カテゴリー「Otto Link」の記事

オットーリンク ダブルリング テナー 9 

今日はダブルリングのテナーの9です。

トーンマスターの9は数本見かけたことがありますから、その後のダブルリングに9番があっても何の不思議もありません。

しかしながらサイズ的には特注のみの製作であったはずで、そんなに数は多くないのでかなり珍しいものということができます。

あいにく今回のものは7にサイズダウンしてるのでオリジナルの様子はあまり伺いしれませんが、それでもかなり使い込まれています。

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リフェイスしたのは最近、、おそらく中古としてこのマウスピースを手に入れた人のようですから、このダブルリングはオットーリンクの字が消えるまで激しく使用されたわけですね。

さて、9番を7にサイズダウンして入口の底が上がっているのにメッキが残っているということは、オリジナルよりはかなりバッフルが高いということになります。

さらには、9番は7番よりもチェンバーが大きいはずですが、それはサイズダウンによって戻すことはできませんから、音が散った広がった音がするはずです。

そこに高めのバッフルがついているわけですから、ブワッと広がった音の中心部分にバッフルのフォーカスしたバズが乗っているような状態でお互いの音色の特色を打ち消すようなデザインになっています。

いくらダブルリングでも、オリジナルとは別物のマウスピースになってしまってやや残念ですね?

見れば見るほど、チェンバーが大きいな、、、と思うわけで、マウスピースがやや短いこともさておき、その絶妙なバランスがダブルリングの良さだということが改めて垣間見えるマウスピースでもあります。

でも10万円は高いかな???

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オットーリンク アルト 後期ダブルリング 7

今日はアルトのダブルリングの7です。

番号が側面に打ってありますからダブルリングとしては後期のものですね。

この後No USAモデルに変わりますが、両モデルの差は大きいですね。

まず根本的に皆さんがフロリダリンクを吹いた時の感想として、結構モコモコして詰まった感じがあるな、、、スティットのような明るい音でないな、、、ということだと思います。

これを少しずつ遡っていくと、音が近い鳴り方をする、、スティット先生のイメージに近い鳴り方になってきます。

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私の中ではアルトもテナーも、この後期ダブルリングが最高のリンクメタルです。

サウンドと反応もバランスが最高で、テナーでもダブルリングの後にNo USAを吹くと角が立つな、、と感じます。
もう一つ重要な要素としては、音が近い感じです。

特にアルトではダブルリングはマウスピースが短いのですが、それゆえマウスピースに詰まった感じがなく、近い鳴り方をします。

そのフィーリングがこの時代のサウンドを奏でる一つの大きな要素で、現代のマウスピースでは全く再現できていないところですね。

今回のマウスピースは、まさにスティット的なマウスピースですが、かなり摩耗しているので、難がありそうでなかなか手は出せないですね。

しかしスティットファンとしては 一度は通っておきたいマウスピースですね???
900ドルは高すぎるかな??
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オットーリンク アーリーバビット レイトフロリダ 6 テナーラバー

今日はアーリーバビットのテナーラバーマウスピースです。

アーリーバビットも、即ちバビット社がオットーリンクを作り始めてからの数年のマウスピースは、番号付き以前でも少なくても4,5種類ほどの型があってそれぞれでいろいろなキャラクターがあります。

その中でも今回のものは最も初期のアーリーバビットで、本質的にはスラントとほぼ同じものです。

その中身ですが、決定的にバビットと異なるのは鑢の目ですね。

形もそうですが、このタイプのマウスピースは鑢の目がデニム模様というか、十字に畳の目のようになっているので見分けやすいですね。

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オットーリンクの買収の移行期間は2年間ありますので、かぶっている時期があります。

テーブルがスラントと同じ仕上げになっているので、これは移行期間中に作られたもので、テーブルがフロリダと同じということはほどスラントに等しいもので、移行期間中にフロリダのほうでほぼ仕上げられたものでしょう。

さて、アーリーバビットにもいろいろな形状や仕上げがありますが、このタイプのマウスピースはやや細身です。

すごく太いものもこの後に出てきますが、やはりマウスピースが形状によっても音が大きく変わります。

即ち、アーリーバビットの中でもデザインによって音の趣向がかなり異なります。

このマウスピースはかなり細身で軽いので、直線的で軽い鳴りをします。

このあとビークがストレートなものがしばらく続き、ビークがやや斜めになって太めのものが出てきますが、総重量だけでなくビークの形が変わるだけでマウスピースの鳴り方が大きく変わるようです。
いろいろまとめて吹いてみると、、、材質の違いもさることながら、ビークがストレートなほうがカラッと鳴るように思います。

なんというか、音の輪郭がちょっとはっきりするような鳴り方、、、というか、カラッとしたような感じです。
逆に後のビークが斜めの太いものは、ずっしりまとまった音の感じですね。
そしてその後には、やや細身のものが出てきますが、この頃になるとかなりプラスチックも多く、細身で軽い感じでババババっとなります。
このように、アーリーバビットだけでもかなり色々なキャラクターがあってとても楽しいですね。


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オットーリンク スラント テナー 3* No USA

今日はスラントのテナー3*です。

usaがついていませんので、スラントしては中期あたりでしょうか?

この時代はまだまだこのようなサイズを使っていた人がいたことでしょう。

とういうのも、トーンマスターの時代は3*が標準のサイズと書いてありますから、No USAの時代の50年代後半あたりでもそこまで小さすぎないイメージだったことでしょう。

3*といえどもレゾチェンバーよりはしっかりバッフルがついており、それなりに吹きやすかったことでしょう。
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プツプツとして、しっとりしたラバーの材質でとてもゴムっぽい感じがいいですね。

No USAだと3*というサイズはそれなりに存在しているはずですが、実際見かけることはそう多くありません。

小さいマウスピースといえども現代のものよりはしっかり鳴るでしょうから、フェイシングの長さなどがどうなっているか研究する目的で欲しい人も多いはずです。


こういうものはリフェイスせずにそのまま残していきたいですね。
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オットーリンク アーリーバビット テナー ラバー7

今日はオットーリンクのアーリーバビットのラバーの7です。
最近はこの初期のアーリーバビットのマウスピースがよく出てきますね?

初期とわかる理由は、ビークが真っ直ぐなのもそうですが、鑢の目がフロリダの仕上げになっていることです。

即ち、ほぼフロリダで仕上げられたもので実質スラントと同じものといってもいいくらいのものです。

さて、このマウスピースは当時フロリダに住んでいた人が地元の楽器屋さんで買ったものだそうです。


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さずがにこのフロリダの、、Late Floridaと呼んだりもしますが、ティップが細くていいですね。

さて、このマウスピースの持ち主によると、当時フロリダにいると、オットーリンクの職人さんから直接マウスピースを買うことが出来たそうです。

その一人がBen Harrodさんだそうで、この人もその彼から直接スラントをいっぱい買ったそうです。

なんとうらやましいことでしょう、、、


ですが面白いのは、ハロッドさんから買ったスラントたちよりもこのアーリーバビットのほうが好きだったそうです。


実質スラントとこのマウスピースは大差はないはずですが、アーリーバビットが支持されていることを物語っている話として私は興味深かったです。

さて、この初期アーリーバビットはバッフルが中期に比べると角度があるというか、容積的に詰まりすぎていないというか、、、バッフルはあるが中期ほどは鋭くないわけです。

こういうものはジャズに向いていますから、人気も高いですね???
何故USAの文字がついていないのかはわかりませんが、そういうものも見かけるので、それは置いていきましょう。

1000ドルくらいで買えるようですから、スラントよりはお買い得ではないでしょうか???

追記:ベンさんは2005年に亡くなられていて、60年代から売られるまでオットーリンクのオーナーだったそうです。毎週土曜日にマウスピース診断をするサービスもあったようですね???さらにはアーニーワッツのために、13と14と15のサイズのマウスピースを作ったそうです。ワッツ氏は、13が気に入りさらに数本作ってもらったうちの13の2本目を今でも使っているそうです。ベンさんはかなり有名人でした、、、

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オットーリンク レゾチェンバー Lyle Bowenモデル

今日はオットーリンクの本人モデルです。
40年代のレゾチェンバーですが、ライル ボーエンさんという人のカスタマイズモデルだそうです。

このボーエンさんはなんとあのジョーアラードの師匠だった人です。

もちろんジョーアラード氏はオットーリンクにJAモデルと本人モデルが発売されるほど、当時のスタープレーヤーでかのブレッカー氏やボブバーグ氏も師事した人物です。

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本人の名前が背中に書かれていてかっこいいですね。

大きさは4*で、この時代にしては標準的ですがやはりかなり小さいですね。

この先生もややクラシックよりな人だったことでしょう。

デザイン的には見た目での違いは分かりません。チェンバーだったり細かいところがやや違うのでしょう。
このマウスピースはアラード先生の紹介によって作られたものと考えられます。

このような特注マウスピースは多く見かけますが、このマウスピースはこの1本しかないわけで、そういう意味では非常に珍しいですね。

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オットーリンク トーンマスター アルト 8*

今日はアルトのトーンマスターの8*です。
トーンマスターの時代は4,5,6あたりが主流で大きなサイズのマウスピースはラインナップにはありませんでした。

今回の8*は当時でも、特注でしか手に入らなかったものです。


このマウスピースも誰かが特別オーダーしたものでしょう。

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かなりきれいでほとんど使われていませんね。

サイズは8*で95だそうです。

かなり大きいサイズで、当時の楽器としてはかなり大きな音が出たことでしょう。

リンクの8*や9はテナーでもちらほら見かけますが、サイズは意外に適当だったりします。

8*というサイズも何となくつけたのではないかと思いますが、ほかにこのサイズがあってもこの大きさと異なることでしょう。

非常に珍しいマウスピースです。


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オットーリンク アーリーバビット テナーラバー フロリダ 7

今日はオットーリンクのテナーのアーリーバビットの7です。

今回のものはビークが真っ直ぐになっていて、かつ鑢の目がフロリダの仕上げと同じです。

すなわち本当のフロリダブランクの在庫、、というよりはそのほとんどがフロリダで仕上げられ、バッフルのデザインもフロリダとほぼ同じで本質的にはスラントと同じもの、、、というアーリーバビットです。


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Lateフロリダアーリーバビットとも呼ばれるこのタイプのマウスピースは、最も初期のアーリーバビットで工場移転中に作られたものです。

昔はこのあたりのマウスピースだけをアーリーバビットと呼んでいましたが、最近は80年代のものまで混在して?呼んでいますね。

しかし、この時代のマウスピースは、材質はもちろんビークや、マウスピースの細さ、太さも異なり、形状が異なれば重さも異なるので鳴り方も大きく異なります。


マニアではビークがこの形でないと、ああいう古い音が出ないという人もいます。

マウスピースが細いこの形は、バッフルの鋭さではなく形状による音の直線的な伸びがありますね???


さて、今回の写真は鑢の目が非常にきれいに映っていて、ティップのほうまでレールに鑢の目がはっきり見えます。


オリジナルであることは明白で、開きも7ですからかなり人気も高そうです。

こういうアーリーバビットはいいですね???


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ルータバキンさんのスラント

今日はルータバキンさんのスラントです。

日本でも頻繁に演奏されているタバキンさんですが、アメリカで同じリペアの人に通っていたので彼の楽器に対する考え方にはなじみがあります。

基本的には大きいメタルリンクで轟音で吹く、、、楽器もゴールドプレートなど派手な楽器が好みのようで、リペアにも相当こだわる方のようです。

さて、そんなタバキンさんが昔持っていて、かのフランクウェールズにリフェイスして112まで広げてもらったスラントの7*です。

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フランクウェールズはかなり明るいマウスピースを作ることで有名ですが、リフェイスもどちらかといえばそっち向きでしょう。


タバキン氏も明るい音が好みでしょうから、広げてバッフルの底を上げてあるようです。

USAがついていないスラントで、プラスチック成分が少ないプツプツとしたタイプのいい素材ですね。


おそらくリフェイスしてもギスギスしない明るすぎない音がすることでしょう。
彼にはちょっと暗すぎて合わなかったのかもしれませんね???

ファンにはたまらない逸品です?
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オットーリンク テナー アーリーバビット 7*

今日は王道のアーリーバビットテナーのラバーの7*です。

アーリーバビットも何がなんだか、、、情報が錯綜していて、何でもかんでもアーリーバビットとして出回っています。

今回のものはビークがまっすぐですが、鑢が太いものなので、バビットに移ってから第2世代か3世代目くらいのものですね。


少しリフェイスされているようです。
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バッフルが鋭くなりつつある頃ですが、まだ穏やかなほうでこれなら中々いいサウンドが楽しめそうですね。


アーリーバビットはバッフルが高いので、かなりエッジの立った音がするものが多いのですが、これはみんなが欲しいジャズ的なものでいいですね?


通常はUSAの文字がついていて、その大きさが、、、ということで、時代を判断しますが、これはUSAがついていません。
付け忘れただけかもしれませんが、非常にその点が面白いですね???
そんなところばっかり気になるので、周りの人に呆れられてる今日この頃です、、、

中々良さそうです。
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