カテゴリー「French Selmer」の記事

フラセル アルト 17万台 LowA シルバープレート 特注

今日はフラセルアルトのおそらく17万台です。


写真が不鮮明で19万にも見えますが、17万だと思います。


さて、この楽器にはLowAがついていますが、非常に珍しいシルバープレート仕様です。

私がここ十数年見たLowAアルトは、アメセル、フラセルともラッカー仕上げのものが殆どでしたので、このようなシルバープレートのLowAはゴールドプレートのアメセル並に珍しいものだと思います。

さらには、この楽器には特別オーダーをうかがわせるものがあります。

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まずオリジナルシルバーかという問題がありますが、この豪華な仕様とシルバープレートの状態からしてまず間違いなくオリジナルシルバープレートでしょう。


この楽器には特別仕様であるトリルキーがついています。


右手HighEの横に小さなキーがついているのと、右手の親指の左下あたりに見かけないキーがついているのが見受けられます。


即ちLowAのトリルキー付き、しかも珍しいシルバープレートということは、特注以外には絶対にない構成で、珍しさで言えばこの楽器以外にはこの楽器の仕様は存在しないかもしれません。


さて、肝心の音色ですが、シルバーでLowAですからかなりこもった音で暗い音がするはずです。


この楽器を特注した人は、クラシックマニアで相当なこだわりを持って注文したことでしょうが、あいにくあまり使われずに残っているということは、それほど役に立たなかったのかもしれません。


とても珍しい楽器でコレクター向けですね???



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フラセル ソプラノ 26万6千 アメセル彫刻

今日はフラセルのソプラノ26万6千台です。

マークセブンのシリアルですがソプラノにはマークセブンはありませんので、型番としてはシックスになります。

この時代のソプラノは初期のものに比べると、随分太く、またパチッと鳴りますね。しっかりしているということで、この辺のシリアルが好きな人もいるようです。

さて、このソプラノにはアメセルの彫刻がついていて、セルマーの工場で働いていた人が後から彫刻を足したそうです。

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元セルマーで働いていたといういうな人がいますからその人の手によるものと思いますが、
その人はやや太目の彫刻になる、、と聞いたような気がするので、別の人かもしれません。

彫刻のパターンはリペアの人には出回っているものなので、彫刻に慣れた人であればこのような彫刻を彫るのは難しいことではないでしょう。

しかし、今回の彫刻はきれいに彫ってあります。

この時代のソプラノにはこのようなアメセル彫刻があるものは見たことがありませんから、十中八九、後から彫ったものであることは明白です。

しかし、彫刻なしのフラセルにこのようにアメセル彫刻を彫ってアメセルSBAみたいなものはたくさん出回っていますよね。

これを見る限り、そういうものは思ったより数が多そうだなと思いました、、、

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フラセル ソプラノ 8万1千6百2十

今日は8万1千台ソプラノです。

詳しくは知りませんでしたが、ケニーGのソプラノは81612だそうです。 

私の記憶違いかもしれませんがケニーGのソプラノ修理している人からは9万台と聞いたような気がするので意外でしたが、今回のソプラノは彼の楽器からシリアルがたった12しか離れていないです。

フラセルと思われるので組み立ては別でしょうが、部品としては同じ棚に並んで作られていたことでしょう。

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この時代のフラセルソプラノは明るい色をしているものが多いですが、この楽器はそれらよりは少し濃い色をしていますね。

ひょっとしたらカナダ回りのものかもしれませんね。

この時代のソプラノですが、同じ番手のアメセルとソプラノを吹き比べたことがありますが、溶接部分などはなくラッカーの仕上げだけのはずですがフィーリングや音色は結構違いました。

やはり材質そのものが違うからだと思われますが、フラセルのほうが明るくビシッと鳴る感じですね。

その点では、この二つの楽器はシリアルは近いですが楽器としてはケニーGの楽器とはまた少し違う感じであろうと思います。

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とはいえ注目度が高く他の楽器よりはちょっと値が張りそうな感じですね???



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フラセル テナー 13万6千0百

今日はフラセルシルバーの13万6千台です。

フラセルはこの中期の番手になるとかなり明るい音がゴリゴリ鳴ってあまりビンテージのキャラクターはありません。

シルバーですから通常のラッカーよりは落ち着いた音がするはずですが、それでもジャズ向きの音色ではないですね。

さて、この楽器の前の持ち主はそういった理由からか、ネックとネックをとめる本体部分のみシルバープレートをはがしています。

ちょっとシルバーの落ち着いた音から、かるいモソモソ音の方向に向くはずですが、その効果のほどが非常に気になりますね???

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シルバーフレートがかかっていると音もフィーリングも重くなりますから、この楽器の持ち主は音色を軽い散った感じにしたかったのですね???

ベルの中もしっかりはがしています。

私は、ラッカーの楽器ではこのような塗装をはがすとどのくらい音に影響が出るかは試したことがあります。

特にネックの影響は絶大ですね、、、そして、それをシルバープレートの楽器でやったことに非常に興味があります。

どのくらい音色が変わったかデモ音源があるので聞いてみましょう。


鳴りの大きさはさすがフラセル中期という感じですが、音の重さがなくなってちょっとカラッと散った感じがあっていいですね。

もうちょっと暗めのラバーマウスピースを使えば、もうすこしビンテージの音がしそうです。

やはり明るめの音がする楽器の塗装をはがすとそれなりにジャズ向きへの良い影響が出ることがわかって面白いですね???

このような楽器なら割と安く買えますから、コストパフォーマンスはいいかもしれません???




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フラセル マークシックス 5万4千7百9十 トランジショナル

今日はマークシックスのプロトタイプ的な時代の楽器です。

マークシックスはセルマーのシリアル表では1954年の5万5千2百番台から始まっています。

ですが、今回の楽器はそれよりも古い1953年の後半に作られた5万4千7百番台です。

このような楽器は過去にも多くみてきましたが、その多くがシルバーの楽器でした。

この楽器は彫刻がないのでフラセルシルバーですね。

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これらのトランジショナルな楽器はこの時期に数十本作られたようですが、マークシックスと異なる点はテーブルキーのデザインがシックスのものになっていないことですね。

このほか、この時代を含めて初期のマークシックスはSBAと管の太さが同じですから、この楽器もどちらかといえばSBAの管体にマークシックスのキーをつけたような楽器といえます。

その意味では、この楽器はSBA的な要素が多く、マークシックスト言うよりはSBAに属するようなそんな楽器で非常に面白いですね。

マークシックスにしてはやや軽すぎて楽器としても弱いですから、SBAで指がやりやすいのが欲しい、、、というような特殊な事情がある人におススメな楽器かもしれません。


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フラセル ソプラノ シルバー 8万6千5百

今日はフラセルのシルバーのソプラノ8万台です。

この8~9万台辺りが前期マークシックソプラノの中で最も人気がある辺りですね。

弱すぎず、強すぎず、細身の音で特徴的な丸い音がする頃ですね。

この楽器はシルバーですから、ラッカーのようなカラッとした感じよりはやや重たい音がするでしょう。

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シルバーもきれいに残っていますね。

アメセルのラッカーなら乾いた音がするでしょうが、それとはかなり趣向が違う音がします。

そういう意味ではこの番手にしてはやや面白くない楽器かもしれません。

このあたりの楽器の値段はまちまちですが、この楽器は8800ドルでまあまあの値段がついています。

シルバーでコンディションもいいですから、趣向が合えば中々珍しい楽器かも知れ編ませんね???


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フラセル アルト 8万2千4百

今日はフラセルの8万2千台アルトのシルバーです。

8万台辺りはフラセルでも音のボケが残りジャズでも十分使える番台です。

この番手の問題はボリュームが弱くて強く押せないことですが、フラセルのほうがしっかりしているのでボリュームもあります。逆に押せなくてもキャラクター重視でいくならアメセルでしょう。

今回の楽器はシルバーもかかっているので、さらにボリュームもあって音も暗めで機能的には中々バランスがとれているでしょう。

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シルバーは落ち着いた音色になります。

その意味ではややアメセル、、とは言わないですが、暗いほうの音色になります。

この楽器の参考音源があります。



ラッカーのような華やかさが抑えられてちょっと暗い音になっています。

5、6万台よりも音に厚みがあって8万台らしいですが、11万台よりはかなりアクセル全開という感じですね。

アメセルとの違いは、アメセルは暗さの中に艶がありますが、この楽器は暗さのほうが勝っていてあまりつやは感じませんね。

高い音も詰まるように聞こえますし、総じていい楽器ではないのかもしれません。

きれいですが残念ですね。




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セルマー バリトン ソロイスト G

今日はセルマーのバリトンのソロイストです。

やはりマウスピースの中で、安定感があり最も吹きやすいのはセルマーです。

もちろん音を持ち上げるような表現の幅は限られますが、音程や上の音を吹くのに問題がある練習などにはセルマーが最も扱いやすいでしょう。

ですが、開きの大きいものは極端に少ないので今回のようなGというサイズは珍しいですね。

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サイズは100ちょっとですから、一般的には6番あたりの開きといえます。

バリトン専門の人にはちょっと物足りない開きですが、持ち替えの人にはいい大きさですね。

今回のものはおそらく60年代半ば辺りのものですが、基本的にはかなり丸い音でしょうが息をカキンと当てればバリバリいうこともそれなりにできるでしょうから、バリトン持ち替えの人の練習用マウスピースにはいいですね???

レッスン用にちょっと買っておこうかな???




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マークシックス Bis 刻印

今日は16万台のソプラノです。

この辺りのソプラノは使いやすくマークシックスの中でも安定感がある辺りです。

さて、このソプラノにはBISと刻印があります。 

マニアな皆さんはきっとご存知かとは思いますが、私は初めて見ました。

その意味はなんでしょうか???

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ビスというのはラテン語で2ndにあたるそうですが、フランス語では2番目という意味で使われることが多いようです。

セルマーのシリアル台帳を見ると、じつはこのシリアル番号は重複しておりこのシリアルをもった楽器はこのソプラノとテナーと2つ存在しているそうです。

このように同じシリアルを持つ楽器は、実は結構たくさんあるのですが、その場合見分けがつかないので二番目という意味のビスをスタンプした?というのがこのスタンプの意味のようです。

シリアルが重複したときにいつもこういうことをしているわけではない様ですが、非常に珍しくて面白いですね。

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フラセル アルト 6万5千9百 彫刻なし

今日はフラセルの6万5千台のアルトです。

彫刻はありませんが、オリジナルラッカーで非常にいい色をしていますね。

6万台というとフルパワーで吹くようなイメージでですが、フラセルはアメセルよりもパワーがあるのでアメセルほどは押さなくて吹けますが、その場合に音色がどうのようになるか興味があるところです。

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デモ音源があります。

やはりアメセルとはキャラクターが全然違いますね。

アメセルはもっと音が丸く、中心部分のフォーカスした感じは少ないですが、フラセルは音の丸さはありますが、それと共に中心部分のがりがりした感じもあって、違うキャラクターに聞こえます。

アメセルで言うと音のフォーカス具合は8万や9万のキャラクターに近いかもしれません。

もちろんボリュームそのものも違うので単純に比較は出来ませんが、そのあたりのアメセルに華やかさを付け足したようなキャラクターですね。

あまり聞かない音色なので個性的で面白い楽器ですね。



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