カテゴリー「Selmer Balanced Action」の記事

フラセル SBA テナー シルバー 4万5千 ユーセフラティーフさんの楽器

今日は中々良さそうな楽器です。

王道のSBAシルバーのテナー、4万5千台です。

彫刻がないのでフラセルであることは明白ですが、この楽器は少し面白い歴史があります。
というのも、キャノンボールのバンドなどで有名なユーセフラティーフさんの楽器です。そういえば彼所有のものが、だいぶ前に売りに出されていましたね???

実はこの楽器はネックのソケット部分が壊れているために、彼に使われずに長い間眠っていたとのことです。


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そして売りに出された後に修復したそうです。

しかもアメセルSBAのオリジナルのレゾネーターをいれてオーバーホールしたそうです。
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デモ音源がありましたが、反応はとても速く、音色は男らしい太い音色でした。

みなさんご存知の通り?ラティーフさんはコルトレーンの大ファンで、彼の思想にどっぷりはまっていたようですから、この楽器は間違いなくコルトレーンにあこがれて購入したはずです。

さて、この楽器をオーバーホールするにあたって管を外すと、接続部分から青いゴムが出てきたそうです。
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この持ち主曰く、おそらく後から入れられたものだろうとのことですが、非常に面白いですね?

溶接するとよく鳴る分バキバキしますから、これはこれでいいのかもしれません。

中々良さそうな楽器です。ファンにはたまりませんね???
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BA アルト 2万4千0百 ミントコンディション

今日はバランストアクションのアルトです。2万4千台で1937年製の楽器です。

即ちBAの2年目の楽器で最初の2千本ほどの楽器です。
1936年から作り始められたBAは途中で戦争による中断もありましたが、1948年のスーパーアクションになるまで作り始められました。
今回の楽器はその意味でかなり初期のBAになります。
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私も知り合いのミュージシャンに頼まれてBAを探したことがありますが、世の中のBAは殆どリラッカーされています。
某有名サイトで売られているものも殆どリラッカーと思われるものばかりでおりじなるラッカーは殆ど見かけません。
1つにはこの時代の楽器のラッカーが比較的剥がれやすく、また工場でリストアされることが、マークシックスの時期にあたるこの数十年後よりはかなり当たり前に行われていたようです。
ファクトリーでリストアされると彫刻も彫り直されることが多いですから、ちょっと使い込まれた見栄えであれば見分けるのはやや難しくなります。
そういうわけでリラッカーがオリジナルとして売られるようですが、今回のものは奇跡的なコンディションでリラッカーを疑う余地はなさそうです。
オリジナルパッドもほぼ残っていますし、彫刻も美しいですね。
肝心の音色ですが、後期のBAよりは弱く、また音色もシガーカッターなどのキャラクターを感じさせるものでしょう。
ここまでのものはそうは出てこないので非常に希少ですね。
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アメセル SBA バリトン 5万5千0百7十

今日はアメセルバリトンのSBA、5万5千0百70番台です。

オフィシャルなシリアルでは5万5千2百からマークシックスですから、マークシックスが始まる直前の番台でマークシックスのプロトタイプはすでに作られていたシリアルです。

しかしバリトンが本格的にマークシックスに移行するのはもう少し後ですから、バリトンに関してはそんなに数字に意味はないかもしれません。

今回のものは非常にきれいです。

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この番手のSBAはアルト、テナー共に深い色のものが多いのですが、これはあまりそういう感じには見えませんね。

パッドはオリジナルかどうかはわかりませんが、レゾネーターはオリジナルのように見えます。

キーのセットアップは非常に低く、持った感じは手がやりやすく感じるでしょうが、抜ける感じはあまり薄くそんにボリュームは出ないかもしれませんね。

軽いバリトンが欲しい人にはおススメです。

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BA テナー 2万4千6百 ゴールドリプレート

今日はバランストアクションテナーのゴールドリプレートです。

まず2万4千台のBAですが、1937年製でスイング時代の楽器となります。 この時代のセルマーはそのほとんどが再塗装をされているので、オリジナルのラッカーを探すことは非常に困難です。
そういった状況でゴールドリプレートというのは、BAとしてはそんなに悪いものではありません。
ゴールドプレートはこの弱い時代の楽器に音量を上げ、音の太さを加え、高音の均一性も増しますから、機能的には非常に利点のある仕様です。
その一方で、BAといえば音が散った音色ですから、そこに音をややまとめるゴールドプレートがかかって、やや華やかな音色になるとどのように聞こえるか非常に興味があるとことですね。
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割と厚めにゴールドプレートがかかっていそうですね。
デモ音源がありますので聞いてみましょう。
非常に変わった音色ですね。
なんというか、とてもボケた音がゴリゴリして、あまり華やかさがないように聞こえます。
古いセルマーのバンディーに強いマウスピースをつけた時の記憶が甦りました。
バンディーは安い楽器であまりならないのですが、50年代ものは作りが簡素で散った音がします。それによく鳴る現代のマウスピースをつけたときにこのような音が鳴るわけで、
わたしはビンテージの音色というよりは少し安っぽい音色がするな、、、と感じてしまいました。
音色が暗い分もう少し明るいマウスピースをつけるともっといい音色がするかもしれませんね???
かなり個性的な楽器で、演奏者を選びそうな楽器です、、、

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BA アルト 2万3千6百 オリジナルラッカー

今日はBAのアルト2万3千台で、1937年製、BAの2年目の楽器になります。

戦争で製造本数が少なくなる以前のものですね。

さて、昨年にBAを買いたい人がいてかなり探した、、、ということがありました。

BAは本数が少ないながらも割りと売りには出ているので購入すること自体はそんなに難しくありません。

ですが、そこには罠がいっぱい、、、なぜかというと、この時代はリラッカーすることが当たり前だったようで、ほとんどの楽器がリラッカーをされています。

そしてそれらの多くがオリジナルラッカーとして、あるいは曖昧なまま売られているのも事実です。

今回のものはオリジナルラッカーで少なくとも昨年から1年以上見てきた中では抜群に美しい楽器です。

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リラッカーさせている楽器はそのほとんどが、リラッカーすると細い線はほとんど埋まってしまいますから彫刻で見分けることが出来ます。

この時代の彫刻は本当に芸術品で、細い線の部分が多く細かいですね。

現代のマウスピースで吹いた参考音源があるのできいてみましょう。

かなり明るい音であまりBAっぽくないですね。

これなら音色的にはSBAでもいいわけであまり面白そうな楽器ではありませんが、希少性は非常に高くこのような楽器はそうは見かけません。

値段も6500ドルで中々良いお値段ですね???

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セルマー スーパー バリトン 1万8千7百番台 オリジナル重クロム酸フィニッシュ

今日はセルマースーパーのバリトン、1万8千7百番台です。

1933年製でシリアル的にはRadio Improveと重なるあたりですね。

さて、この楽器はレア度はかなり高く、まさにone of a kindというものです。

それはこのフィニッシュにあります。

セルマーの本社には楽器の台帳があって、そのシリアルがどこの地方に出荷されたかまでわかるのですが、この楽器はセルマーの歴史の中で唯一の暗いゴールドプレート仕様なのです。

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この楽器の正式なフィニッシュの名前はわかりませんが、重クロム酸でつや消しをしてあるゴールドプレート?という感じでしょうか?

即ち、この楽器のくすんだ感じは最初からこうであり、この先も変色することはないということになります。

肝心の音色まではわかりませんが、華やかさのないゴールドプレートの音がするでしょう。

即ち、ギラギラした感じが通常のゴールドプレートより弱まっていることでしょう。

アルトや、ソプラノならこのようなフィニッシュは艶がなくなるので合いませんが、バリトンなら音を太くするまま暗い野太い音を維持できると思えば、バリトンにこのようなフィニッシュをまず実験的に施したのはよくわかります。

ですが、これ以降やらなかったということは、イマイチだったのかもしれませんね?

非常に珍しい実験的な楽器です。

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アメセル SBA バリトン 5万2千4百 LowA

今日はアメセルSBAのバリトンLowA付きの5万2千台です。

バリトンにLowAがついたのはSBAあたりからで、この5万2千台はLowAの楽器としてはかなり初期の楽器になります。

そもそもこの時代のSBAはBbまでの楽器が非常に多く、LowAというのはまだまだ実験的でみんな手を出しにくかったことでしょう。

LowAはコンサートCの音が出せるのはいいのですが、音色的にはBbよりはかなりこもって詰まった感じになるので、今となっては普通の音色もこの時代ではLowAを選ぶ人は少なかったことでしょう。

しかもアメセルですから、非常に珍しい楽器です。

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5万台はテナーやアルトは暗い色をしているものが多いですが、この楽器は色が明るいですね。

テナーではやはり低音の軽さが一番の評価の理由ですが、このバリトンも持ってみると現代の楽器よりも遥かに重さそのものが軽いことに驚くでしょう。

もちろん低音そのものも軽く吹ける半面、全体的にパワーがないという弱点もあります。

その意味では弱い楽器ということができるでしょう。

音色的にはマークシックスよりはちょっと丸さはあると思いますが、現代のマウスピースをつけてしまえばその辺の差はあまり感じないでしょうから、バランスをとるならもう少しあとの初期、中期マークシックスを好む人もいるでしょう。

希少性もあって値段的には、テナーと同じくらいの値段がついています。


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アルト BA 2万8千6百 ドーシーモデル

今日はバランストアクションの2万8千台、ドーシーモデルのシルバーです。

ドーシーモデルはBAの時代に前モデルであるレイディオインプルーブドのデザインを残したBAです。

考えようによっては残り物を使ってBAにも当てはめてみたモデルですが、ジミードーシーさんの名前でちょっとヴィンテージ感がある限定モデルです。

2万8千は1939年で戦争直前ですから、おそらくドーシーモデルとしてもかなり後期のものだと思います。

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ドーシーモデルも部品のバリエーションがあるようで、これは低音のアームが簡略化されていますね。

おそらく部品がなくなったのでしょうか???

そしてこれは珍しいシルバープレートですが、オリジナルとして売られているようですが見た感じはリプレートに見えますね。

傷の上にプレートが載っているので後からかけなおしたものでしょう。

この時代のBAはほぼリラッカーされているので仕方ないですね。

しかし、珍しいドーシーモデルにシルバーがかかってややパワーがついていますから、通常のモデルよりもしっかり鳴って、音もややフォーカスしていることでしょう。

非常に珍しい楽器だと思います。


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セルマー BA  アルト 2万8千9百 ゴールドプレート

今日はBAのゴールドプレート2万8千9百台です。

1939年製の楽器ですが、この翌年には戦火が激しくなりわずか2百本ほどしか作られませんでした。 その前年には1700本でしたがそのうちの一本になります。

ちなみに現在では年間2万本くらい作られているようです。

さて、BAの時代はラッカーが剥がれやすいためか?オリジナルのフィニッシュのコンディションのものはほとんど見かけません。

それがまさかのオリジナルゴールドプレートだそうです。

オリジナルかどうかは実物でしか判断できませんが、少なくとも色的にはかなり古いゴールドプレートですからオリジナルの可能性が高いでしょう。

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コレクター向けと言ってもいいくらいのかなりのレア楽器ですが、ゴールドプレートによってより実用的な楽器ともいえます。

この頃は楽器そのものが弱いですが、プレートによってパワーが増し、より押せるようになり、弱点であるパームキーの鳴りもより均一になりますから、ゴールドプレートがより望ましいですね。

さらには、ゴールドプレートはマークシックスを含む近代の楽器は暑苦しい重い音がしますが、この時代のゴールドプレートは音色に優美さを加えるという点でもポイントが高いですね。

BAファンにはおススメの楽器です。


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セルマー Radio Improved 2万0千2百

今日は古いセルマーです。

1934~35年あたりにつくられたRadio Improvedというモデルで、その名のとおりラジオ全盛の時代にラジオのレコーディング用に改良された、、、という意味のモデルです。

基本的にはセルマースーパーサックスシリーズの一部だそうで? SSSモデルと呼んだりもするそうです。

今回のものはその中でも中期あたりのRadioとなります。

この時代の楽器はほぼリラッカーされていますが、この楽器もリラッカーです。

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シガーカッターと何が違うのかという点はあまりよくわかっていないのですが、キーが微妙に異なったり、オクターブキーの穴がちょっと異なるようですね。

恐らくネックの形や本体の形も微妙に異なるのでしょうが、本質的にはこのスーパーのサックは同じモデルということなのでしょう。

そうでなければ、マークシックスはシックスからセブンではなく、マークシックスがマークテンくらいまであって、マークセブンはマーク20とかそんな名前にならなければいけないほどマイナーな改良はたくさんありますから、そのくらいの違いなのでしょう。

このRadioのあたりの楽器は、非常に散ったサウンドが特徴でまさにスイング時代の香りがしますね。

やはりああいう音楽をやるにはこう楽器ではなくてはならない音色があります。


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