カテゴリー「Mark 6」の記事

アメセル ソプラノ 10万7千台 ボブシェパードさんの楽器

今日はソプラノの10万7千台です。
まず、この楽器には指掛けのところにマークシックスの刻印がありますが、彫刻はありません。

この時期のアメリカのソプラノでは、このように刻印のみ入った楽器が多く見かけられます。

アメセルのソプラノにも刻印がありますから、アメリカの工場経由で入ってきたものでしょうが、フランス組み立てに刻印を入れただけかもしれませんし、中途半端な楽器です。


さらには、色はかなり明るめにも見え、アメセルのアルト、テナーでもこういう色があるのでアメセルと同等である可能性もあります。


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何でもこの楽器はボブシェパードさんが使っていたそうです。

バークリーの教授としても有名な彼は、楽器マニアとしても知られています。もちろんソプラノもアメセルを多く吹いているでしょうから、その彼が使っていたということはそういうフィーリングがあるということでしょう。


ソプラノでは、アルトやテナーのように管体がひとつなので組み立ての違いはないので、底までフラセルとアメセルの違いは出ないように思われるかもしれませんが、それが大きな間違いです。

アメセルとフラセルの決定的な差は、やはりその材質にあります。楽器の重さも違うし、ラッカーが剥がれたところに見える銅が固まって入っているようなことはフラセルでは見られません。


私はソプラノでもアメセルとフラセルでは大きな違いを感じます。どんな違いか、、、聞かれると言葉では説明するのが難しいのですが、楽器の鳴りかたが違います。

なんというか、音の輪郭というか、、フラセルは中心に重心があるような重たい鳴り方をしますが、アメセルはカラッっとしているというか、、、音の質が違います。


もちこの楽器がアメセルであればそのようなフィーリングがあるでしょうから、わかりやすいでしょう。

ボブさんの裏書もありますし、お買い得かもしれませんね???


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アメセル テナー 8万3千台 特別彫刻

今日はアメセルテナーの8万3千台です。

この楽器にはU字管まで特別彫刻がついています。

通常この手のものは、フラセル彫刻なしに後から彫刻を彫ったものだったりするか、リラッカー的なものが多いのですが、これは色などから最初からこういうものだったと推測されます。

彫刻は彫る人の気分でなんとでもなりますから、こういうものは結構見かけることは多いのですが、関係者用か?工場に直接行って買った人がお願いして作ってもらったようなものでしょう。


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特別彫刻が入っているからといっていい楽器とは限らないので、そこはあくまでも見栄えだけの問題ですね。
8万台は色々な楽器があるあたりですが、この楽器はあまりキャラクターが濃くなく、ちょっと明るくパリッと鳴りそうですね?


8万台は何でもかんでもブレッカーという名目が付きまといますが、彼のゴリッとしたキャラクターで暗い音色が鳴るような楽器には見えないので、8万台にありがちな明るい系の楽器であろうと思います。

見かけはまあまあきれいですから、明るめの音色で軽く吹きたい人にはいい楽器でしょう。

300万で売られていますが、とんでもない金額ですね???


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フラセル ソプラノ 8万6千5百 シルバープレート

今日はフラセルの5桁ソプラノです。

やはり?サウンド重視なら使いにくいのは承知で5桁のソプラノが使いたい気持ちは十分に理解できます。

パワーはないし、高い音は詰まって出しにくいし、、、だけど、あのなんともいえないチャルメラっぽい音色は5桁が最高ですね???

その中でも8万、9万台は、かなり使いやすい楽器で、そのあたりをうまく使っていこうという流れは、この20年くらい出てきたように思います。

それ以前は、もう少し後のほうが好まれていましたよね???

そんな中で、アメセルは中々売っていないから、8万中期のフラセルを狙っている人は多いと思います。


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さて、デモ音源がありますのでどんな音色か聞いてみましょう。

シルバーのせいもあって、かなり重く暗い音がしていますね???


これを聞いて5桁に思う人は少ないでしょう。どっちかというと、もっと後期の音色っぽい感じがしているように思います。


5桁ならもっと開いたチャルメラっぽい音が期待されるところですが、これの楽器は音色的に面白くないですね。


音色が面白くなければこの楽器を使う理由はありませんから、そういう理由で長い間売れ残っているのは非常に納得がいくところです。


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アメセル アルト 14万9千7百

今日は王道の14万台です。

世間では14万台だと何でも、おおっ!!!っという感じになりますが、私の周りの人達は14万何千までこだわる人が多いですね。

それもそのはず、14万台の中でも色々な楽器があって個性も違うので、14万というくくりだけでは、こだわる人の欲求を満たしきれないからでしょう、、、


さて、今日は14万9千台で、14万台として、あるいはマークシックスとして最も大きな鳴りと鋭さを持ち合わせる強力な楽器です。


私もこのあたりの番台をたくさん味見してきましたが、私自身もこの楽器と100ほどしかシリアルが離れていない楽器を持っています。


私が最初にこの楽器を見たときの印象は、あまり見かけない色だな、、、ということでした。
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このあたりの楽器は、基本的には黄色っぽい色が多いので通常良く見かける色よりは暗く見えて珍しいですね。

写真の場合は色見が変わって見えるので、当てにならないこともありますが、通常よりはくすんだ色に見えますね。


正直、彫刻がやや怪しいところもあるので、オリジナルラッカーとして売られていますがちょっと信用できない部分もあります。


ですがオリジナルラッカーとすれば、通常よりも落ち着いた音がするでしょう。このあたりの楽器は非常に鋭くなるので、その角もちょっと丸みを帯びているかもしれません。


キーもかなり開いているので、通常の14万よりは音の飛び方が広がっていることでしょう。

コンディションはあまりよくなさそうですが、14万9千台は鳴り過ぎて味が、、、という人にはおススメの楽器かもしれません???

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アメセル テナー 13万6千0百 ヴァリトン

今日は13万6千台のアメセルテナーです。
13万のテナーは、ギリギリでビンテージ感が5桁よりでこれ以降は、大きく音色が損なわれてくるので人気がなくなってきますね。
13万台はゴリゴリしていながらもすこし枯れた感じもあり、散った感じも少しあり、、、なんとかキャラクターがビンテージよりなものを感じさせます。

しかし、楽器の重さ、、特に低音の重さでは現代的過ぎるので、そういう意味ではあまり人気がありません。

さて、この楽器にはヴァリトンがシステムがついています。

ヴァリトンは67年ごろに登場したマイクピックアップとエフェクター、アンプを備えたシステムで、ブレッカー氏をはじめ一世を風靡しましたね???


この楽器は13万6千ですから、ほぼ一番初期に出てきたヴァリトンシステムのオリジナルインストール楽器ということが出来ます。
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ケースにはVaritoneのロゴがついていますね。この宣伝のチラシの人たちも楽しそうです。
このあとスティットなどもヴァリトンの宣伝に載っていましたね。
写真を見ると管体に線が張り巡らされて、その上にラッカーがかかっているのでオリジナルのヴァリトンであることがわかります。
さらに13万台となるとかなり珍しいと思います。

今となってはヴァリトンのシステムは無用の長物なので、これがついていることはむしろマイナスで、欲しい人はいないでしょう、、、、、
ですが、この初期の状態でオリジナルであればとってしまうのは非常にもったいなく、このままどこかに飾っていてほしいところです。


値段は7500ドルで通常のマークシックスの値段ですが、これを買うにはちょっと決心が必要ですね????
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フラセル アルト 17万台 LowA シルバープレート 特注

今日はフラセルアルトのおそらく17万台です。


写真が不鮮明で19万にも見えますが、17万だと思います。


さて、この楽器にはLowAがついていますが、非常に珍しいシルバープレート仕様です。

私がここ十数年見たLowAアルトは、アメセル、フラセルともラッカー仕上げのものが殆どでしたので、このようなシルバープレートのLowAはゴールドプレートのアメセル並に珍しいものだと思います。

さらには、この楽器には特別オーダーをうかがわせるものがあります。

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まずオリジナルシルバーかという問題がありますが、この豪華な仕様とシルバープレートの状態からしてまず間違いなくオリジナルシルバープレートでしょう。


この楽器には特別仕様であるトリルキーがついています。


右手HighEの横に小さなキーがついているのと、右手の親指の左下あたりに見かけないキーがついているのが見受けられます。


即ちLowAのトリルキー付き、しかも珍しいシルバープレートということは、特注以外には絶対にない構成で、珍しさで言えばこの楽器以外にはこの楽器の仕様は存在しないかもしれません。


さて、肝心の音色ですが、シルバーでLowAですからかなりこもった音で暗い音がするはずです。


この楽器を特注した人は、クラシックマニアで相当なこだわりを持って注文したことでしょうが、あいにくあまり使われずに残っているということは、それほど役に立たなかったのかもしれません。


とても珍しい楽器でコレクター向けですね???



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フラセル テナー 6万3千6百 アメセルリプレートゴールドプレート

今日はフラセル6万3千台のテナーです。

この楽器はゴールドプレートとなっていますが、面白い歴史があるようです。

それは、この楽器の持ち主はこの楽器を元々フランスのセルマーで購入したらしいのですが、それをアメリカに持ち帰って割りとすぐにアメセルの工場でリプレートしてもらったようです。

この楽器は1956年あたりの楽器ですから、リプレートされたのは60年代前後でしょうか?

アメセルのゴールドプレートを持つフラセル、、、というなんとも変わった楽器です、

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もしフラセルならもうちょっと黄色い色をしていてもいいかと思いますので、色としては面白い色ですね?

アメセルよりも太い彫刻が埋まっているように見えますので、実際のアメセルゴールドプレートよりは厚く重いでしょうか?

デモ音源があるので聞いてみましょう。



暗めに吹いているような感じなので実際のこの楽器の音はわからないですね?

その証拠に音はそんなに強く聞こえないので、息を漏らしながら暗めに吹いているのでしょう。

ですが、たまに強く吹いたときにはそれでもバリッといっているので、ゴールドプレートらしい音はしそうです。

私が気になるところは、フラセルをエルクハートのアメセル工場でゴールドプレートするときに、接合部を溶接してアメセル仕様にしたかなど、その辺りが気になるところです。

実際は、フラセルとアメセルでは材質が違うので、アメセルでゴールドプレートしてもやや異なった趣がしそうですが、逆にアメセルゴールド仕様のフラセルは他にはないでしょうから、その意味ではかなり珍しい楽器ですね?

ゴールドプレートファンが手を出してしまう気持ちはよく理解できます、、、、

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アメセル テナー 6万6千 ジョーフラムさんの楽器

さて、今日はジョーフラムの楽器です。

ジョーは知り合いというほどでもないのですが、昔近所に住んでいたこともありルームメートのところ=隣の部屋にたまに遊びに来たり、私自身も何回も会ったことがあります。
最初に会ったのは1999年だったかな???
さて、そんなジョーの楽器ですが、数年前に最初の数枚を録音した楽器が売りに出されていました。
それは6万前期だったと記憶していますが、今回の楽器は6万中期で前期よりは少しゴリゴリしたものが多いあたりですね???
かなり使い込まれていてよく鳴りそうです。
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確か5万6千か7千あたりもお持ちだったように記憶していますので、この初期マークシックスがお好きなようです。
この楽器もそうですが、ちょっと暗めの楽器でズバッと反応が速いものをいつも選んでいるように思います。
これも鳴りとしては上から下まで均一に鳴ることでしょう。
ジョーはマウスピースもそうですが、装備品を頻繁に変えるのがお好きなようなので、色々このあたりの楽器を試す過程で購入した楽器ということでしょう。
ジョーが気に入った楽器なら機能的にもかなりしっかりしているはずですから、欲しい人も多いのではないでしょうか???
1万5千ドルなら考えようによっては安いかもしれませんね???
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フラセル ソプラノ 26万6千 アメセル彫刻

今日はフラセルのソプラノ26万6千台です。

マークセブンのシリアルですがソプラノにはマークセブンはありませんので、型番としてはシックスになります。

この時代のソプラノは初期のものに比べると、随分太く、またパチッと鳴りますね。しっかりしているということで、この辺のシリアルが好きな人もいるようです。

さて、このソプラノにはアメセルの彫刻がついていて、セルマーの工場で働いていた人が後から彫刻を足したそうです。

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元セルマーで働いていたといういうな人がいますからその人の手によるものと思いますが、
その人はやや太目の彫刻になる、、と聞いたような気がするので、別の人かもしれません。

彫刻のパターンはリペアの人には出回っているものなので、彫刻に慣れた人であればこのような彫刻を彫るのは難しいことではないでしょう。

しかし、今回の彫刻はきれいに彫ってあります。

この時代のソプラノにはこのようなアメセル彫刻があるものは見たことがありませんから、十中八九、後から彫ったものであることは明白です。

しかし、彫刻なしのフラセルにこのようにアメセル彫刻を彫ってアメセルSBAみたいなものはたくさん出回っていますよね。

これを見る限り、そういうものは思ったより数が多そうだなと思いました、、、

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フラセル ソプラノ 8万1千6百2十

今日は8万1千台ソプラノです。

詳しくは知りませんでしたが、ケニーGのソプラノは81612だそうです。 

私の記憶違いかもしれませんがケニーGのソプラノ修理している人からは9万台と聞いたような気がするので意外でしたが、今回のソプラノは彼の楽器からシリアルがたった12しか離れていないです。

フラセルと思われるので組み立ては別でしょうが、部品としては同じ棚に並んで作られていたことでしょう。

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この時代のフラセルソプラノは明るい色をしているものが多いですが、この楽器はそれらよりは少し濃い色をしていますね。

ひょっとしたらカナダ回りのものかもしれませんね。

この時代のソプラノですが、同じ番手のアメセルとソプラノを吹き比べたことがありますが、溶接部分などはなくラッカーの仕上げだけのはずですがフィーリングや音色は結構違いました。

やはり材質そのものが違うからだと思われますが、フラセルのほうが明るくビシッと鳴る感じですね。

その点では、この二つの楽器はシリアルは近いですが楽器としてはケニーGの楽器とはまた少し違う感じであろうと思います。

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とはいえ注目度が高く他の楽器よりはちょっと値が張りそうな感じですね???



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