。

まず2万4千台のBAですが、1937年製でスイング時代の楽器となります。 この時代のセルマーはそのほとんどが再塗装をされているので、オリジナルのラッカーを探すことは非常に困難です。
そういった状況でゴールドリプレートというのは、BAとしてはそんなに悪いものではありません。
ゴールドプレートはこの弱い時代の楽器に音量を上げ、音の太さを加え、高音の均一性も増しますから、機能的には非常に利点のある仕様です。
その一方で、BAといえば音が散った音色ですから、そこに音をややまとめるゴールドプレートがかかって、やや華やかな音色になるとどのように聞こえるか非常に興味があるとことですね。
201803261
201803262
201803263
201803264
201803268
2018032611
2018032612
2018032617
2018032622
2018032623
割と厚めにゴールドプレートがかかっていそうですね。
デモ音源がありますので聞いてみましょう。
非常に変わった音色ですね。
なんというか、とてもボケた音がゴリゴリして、あまり華やかさがないように聞こえます。
古いセルマーのバンディーに強いマウスピースをつけた時の記憶が甦りました。
バンディーは安い楽器であまりならないのですが、50年代ものは作りが簡素で散った音がします。それによく鳴る現代のマウスピースをつけたときにこのような音が鳴るわけで、
わたしはビンテージの音色というよりは少し安っぽい音色がするな、、、と感じてしまいました。
音色が暗い分もう少し明るいマウスピースをつけるともっといい音色がするかもしれませんね???
かなり個性的な楽器で、演奏者を選びそうな楽器です、、、

www.tomosax.net






















 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧