デュコフの見分け方を雑誌に掲載しました。
6月15日に発売された雑誌に記事を書かせていただき、雑誌が届きました。
その中にDukoffのマウスピースの特集があります。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://tomosax.net/saxworld-dukoff/
6月15日に発売された雑誌に記事を書かせていただき、雑誌が届きました。
その中にDukoffのマウスピースの特集があります。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://tomosax.net/saxworld-dukoff/
さて、今日はDukoffのマウスピースを改造したものです。
咥える部分をレベルエアー、のちのARBのように徹底的に薄く改造してあります。
この咥える部分の厚みに関しては、マウスピースの重さを含む鳴り方と、咥え方がより口元が狭まることによって息が集めやすいなどの吹き方による影響とかなり色々な効果が出てきます。
それについてはまた別の機会に述べるとして、世の中にはデュコフがもう少し咥える部分の厚みが薄かったらなあ、、、と考えるひとがいても全然不思議ではありません。
ARBじゃちょっと硬質すぎるし、Dukoffの感じで行きたいな、、、と思ってデュコフを思い切って改造してしまったことでしょう。
リフェイサーは、デュコフのリフェイスも多く行っているMojoさんです。
まあその当時のベストな選択だと考えられます。
これは、テーブルをガンガン削って咥える部分を狭めたというやり方でしょう。
咥える部分を厚みを相当落としていますから、マウスピースもかなり軽くなっているはずです。
咥える部分が薄くなることで、音かパリパリし、軽く厚みのない音になっていることでしょうが、問題はフェイシングのカーブです。
ここまでそぎとしたら、オリジナルのフェイシングカーブはおろか、かなりいびつなカーブの形になっているはずです。それゆえ、音域にわたる抵抗感、鳴り方、キャラクターの不均一性など様々な不安定要素がありそうです。
コンセプトとしては非常に面白いですが、うまく生かすのが非常に難しい大手術で、使えるレベルにするのは不可能でしょう。
非常に面白い試みですね???
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今日はデュコフのマイアミ刻印のソプラノのM、9*です。
改めてデュコフのカタログを見ましたが9までとなっており、カタログ外のサイズとなりますが、10なども見かけるのでそれなりにはそんざいしていることでしょう。
ソプラノのみMモデルにはバッフルに丸い穴が開いています。
基本的にはDモデルに比べるとバッフルの付き方が穏やか且つ、滑らかなのがMの特徴ですが、ソプラノには穴がついているのが非常に特徴的ですね。
バッフルは特に音の鋭さやエッジと、反応の速さにかかわってくる部分でありますが、特に先端部分は反応の鋭さとバリバリしたバズの成分に影響が強いです。
これに対しバッフル中部部分は、音の輪郭、、、音の太さや、丸みなど、ベルの中化から出てくる音の形のイメージに関わってきます。
バッフルの中部が高いと、ベルの中からは直線的かつ、音の太さがない、鳴り方になります。
バッフルの部分がないと、音に丸みがあり、筒形のような太さが音の形として感じられます。
このことから、ソプラノのみに丸い穴を開けるのは、おそらくバッフルを下げるだけでは、音の丸みが足りずDモデルに近い鳴り方となるため、より音の形に差をつけるための苦肉の策としてこのような丸形の穴を開けていることでしょう。
しかし、バッフルに詳しい人ならそのリスクもご存じでしょうが、音色の均一性が失われ、特定部分だけ丸かったり、鋭かったりというような音色にばらつきが出るのが大きなリスクです。
ソプラノ、、とりわけ当時のチャルメラ的音色のマークシックス型のソプラノならそこまで音色の均一性が失われないでしょうが、ヤナギサワをはじめ現代の丸い音色の音がする太めの楽器ならこれらの影響はやや強く出ることでしょう。
さて、このマウスピースは開きが9*で実測85ですからかなり大きいですね。
音程とるのは至難の業でしょうが、当時鉛が入っていてデュコフは危ない、、と信じられていたのを払しょくする”毒性はありません”という紙が少し慰めてくれますね???
個性的でとても面白いマウスピースです。
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今日は非常に珍しいブラス製のスーパーパワーチェンバー(SPC)です。
さらにHモデルで45の字がついています。
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今日はデュコフのテナーのH6モデルです。
H6の上に45という数字がついています。
Hはハリウッドモデルを意味していて、デュコフの最も初期のモデルのデザインを踏襲しています?
よく見かけるものはHとのみ書いてあるのですが、これには45と書いてあるのでおそらく初期モデルを意味しているのだと思います。
この45という意味は、最も初期のモデルを意味しているようですね。
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今日はマイアミデュコフのD10*です。
ほとんど使われていなかったせいか非常にきれいなコンディションですが、材質的にはそんなに古くなく80年代初頭のものに見えます。
通常見かけるのは5,6,7,8で10ですらあまり見かけませんから、10*は非常に珍しいサイズです。
普通にお店においていないサイズですから、特注したことでしょう。
10*で開きは125だそうです。
普通にサックスを吹いていれば経験することのないサイズですが、吹いてみて思うのは意外に吹けなくはないサイズだということです。
ですが、このデュコフには容赦ないバッフルがついており、普通ならこのサイズならバッフルは低めになると思いますが、普通通りに高いバッフルが吹いているので轟音がするでしょう。
おそらくマウスピースが鳴りすぎて、どんな楽器をつけても同じような音がすると思いますが、男らしいマウスピースですね???
非常に珍しいもので中々手に入れる機会はありませんから、大きいのが好きな人にはたまらないでしょうね???
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今日は1940年代のデュコフハリウッドモデルです。
ハリウッドも初期のものと後のものがあるようですが、今回のものは中のデザインから後のものの時代と思われます。
この後の時代のものは生産本数が数百本で少なく、今回はそのうちのVido Mussoという人の特別モデルになります。
この特別モデルはチャーリーベンチュラモデルや、デクスターモデルなどいくつか存在しますが、このVMを見たのは初めてかもしれません。
V15とありますから、15本めということでそのくらいの数は存在しているようです。
ちょっとレールがいじられているようですが、開きは75でかなり小さいですね。
この特別モデルは開きが小さい傾向にありますから、こんなものなのかもしれません。
非常に珍しいマウスピースです。
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今日はデュコフのM4です。
デュコフはひっそりと?高値で取引されているマウスピースですが、中々いいものにあたらず皆さん苦労されているようですね。
デュコフといえばDが主流ですが、それ以外のモデルも面白いものが多いですね。しかし、流通量的にはDが最も多いので他のモデルを手に入れようと思うと意外に大変ですね。
さて、今回のモデルはMでバッフルが段になっていないけど通常のマウスピースよりはやや高めのマウスピースです。
サイズは4ですが、Dでも4というサイズはあまり見かけないのでかなり珍しいですね。
さらにMというモデルなので、このマウスピースは手に入れようと思うと中々見かけないタイプです。
Dよりはバッフルが低いので角が立ちにくい音がするでしょうが、それでも明るい音がするのは間違いありません。
マイアミの中でもあまり古そうではありませんから、音色もちょっとぴかっとした感じでしょう。
Dだと4というサイズでは、バッフルが高すぎて息がつまり、ピーというリードミスの原因にもなりやすいですが、Mならその点ではコントロールが楽でしょう。
デュコフを使いたいけど難しいな、、、と感じている人にはこのMモデルはいいかもしれませんね???
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今日はデュコフのマイアミの砂消しソプラノです。
デュコフの古いマイアミ時、その中でもこの砂消し風の70年代であろうデュコフは入手困難なアイテムです。
マイアミと書かれているものだけでいいいのなら80年代初期まで売られていましたが、キャラクターはかなり異なるのでやはりこのような暗い色をしたものが圧倒的に人気がありますね。
アルトやテナーならそれでもそこそこ手に入りますが、ソプラノは生産本数が圧倒的に少ないので非常にレアですね。
7*はやや珍しいサイズですね。
大きさは80だそうです。
かなり大きいサイズで大きな音を出すためにはこういうものが必要ですね。
この時代のソプラノは管が細いので大きい音だけで吹くボリュームだけでなく、ボリュームの幅があってこそ表現力がアップします。 もちろんその分音程も悪くなりますが、そのように表現の幅を上げようと思うとこのようなサイズが必要になるでしょう。
その場合マウスピースにキャラクターが備わっていないと楽器の音色ではなくマウスピースの音色が大きく反映されますが、このデュコフならキャラクターは十分でしょうね。
中々良さそうなマウスピースです。
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