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アメセル ソプラノ 9万9千6百0十 ミントコンディション! コルトレーンとほぼ同じ!

今日はアメセルのソプラノ9万9千6百06です。 なんとミントコンディション! 傷一つない恐ろしいコンディションです。

 

もう一つ恐ろしいのは、かの有名なコルトレーンのアメセルソプラノ99626から20本しか離れていません!

ということは当然同じ棚に並んでいたはずで、ジェームスムーディーと一緒にアメセル工場に買いに行ったとき、恐らくこの楽器も吹いたことでしょう!

コルトレーンになるにはこれしかないという恐ろしい楽器です。

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色味はオレンジっぽいですが、実際はもう少し黄土色っぽいでしょう。

もちろん本物で、偽物であることは疑いようがないですね。

特にこの9万台には特にアメセルソプラノが多くつくられた番台ですが、ここまでコルトレーンに近く、またこのようなコンディションであれば、もうこれ以上のビンテージはありません。

恐らく、誰かがコレクションとしてとっておいたものを放出したことでしょう。

う~~ん、、ここまでのものは、中々見かけませんね。もちろん、オーバーホールはしてあるようですが、ちょっと気持ちが高まりますね!

 

ここで言えることは、、、1年ほど低調だった楽器市場も復調の兆しがあるということです。

裏を返せば、安心して楽器の取引ができるようになった、、、そろそろお金が無くなってきたなど、様々な要因があると思いますが、通常に戻りつつあるということになります。

この楽器は一瞬で売れてしまいましたが、ヴィンテージマニアの夢のような楽器ですね。次に見るのは、何十年後、、でしょう、、、

 

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フラセル ソプラニーノ 20万3千台 彫刻付き!

今日はフラセルのソプラニーノ、20万3千台のミントコンディションです。

 

1972年製でまあまあ古いのですが、ほとんど使われていないらしく、ほぼ完ぺきなコンディションです。

パッドも見えるものはほとんどオリジナルですね。

 

この楽器は、ポール ハーヴェイさんというイギリスの大学で教えていた人も持ち物だったものだそうです。

やはり、大学などで教える、、、など、そういう理由でもないと中々ソプラニーノには手を出さないと思いますが、それでもほとんど使う機会がないのがうかがえるほど、きれいなコンディションです。

 

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なんと、彫刻がついていますね? ソプラニーノには、彫刻がついていないものがほとんどですので、意外に珍しいように思います。

 

設計図がないゆえに、ソプラノはかなりデザインが年代を通じて異なります。 楽器の絞り方がかなり異なるので、高音の反応などもかなり変わってきますね。 ソプラニーノも古い時代や近代のものを色々見比べると、かなり形が異なって見えます。

この楽器は、割と太くなってきたもののように見えるので、高音は、もっと古いものよりは安定して弾けるでしょう。

 

私はソプラニーノには縁がないのであまり違いには詳しくありませんが、現代のものに比べるとかなり軽めで、からっとした音がするでしょう。

 

ソプラニーノビンテージとしては、中々の出物で、使う人にはかなり戦力になるでしょう???

 

彫刻があるとかっこいいですね???

 

ですが、90万という値段が高いのか安いのか?、、ちょっとわかりかねます、、、

 

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フラセル ソプラノ 9万7千6百5十

今日はフラセルの9万台ソプラノです。

アルトは14万、テナーは6万、ではソプラノは??といえば、9万でしょう。

コルトレーンをはじめ多くのプレーヤーにたまたま?支持されているのがソプラノの場合9万台アメセルです。

その理由は吹いてみればわかるのですが、それ以前では弱すぎるし、それ以降ではアメセルが極端に少なくなるのと、キャラクターが薄れるのが理由でしょう。

さて、ではフラセルはどうでしょうか?

9万7千でコルトレーンのシリアル9万9千6百に近いですね。

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かなり明るめの色ですが、フラセルでこの番台でもこのような色はあるのと、彫刻の線はかなり細く見えるのでオリジナルということにしておきましょう。

まず、色がアメセルと全然違いますよね。どうしても枯れた音というよりは煌びやかな音がしてしまうのです。

そして、楽器を持ってみればわかるのですが、フラセルのほうが重いですね。

アメセルはもさもさとした締まりのない音色が、金属的にカラっと鳴るような感じなのですが、フラセルはギュッと締まった重たい音が明るめに太く鳴る感じです。

即ち楽器としてはかなり別物です。
参考音源があるので聴いてみましょう。
「97xxx_selmer_mark_soprano.mp3」をダウンロード
ですが、音のぼけた感じはあるので、優しく丸い華やかな音色で軽く吹きたければとてもいい楽器でしょう。
アメセルとは違いますが、中々別の味がある楽器ですね。

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アメセル ソプラノ 7万9千台7百台

今日は非常に珍しいアメセルソプラノ7万9千台です。
昔はアメセルソプラノなんてほとんど見かけることはありませんでしたが、世界中の売り物を見れるようになったので、それなりに見ることはできるようになりました。

アメセルソプラノも珍しいながらも一定量製造されていたようですが、特に8万、9万あたりが多く、7万台はあまり見たことがありません。

今回のものは極上コンディションで、パッドもそのほとんどがオリジナルでオリジナルの凛々しいメタルのレゾネーターが入っています。

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7万台らしいちょっとグリーンっぽい色をしてます。
写真はかなり明るめに撮っていますから、実際に見るともっと暗い色に見えるでしょう。

アルトやテナーでも7万中期からこのような色が多くみられますが、この楽器も非常に暗い音がすることでしょう。

華やかさのない、ちょっとこもったような詰まったような、でも甘さのある不思議な音がすることでしょう。

キャラクター重視の人には非常にお薦めな楽器です。

こういう楽器はそうは見かけませんから、次に手に入れるチャンスが巡ってくるのは一体いつででしょうか???

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アメセル ソプラノ 10万7千台 ボブシェパードさんの楽器

今日はソプラノの10万7千台です。
まず、この楽器には指掛けのところにマークシックスの刻印がありますが、彫刻はありません。

この時期のアメリカのソプラノでは、このように刻印のみ入った楽器が多く見かけられます。

アメセルのソプラノにも刻印がありますから、アメリカの工場経由で入ってきたものでしょうが、フランス組み立てに刻印を入れただけかもしれませんし、中途半端な楽器です。


さらには、色はかなり明るめにも見え、アメセルのアルト、テナーでもこういう色があるのでアメセルと同等である可能性もあります。


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何でもこの楽器はボブシェパードさんが使っていたそうです。

バークリーの教授としても有名な彼は、楽器マニアとしても知られています。もちろんソプラノもアメセルを多く吹いているでしょうから、その彼が使っていたということはそういうフィーリングがあるということでしょう。


ソプラノでは、アルトやテナーのように管体がひとつなので組み立ての違いはないので、底までフラセルとアメセルの違いは出ないように思われるかもしれませんが、それが大きな間違いです。

アメセルとフラセルの決定的な差は、やはりその材質にあります。楽器の重さも違うし、ラッカーが剥がれたところに見える銅が固まって入っているようなことはフラセルでは見られません。


私はソプラノでもアメセルとフラセルでは大きな違いを感じます。どんな違いか、、、聞かれると言葉では説明するのが難しいのですが、楽器の鳴りかたが違います。

なんというか、音の輪郭というか、、フラセルは中心に重心があるような重たい鳴り方をしますが、アメセルはカラッっとしているというか、、、音の質が違います。


もちこの楽器がアメセルであればそのようなフィーリングがあるでしょうから、わかりやすいでしょう。

ボブさんの裏書もありますし、お買い得かもしれませんね???


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フラセル ソプラノ 8万6千5百 シルバープレート

今日はフラセルの5桁ソプラノです。

やはり?サウンド重視なら使いにくいのは承知で5桁のソプラノが使いたい気持ちは十分に理解できます。

パワーはないし、高い音は詰まって出しにくいし、、、だけど、あのなんともいえないチャルメラっぽい音色は5桁が最高ですね???

その中でも8万、9万台は、かなり使いやすい楽器で、そのあたりをうまく使っていこうという流れは、この20年くらい出てきたように思います。

それ以前は、もう少し後のほうが好まれていましたよね???

そんな中で、アメセルは中々売っていないから、8万中期のフラセルを狙っている人は多いと思います。


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さて、デモ音源がありますのでどんな音色か聞いてみましょう。
シルバーのせいもあって、かなり重く暗い音がしていますね???


これを聞いて5桁に思う人は少ないでしょう。どっちかというと、もっと後期の音色っぽい感じがしているように思います。


5桁ならもっと開いたチャルメラっぽい音が期待されるところですが、これの楽器は音色的に面白くないですね。


音色が面白くなければこの楽器を使う理由はありませんから、そういう理由で長い間売れ残っているのは非常に納得がいくところです。


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フラセル ソプラノ 26万6千 アメセル彫刻

今日はフラセルのソプラノ26万6千台です。

マークセブンのシリアルですがソプラノにはマークセブンはありませんので、型番としてはシックスになります。

この時代のソプラノは初期のものに比べると、随分太く、またパチッと鳴りますね。しっかりしているということで、この辺のシリアルが好きな人もいるようです。

さて、このソプラノにはアメセルの彫刻がついていて、セルマーの工場で働いていた人が後から彫刻を足したそうです。

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元セルマーで働いていたといういうな人がいますからその人の手によるものと思いますが、
その人はやや太目の彫刻になる、、と聞いたような気がするので、別の人かもしれません。

彫刻のパターンはリペアの人には出回っているものなので、彫刻に慣れた人であればこのような彫刻を彫るのは難しいことではないでしょう。

しかし、今回の彫刻はきれいに彫ってあります。

この時代のソプラノにはこのようなアメセル彫刻があるものは見たことがありませんから、十中八九、後から彫ったものであることは明白です。

しかし、彫刻なしのフラセルにこのようにアメセル彫刻を彫ってアメセルSBAみたいなものはたくさん出回っていますよね。

これを見る限り、そういうものは思ったより数が多そうだなと思いました、、、

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フラセル ソプラノ 8万1千6百2十

今日は8万1千台ソプラノです。

詳しくは知りませんでしたが、ケニーGのソプラノは81612だそうです。 

私の記憶違いかもしれませんがケニーGのソプラノ修理している人からは9万台と聞いたような気がするので意外でしたが、今回のソプラノは彼の楽器からシリアルがたった12しか離れていないです。

フラセルと思われるので組み立ては別でしょうが、部品としては同じ棚に並んで作られていたことでしょう。

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この時代のフラセルソプラノは明るい色をしているものが多いですが、この楽器はそれらよりは少し濃い色をしていますね。

ひょっとしたらカナダ回りのものかもしれませんね。

この時代のソプラノですが、同じ番手のアメセルとソプラノを吹き比べたことがありますが、溶接部分などはなくラッカーの仕上げだけのはずですがフィーリングや音色は結構違いました。

やはり材質そのものが違うからだと思われますが、フラセルのほうが明るくビシッと鳴る感じですね。

その点では、この二つの楽器はシリアルは近いですが楽器としてはケニーGの楽器とはまた少し違う感じであろうと思います。

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とはいえ注目度が高く他の楽器よりはちょっと値が張りそうな感じですね???



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ブランフォードのソプラノ

今日はブランフォードマルサリスのソプラノです。

楽器はフラセルシルバーの22万台ですね。

ネックが曲がっていることが有名ですが、曲げた後が伸びているのでそこだけプレートがはげているのがわかります。

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このネックを曲げるということはセルマーのオリジナルではなく、どこか別の場所で行われたようです。

こういうことが流行った時期もあったようで、まれにネックが曲がったマークシックスソプラノを見かけますね。

作業としてはそんなに大変ではないようです。

さて、私としては22万台であることに非常に感銘を受けました、、、

マークシックソプラノは番台によってかなり性能やバランスが異なります。

基本的には現代の楽器と比べると細く弱い楽器であることは間違いないのですが、その中でも管体の絞り方が異なるためにかなりの差が生まれます。

この20万初期はもっとも安定性が高い楽器で、ブランフォードもそれを使っているということでやはり、、、という気持ちが強くなりました。

おススメの番手を聞かれるときにテナーなら6万、アルトなら14万、ソプラノは、、、とソプラノのときはいつも答えにちょっと困っていたのですが、これからはブランフォードもそうだから20万初期、、、といえる気持ちになりました???





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アメセル ソプラノ 7万3千8百

今日は非常に珍しいアメセルソプラノの7万3千台です。

アメセルのソプラノは私が思うに10万台過ぎくらいまで、いわゆる5桁と同じようなデザインが作られていますが、その多くは8,9万台あたりに集中しています。

今回のように7万台の割と初期のマークシックスのソプラノはかなりレアで、そうは見かけません。

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かなりきれいですね。

8万台辺りまでのアメセルは吹いたことがありますが、7万台は吹いたことがありません。

傾向から察するに、かなり軽く吹ける楽器でしょう。

やはり一番人気のアメセルソプラノはコルトレーンやケニーGで有名な9万台でしょうが、それよりは音が弱くさらにオープンな音の感じが強いかなり個性的な音がするはずです。

非常に珍しい楽器です。



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