カテゴリー「Tenor Mouthpiece」の記事

シューガル ゴンズ 木製マウスピース

さて、私がシューガルさんのマウスピースの中で最も優れていると思うマウスピースが、今回の木製マウスピースです。

このマウスピースが作られ始めた、おそらく80年代後半?90年代頭?あたりは木製マウスピースが流行った時代でしたね?

日本では仕入れの関係であまり入ってこなかったのかもしれませんが、色々なマウスピースで木製バージョンが作られ、ランバーソンやガーデラなど、木製が流行った時代でもありました???

今となってはその流れがはやや落ち着きつつあるようですが、シューガルの木製のラインナップはまだあるようですね。

ですが、高価なゆえにその生産本数は限られており、あまり見かけることはないのですが、場合によっては手に入りやすいようです。

まず、古めのもの、、、

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次に、おそらく割と最近のものであろうもの

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ゴンズⅠとⅡがあって下のほうがⅡのバージョンになります。

このⅠとⅡの違いがイマイチわからないのですが、チェンバーなどがちょっと違うんだと思います。

この木製マウスピースは、皆さん口々にシューガルのマウスピースで最もよい、、、と評価するくらい面白いマウスピースで、私もそう思います。

前にも書きましたが、いい音がするマウスピースで、非常に艶っぽいやラバー的な音色をイメージされるといいかと思います。

ただ、ゲイリーさんの今の製品はクオリティーがイマイチで、古いものでないといいものが見つからないのですが、私もよさそうなものがあれば2本目を買いたいと思っています。


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シューガル 3Dプリンターで作ったマウスピース

今日はゲイリーシューガルさんの新作マウスピースです。

私の中では割と過去のマウスピースっぽいイメージですが、今年に入って新作を2つも出したようですね。

そのひとつが今流行の3Dプリンターマウスピースです。

3Dプリンターというと同じ形を3Dでコピーするのですが、ひとつは材質が限られることになります。そして、何をコピーするのかというのが重要になります。

シューガルさんはABS樹脂とレジンの混合したものを材質として使ったようです。

このABS樹脂というのは調べてみますと、いわゆるレゴブロックのようなものを想像すればわかりやすいと思いますが、おもちゃの製造に使われるような材質です。

それゆえ熱に弱く、70度あたりで溶けてしまい、アルコールなどの化学耐性も弱いようです。

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材質的にはおもちゃのブロックと同じなので、同じような色のラインナップで作れるそうです。

黄色とか、、、緑とかもできるようです???

さて、このマウスピースは何をモデルにしたかというと、型を取ったわけではなく、彼のカークウェイラムモデルのCNCマシーンのプログラムを転用したそうです。

それもある意味新しい技術だと思います。

さて、、最後にデモ動画を見てみましょう。

うーん、マイクが悪いことを差し引いてもかなり薄い音ですね。

なんというか、材質の密度の重さがない分軽い音色がします。安っぽいと感じる人も多いでしょう。

その代わりに抵抗感の軽さなど、吹きやすさはあるようですね。

いくら吹きやすくても音色が備わらないマウスピースは淘汰される傾向がありますが、このマウスピースは生き残るでしょうか???

今後もこの3Dプリンターの技術は注目ですね。

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シューガル MBⅡ

今日はゲイリーシューガルのMBⅡです。

ん??? そんなのあったっけ???

と思って彼のページを見てみると、このモデルは出ていません。

彼のマウスピースで有名なのはカークウェイラムとゴンズモデルですよね?

MBⅡといえば完全にガーデラのパクリを連想させるモデルですが、実際そういうものを作ったようです。

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ガーデラのそっくりそのままのコピーは多いですが、これはシューガルがベースになっているのである意味潔いですね???

ですが、ただバッフルが高いだけで何がブレッカーⅡなのかちょっとよくわかりません。

ガーデラが唯一無比である理由は、デザインもさることながら、極端に薄いレールとテーブル、そしてやや軽めの重量であることでしょう。

シューガルはかなり重い重量でガーデラのようなズバッと感はありませんから、重めの感じが好きな人にはいいでしょう。

またレールもかなり太めですから、ガーデラに比べてかなり押さないと立ち上がりが悪いでしょう。

そのように力いっぱいいきたい人には、このマウスピースはいいかもしれません。

90年代あたりには一世を風靡したマウスピースですが、最近の作りは荒く?イマイチですね???

あるいは最近はもっといいものが多く出てきて私がそういう風に感じているだけかもしれません。

このマウスピースにはガーデラとしての魅力を感じませんが、シューガルファンにはたまらないマウスピースかもしれません。


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オットーリンク ニューヨーク ダブルリング テナー 9*

今日はニューヨークダブルリングの9*のテナーです。

以前トーンマスターで9**や8というのがありましたから、それ以降の時代であるニューヨークダブルリングで9*というのがあっても全く不思議ではありません。

トーンマスターの時代でもカタログには6くらいまでしか載っていなかったようですから、このダブルリングでもおそらく9*は特注で作られたものだと思います。

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バイトプレートはオリジナルではないし、やや手が加えられているようですね。

先っぽだけちょっと広がっているので、抵抗感の強いマウスピースかもしれません。

開きは120で、トーンマスターの8で100ほどでしたから、結構広げられていると考えるのが妥当でしょうか???

このサイズは他にあるかないか、、、というくらい珍しいですね。

ですが、コンディション的には微妙なので、実用的ではありませんがどんな人が使っていたのか興味があるところです、、、


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オットーリンク テナー ニューヨーク スラント 7*

今日は非常に珍しいニューヨーク時代のスラントです。

スラントと言ってもいわゆるフロリダスラントとは全く異なるものですから、スラントと呼ばないほうがいいでしょうがメタルのトーンマスター的なイメージを持つといいかもしれません。

PreWarスラントなどとも呼ばれるこのマウスピースですが、1940年代らしくラージチェンバーが特徴で丸い音がします。

この時代は3,4あたりの大きさが中心ですので、7*というのはかなり珍しいですね。

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オリジナルで102ということで売りに出されていますが、この時代は小さめで7*でも100を超えることはないでしょうから、ややリフェイスされているんでしょうね。

トーンマスターだと8でやっと100に届くくらいですから、おそらく90~95あたりの大きさを少し広げたことになります。

テーブルの鑢の跡はきれいですから、先端のほうだけ広げたわけでそれに伴いバッフルも上がりますから、オリジナルよりはやや鋭めでしょう。

昔はこのようなマウスピースもチラホラ見かけましたが、最近は数年に一度、、、という頻度になってきました。

特に、フロリダスラントのオリジナル7*は、しばらく見たことがありませんね。

ラバーの需要は高いようですね???






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ガーデラ ブレッカーⅡ

今日はブレッカーⅡです。

コピー品は多く出回っているものの、やはり?オリジナルを凌ぐものはまだ出てきていないといっても過言ではないでしょう。

ですが、このマウスピースのニーズはいまだに多く存在し、どんどん高値で取引されていますね。

今回のものは金メッキモデルでバリバリ明るく鳴りますが、一見きれいですが、メッキが浮いてテーブルなどは部分的に陥没しているようなコンディションです。

開きは110で標準的です。

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一時期は流行ったウインスローのリガチャーもついていて時代を感じますね。

ウィンスローは今でも割と高値で取引されていますが、使っている人はあまり見かけませんね???

話はそれましたが、テーブルの金メッキがはがれたこの状態で使うと、痛みは非常に早く進行しますから、一度金メッキをはがしてかけなおさないとドンドン摩耗していきます。

というわけできれいですが、ダメージが広がるのは時間の問題といったところで、このようなものに大金を払うのは難しいですね?

しかしこのような物しか存在しないので、ガーデラの購入は非常に難しいなと感じてしまいます。


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セルマー ソロイスト ロングシャンク H テナー

今日はセルマーのロングシャンク、テナーHです。

今から20年くらい前でしょうか?

ロングシャンクというか、セルマーのマウスピースがテナーで流行ったことがあったように思います。

ショートシャンクには音詰まりと低音の反応に問題がありましたから、テナーとしてはもっとも使い勝手がよく、かつビンテージの音がするのはロングシャンクということでコアなファンが多いマウスピースですね。

リンクラバーに比べると自由度はかなり減りますが、音の安定性は素晴らしいマウスピースですね。

ですが、ジャズで使えるような大きなサイズがないことが問題です。

今回のHは、ちょうど7*の大きさで一番人気があるサイズですね。

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この個体にはちょっとバッフルがついているのですね。

意外に明るい音が出るかもしれません。

生産期間は6~7年といったことろでしょうか。

その中でHというサイズがどのくらい作られたかを考えると、かなり貴重ですね。



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セルマー ソロイスト ショートシャンク G

今日はテナーのショートシャンクのGです。

今回ものは恐らく第三世代のショートシャンクで、1958~59年あたりのものでしょう。

この時代にはリンクも7番あたりまで普通に作っていましたから、セルマーがGまで作っていたとしてもそんなに不思議ではありません。

それゆえ、Gは非常に珍しいのですが年間を通じて2,3回は見かけるような気がします。

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非常にきれいなコンディションですね。

開きは96だそうですから、リンクで言うところの6*ですね。

これだけきれいなものが多く残っているということは、やはり実用性が少なかったと考えるべきでしょう。

大きなサイズのものは、下の音に行くとどうしてもかなり口を緩めなければいけないので、
吹き易さはリンクのほうに遥かに軍配が上がります。

さらには、この第三世代は鋭さがやや弱いので、第一世代あたりで大きいものの方が気持ちよく吹けるでしょう。




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うわさの新製品マウスピースを試してみた件

今日は巷でうわさのあの新型マウスピースです。

そう、ランバーソンの1920モデルです。

一時期ほどはマウスピース製作に力を入れなくなっていたランバーソン氏ですが、個別の注文には対応していたようですね。

卸し用に大量生産はしていなかったようですが、密かにマウスピースの研究を続けていたようで、最近1920モデルを発表してマニアの間では?話題になっています?

1920モデルは何が違うかというと、従来のものとは材質が異なり、1920年代の材質に近い配合のラバーでマウスピースを製作しています。

写真は、テナーはLモデル、アルトはFmaj7モデルです。

テナー

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アルト
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まず、従来の材質の違いですが、従来のものはちょっとプラスチックぽっくってテカテカした硬い感じでした。

この1920モデルは材質的にはよりラバーっぽい感じで、今までのよりもやや重さがあり、テカテカした感じが以前のモデルほどありません。

テナーのLモデルは、バッフルが全くないモデルでスタンダードジャズに近いタイプのモデルです。

私は通常モデルを持っていますが、ふきやすさはそのままにそ音に雑味と暗さが加わったような感じです。 通常の材質は、リンクメタルのようなややジャズ用メタル的なキャラクターを思わせる材質でしたが、今回の1920モデルはやっと真のラバーマウスピースになりきったようなキャラクターです。

アルトのFmajor7モデルも最もジャズ的なモデルとして恐らく一番人気がありますが、ニューヨークメイヤーとはまた違うキャラクターですが、いい塩梅の暗いサウンドと鋭さをもったマウスピースに仕上がっています。

というわけで、どちらもクオリティーの高いジャズ用マウスピースに仕上がっていておススメです。

ランバーソンは吹きやすいけど音が明るすぎて、、、という悩みを持った人や、暗いいい感じのキャラクターと吹きやすいことを併せ持ったマウスピースをお探しの方に是非おススメです。

値段も目玉が飛び出るほどではないですし、マウスピース探しの旅を終わらせたい人にはひとつの選択肢となるかもしれませんね???

 

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オットーリンク ドクテニー スラント 横流しモデル

さて今日はドクテニースラント、オットーリンクマウスピースです。

ドクテニーさんという人が作っていましたが、数年前に他界されて今はもう販売されておりません。

元々歯医者さん?で手先が器用なテニーさんが、自らは医者なのでドクとつけて、ドクテニースラントとして発売したリンクのラバーマウスピースは、スラント後期、あるいはアーリーバビットの時代の型を使って作ったマウスピースでした。

それをテニーさんがスラントのように仕上げていたわけです。

割と評判はよく使っている人もよく見かけました。

今回のマウスピースは、オットーリンクに発注されたそのテニーさんが仕上げる前のマウスピースを、ジェリーバーガンジ氏が横取りしたものです。

何でも、テニーさんが仕上げるよりもそのままのほうがバーガンジ氏には良かったようで、5本とって置いたようです。

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なるほど、、、テニーさんはここから仕上げて自分のロゴを打ったわけですね。

リンクのロゴも自分で打って権利関係はどうなっているんだろう、、、と疑問に思っていましたが、バビットが卸していたのならそのあたりも納得です。

それより卸す時点で、一応形はきれいに仕上げてあってこれでも十分使えるでしょう。

特にバッフルがしっかり残っていていいですね。

マウスピースは仕上げすぎると、バキバキしたりキャラクターが失われますからこのままのほうがいいということは十分考えられます。

非常に珍しいマウスピースで、面白そうですね???


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