カテゴリー「Otto Link」の記事

オットーリンク スラント アルトの偽物

さて、今日はアルトのスラントの偽物です。

 

先日もこのマウスピースの類を石森管楽器に持っていっていろいろ勉強させてもらいましたが、スキャンして型を作って、、、という工程で製造されているようですね。

 

それゆえ、実物と同じフェイシングカーブ、オープニングのデザインを持っているので、それゆえそれなりに吹きやすいのであろう、、、とのことでした。

 

これにつきましてはまた後日レポートしますが、今までご紹介した偽物マウスピースは、それを作るときにすべて本物を手に入れてやっていることになり、それはそれでかなりの労力がかかっています。

 

さて、そのような状況でのアルトのスラントのコピー品ですが、今まで出てきたコピー品のすべてが6というサイズです。

それ以外のサイズのコピー品は少なくとも私は見ていないので、おそらく、アルトのサンプルは6というサイズしか取れなかったということを示唆しています。

 

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さすがにテーブルの鑢の目の再現は非常によくできていますが、このマウスピースに関してはロゴなどのデザインに違和感たっぷりですね?

ちょっと鮮明すぎるというか、写真の写り方を考慮しても色味はかなり違って見えます。

 

むしろロゴはこんなにべったり塗らずに、薄い白い色をなんとなく付けるだけでよかったんじゃないかな、、、と思ってしまいますね?

 

さらにはアルトのスラントをコピーするくらいなら、もっと他のマウスピースをコピーしたほうが儲かりそうなので、あまりサックスには詳しくない人なのかもしれません。

これは粗悪な偽物なので騙される人は少なそうですね?

 

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テナー スラントのニセモノ

今日はスラントの偽物です。

オットーリンクのビンテージのラバーマウスピースは、アーリーバビットも含めて最も多く模造品が放出されたモデルでしょう。

確認できるだけでも、

スラントのWT

5*

6*

7*

10

などありました。

USA付きのモデルから、NoUSA,初期テーブルスタンプ、アーリーバビットのレイトフロリダなど、多岐にわたるモデルがあるようですので、

基本的には全モデル、全サイズあっても不思議ではないですね。

今回ご紹介するのは10番の偽物になります。

Ts-slant106 Ts-slant102 Ts-slant105 Ts-slant103 Ts-slant101 Ts-slant104

 

まあまあきれいな感じですね。No USAで10番ですから、まあまあ珍しいものです。

ホンモノのNoUSAを持っている人ならわかると思いますが、やはりプラスチックのようなテカテカ感はありますよね?

ホンモノはもっとしっとり、ざらついた感じが強いです。

ですが、写真だけで見分けるのはやはり至難の業、、、

唯一のわかりやすい違いであるお尻の部分を見てみましょう。

 

Ts-slant107

下の中心部に、穴があります。

表面は傷のようなものもいっぱいありますね。

さすがにオットーリンクのラバーは拡散の具合が広く、至るところで、、有名な海外のお店でもすでに本物として売られていますね。

 

皆さん、もうネットでマウスピースを買うのはやめましょう、、、

 

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驚愕! テナースラントNoUSAとメイヤーブラザーズアルトの完全なニセモノが世界中に拡散!?!?

さて、年末年始にかけて世界中で衝撃的な事実が世間を駆け巡りました?

私もサックスマニアで有名なK氏に写真など詳細な情報をいただきました。

 

先に結論をを述べると

 

★テナー ラバースラントシグニチャー No USA

★アルト メイヤーブラザーズアルト

★ ニューヨークメイヤーのソプラノ

★ ブルージャンボのアルト

 

の偽物が出回っている。

(のちに追記:2018年に多く見かけましたが、2017年初頭にはもう出回っていると考えたほうがよさそうです。)

 

しかも、基本的に写真では見分けがつかない

 

この詳細な情報は、マウスピースのレビューで有名なネフさんのブログに書かれています。

 

Snapcrab_noname_202013_103749_no00

https://www.neffmusic.com/blog/2019/12/buyer-beware-counterfeit-vintage-saxophone-mouthpieces-galore/

 

詳しくはこちらに書かれていますので、下のコメント欄まで詳しく見ていただくと世界中の人の反応までわかるでしょう。

しかし、英語が堪能でない方のために、要点だけまとめると、、、

 

見ただけでは見分けがつかないので、リフェイサーとして有名なブライアンパウエルにマウスピースを送って意見を聞くと

 

削ったときに、本物は茶色い粉が出てくるが、偽物は白っぽい

材質が全く異なる

そして彼がもう一点挙げたのは、

 

テナーのスラント模造品は、シャンクの終わりの部分が型で焼いたままの段になっているのに対し、本物の(ブライアンの所有の)アーリーバビットは滑らかである。

 

Snapcrab_noname_202013_104451_no00

 

このシャンク部分の違いに対しては、製作者がこのポストを見ればすぐ修正してくるでしょうからこの先にはあてにはできません。

 



メイヤーブラザーズの偽物は、後期版の背中側にチェンバーサイズが書かれているタイプのものになります。

つまり、この後期版のメイヤーブラザーズは偽物がすでに多く出回り、、私が知る限りでは、日本のオークションにもこのようなものがすでに出回っていたので、日本国内にもすでに流通しているものと考えます

 

基本的に削る以外偽物を見分ける方法はない

 

のですが、先のオットーリンクのシャンクの終わり部分の違いに加えて

 

★オイルを塗っているためピカピカしている

★マウスピースの内部の線がオリジナルのほうがより長く伸びているかも?

 

ですが、上記の違いは確実な違いではないでしょうから、削って材質の違いを見分けること以外に確たる証拠はありません。

 


これらの出品は、元はイーベイで出されていたもので、

Hungary, Greece, Scotland, UK

あたりを移動しながら出品されています。

これらの国を見て心当たりがある人も多いでしょう。

 

2019年の春先あたりから夏くらいに多く出品されていましたね???

あれは全部偽物、、、ということになりす。

そして、それは日本にも多く入ってきて、すでに日本のオークションでも売られていました!

 

スラントとメイヤーブラザーズは、注意しましょう!

 

K様情報ありがとうございました。

 

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エディーダニエルさんのアーリーバビット ラバー 6*

今日はエディーダニエルさんの使っていたリンクラバーマウスピースです。

 

私の中ではエディーさんはテナーを明るい音でバリバリ吹いているイメージだったのですが、最近はもっぱらクラリネットが中心で

テナー奏者という感じではなくなっているようです。

昔のアルバム聴くと、エディーさんがテナーのワンホーンなどでフューチャーされているようなアルバムをよく見たような気がするのですが、今回のマウスピースは彼が70年代初期、、すなわちレイトフロリダの時代に新品で買って使っていて、のちに生徒に売ったものになります。


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これはどう見てもレイトフロリダで、フロリダで半分仕上げられたマウスピースです。

 

ですが、、おや、、、と思うことが、、、

これをお持ちの方は共通の悩みだと思うのですが、、、どのリガチャーもはまらず細いですよね?

現行のリガチャーもいろいろサイズが出ているものでもはまるものがなくて苦労しているという話をよく聞きます。



といったわけでこの写真を見たときに、、、む、、セルマーのリガチャーはつかないかも、、、でもエディーさんはこれで吹いていたそうです。


セルマーのリガチャーはロングシャンクあたりについていたやつですね。

なのでこのレイトフロリダはちょっと太いのかもしれません。


実際、キャップのほうはかなり絞ってあって、細いからな、、、と納得してしまいます。


エディーさんのイメージだと、しっとりというよりは、やはり明るくバリバリいけるマウスピースだと思います。

このタイプは、細いせいで割とカラッとしていて直線的に鳴り、重たい音はしないですから、これを見て彼の演奏のイメージと合ったので納得でした。

エディさんのファンにはたまらない逸品ですね???


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オットーリンク ソプラノ アーリーバビット 7*

今日はアーリーバビットのソプラノ7*です。


アーリーバビットと言っても、もはや何を指すのかあいまいですが、70年代のオットーリンクとするならばこのマウスピースは中期あたりでしょう。

バビットに移ってからも鑢の目は刻々と変化していきますが、いい頃の鑢の目で、先端が細いのが重要ですね。


テナーほどはソプラノのこの時代のマウスピースを見かけませんが、このマウスピースにはしっかりとバッフルがついています。

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チェンバーが狭いものが多いような気がしますが、あいにくこれは中は写真がないのでわかりません。

セルマーと並んでビンテージソプラノの双頭の一角ですが、セルマーよりも色々なバリエーションがあって中々マニア泣かせですね?

おそらくこれは割とスタンダードに明るすぎずに鳴ってくれると予測しますが、そのあたりの届くまでのドキドキ感がたまりませんね?

開きは実測69で、ソプラノとしては少し大きめで体力が入ります。

スタンダードなアーリーバビットソプラノで中々面白そうですね???


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オットーリンク 初期ダブルリング テナー

今日は初期のダブルリングです。

ダブルリングはダブルラインとかダブルバンドともいわれる、初期のスーパートンマスターの代名詞です。

もっとも人気があり、値段も張り、希少性の高いのが特徴ですが、その中でも見栄えだけでも4,5種類に分類され、レアもののトランジショナルを含めるともう少しバリエーションがあるように思います。

より古い初期のものはニューヨークで作られニューヨークダブルリングと呼ばれますが、一般的にはバイトプレートが長いのが特徴です。

今回のものはそれよりも古い、トーンマスターからの移行期にあたる最初期のダブルリングです。

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マニアな人ならすぐわかると思いますが?トーンマスターと書かれたバージョンもあって、トーンマスターからの移行期であることが伺い知れます。

もちろんトーンマスターの時代も特に内部のデザインは刻々と変化していきますが、最初はその流れでこれも作られ、デザインが大幅変わったから名前も変えてしまおう、、、と心変わりしたと想像しています。シリアルもトーンマスターからの通しで進んだ番号なのでしょう。

ですが、やっぱり変えようと、、、いわゆるニューヨークバイトプレート長めダブルリングに移るわけですね。

といったわけで、これそのものはトーンマスターとほぼ同等で、トーンマスターを使うのと同じ気持ちでしょう。

あいにく今回のものは大幅にリフェイスされており、オリジナルのデザインはわかりませんが、トーンマスター由来のバッフルやや高め、、、というデザインは見て取れます。

そして中はかなりくりぬかれて、ラージチェンバーといったところですね。

中々面白い逸品ですが、リフェイスが残念なところです。

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オットーリンク ダブルリング テナー 9 

今日はダブルリングのテナーの9です。

トーンマスターの9は数本見かけたことがありますから、その後のダブルリングに9番があっても何の不思議もありません。

しかしながらサイズ的には特注のみの製作であったはずで、そんなに数は多くないのでかなり珍しいものということができます。

あいにく今回のものは7にサイズダウンしてるのでオリジナルの様子はあまり伺いしれませんが、それでもかなり使い込まれています。

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リフェイスしたのは最近、、おそらく中古としてこのマウスピースを手に入れた人のようですから、このダブルリングはオットーリンクの字が消えるまで激しく使用されたわけですね。

さて、9番を7にサイズダウンして入口の底が上がっているのにメッキが残っているということは、オリジナルよりはかなりバッフルが高いということになります。

さらには、9番は7番よりもチェンバーが大きいはずですが、それはサイズダウンによって戻すことはできませんから、音が散った広がった音がするはずです。

そこに高めのバッフルがついているわけですから、ブワッと広がった音の中心部分にバッフルのフォーカスしたバズが乗っているような状態でお互いの音色の特色を打ち消すようなデザインになっています。

いくらダブルリングでも、オリジナルとは別物のマウスピースになってしまってやや残念ですね?

見れば見るほど、チェンバーが大きいな、、、と思うわけで、マウスピースがやや短いこともさておき、その絶妙なバランスがダブルリングの良さだということが改めて垣間見えるマウスピースでもあります。

でも10万円は高いかな???

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オットーリンク アルト 後期ダブルリング 7

今日はアルトのダブルリングの7です。

番号が側面に打ってありますからダブルリングとしては後期のものですね。

この後No USAモデルに変わりますが、両モデルの差は大きいですね。

まず根本的に皆さんがフロリダリンクを吹いた時の感想として、結構モコモコして詰まった感じがあるな、、、スティットのような明るい音でないな、、、ということだと思います。

これを少しずつ遡っていくと、音が近い鳴り方をする、、スティット先生のイメージに近い鳴り方になってきます。

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私の中ではアルトもテナーも、この後期ダブルリングが最高のリンクメタルです。

サウンドと反応もバランスが最高で、テナーでもダブルリングの後にNo USAを吹くと角が立つな、、と感じます。
もう一つ重要な要素としては、音が近い感じです。

特にアルトではダブルリングはマウスピースが短いのですが、それゆえマウスピースに詰まった感じがなく、近い鳴り方をします。

そのフィーリングがこの時代のサウンドを奏でる一つの大きな要素で、現代のマウスピースでは全く再現できていないところですね。

今回のマウスピースは、まさにスティット的なマウスピースですが、かなり摩耗しているので、難がありそうでなかなか手は出せないですね。

しかしスティットファンとしては 一度は通っておきたいマウスピースですね???
900ドルは高すぎるかな??
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オットーリンク アーリーバビット レイトフロリダ 6 テナーラバー

今日はアーリーバビットのテナーラバーマウスピースです。

アーリーバビットも、即ちバビット社がオットーリンクを作り始めてからの数年のマウスピースは、番号付き以前でも少なくても4,5種類ほどの型があってそれぞれでいろいろなキャラクターがあります。

その中でも今回のものは最も初期のアーリーバビットで、本質的にはスラントとほぼ同じものです。

その中身ですが、決定的にバビットと異なるのは鑢の目ですね。

形もそうですが、このタイプのマウスピースは鑢の目がデニム模様というか、十字に畳の目のようになっているので見分けやすいですね。

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オットーリンクの買収の移行期間は2年間ありますので、かぶっている時期があります。

テーブルがスラントと同じ仕上げになっているので、これは移行期間中に作られたもので、テーブルがフロリダと同じということはほどスラントに等しいもので、移行期間中にフロリダのほうでほぼ仕上げられたものでしょう。

さて、アーリーバビットにもいろいろな形状や仕上げがありますが、このタイプのマウスピースはやや細身です。

すごく太いものもこの後に出てきますが、やはりマウスピースが形状によっても音が大きく変わります。

即ち、アーリーバビットの中でもデザインによって音の趣向がかなり異なります。

このマウスピースはかなり細身で軽いので、直線的で軽い鳴りをします。

このあとビークがストレートなものがしばらく続き、ビークがやや斜めになって太めのものが出てきますが、総重量だけでなくビークの形が変わるだけでマウスピースの鳴り方が大きく変わるようです。
いろいろまとめて吹いてみると、、、材質の違いもさることながら、ビークがストレートなほうがカラッと鳴るように思います。

なんというか、音の輪郭がちょっとはっきりするような鳴り方、、、というか、カラッとしたような感じです。
逆に後のビークが斜めの太いものは、ずっしりまとまった音の感じですね。
そしてその後には、やや細身のものが出てきますが、この頃になるとかなりプラスチックも多く、細身で軽い感じでババババっとなります。
このように、アーリーバビットだけでもかなり色々なキャラクターがあってとても楽しいですね。


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オットーリンク スラント テナー 3* No USA

今日はスラントのテナー3*です。

usaがついていませんので、スラントしては中期あたりでしょうか?

この時代はまだまだこのようなサイズを使っていた人がいたことでしょう。

とういうのも、トーンマスターの時代は3*が標準のサイズと書いてありますから、No USAの時代の50年代後半あたりでもそこまで小さすぎないイメージだったことでしょう。

3*といえどもレゾチェンバーよりはしっかりバッフルがついており、それなりに吹きやすかったことでしょう。
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プツプツとして、しっとりしたラバーの材質でとてもゴムっぽい感じがいいですね。

No USAだと3*というサイズはそれなりに存在しているはずですが、実際見かけることはそう多くありません。

小さいマウスピースといえども現代のものよりはしっかり鳴るでしょうから、フェイシングの長さなどがどうなっているか研究する目的で欲しい人も多いはずです。


こういうものはリフェイスせずにそのまま残していきたいですね。
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