カテゴリー「音楽」の記事

ドクター リック 新春セール???

ドクターリック、、、、、Village sax and Flute shopというのが今から10年ほど前に、NYのウエストビレッジにありました。
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http://drrick.com/

そこはNYでは有名なヴィンテージサックスショップで、たくさん楽器があったのですが、惜しくも閉店してしまいました。

しかし、リックはその上の階に住んでいて、よくジョギングしているところを会ったりしました。
要するに、、、今も元気なわけです。

彼は、閉店するにあたりたくさんの楽器を処分しましたが、まさにこれぞという、、、、売りたくない、いい楽器だけをとっておきました。

彼自身も楽器を吹けるので、見かけだけでなく、反応や音色、、、の面でいい楽器だけを残しておいたわけです。

はっきりいいましょう、、、、

全部すごい楽器です、、、、、

で、その一部を今回売りに出したようです。

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http://drrick.com/theselmercloset.html

結構たくさんありますね、、、、。

見ていただければわかりますが、ほぼ新品のものも多数あります。

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もちろんリラッカーのものなどひとつもありません。
その可能性も微塵もありません、、、、

本当にいいものが欲しい人にオススメです。

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Memory of Dennis Irwin

少し前のことになりますが、NYのシーンを支えてきた偉大なベーシストが亡くなりました。 

http://www.nytimes.com/2008/03/12/arts/music/12irwin.html?ref=music

彼の名はデニス・アーウィン、 70年代に頭角を現し、Art Blakey & Jazz Messengers  や Mel Lewis Big Band、最近では、Thad Jones & Mel Lewis, Mel Lewis Big Band の後継にあたる Vanguard Orchestra や 数年前にグラミーをとった Joe Lovano Nonetなど、 NYで ファーストコールベーシストとして活動していました。

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彼は、言ってました。 80年代、ブレイキーのバンドでツアーに出たとき、ボビーワトソンと音を均一にする練習をずっと一緒にしていたと、、。   五度でハモったりする練習だったんですが、やはりそういう基本的なことって本当に大切でこのレベルの人達でも、というかこのレベルにたどり着くからこそそういう基礎的なことをきちんとやってきたんだな、、、、と。  サックスでもベースでも同じことだと、教えられました。

彼には自宅にいかせていただいたり、いろいろお世話になったのですが非常に残念です、、、、。

http://www.joelovano.com/

上のリンクのジョーロバーノのサイトの真ん中で、デニスがたくさんのひとと共演してきた映像がダイジェストでみれるようになっています。

Joeのバンドや、スコットハミルトン、ジョンスコ、メルルイスビッグバンドたくさんみれるので是非チェックしてみてください。

ご冥福をお祈りしています。

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悪夢?? ブラックラッカー Mark6

おいおい、、だれだよ、、、こんなことするやつ、、、。

決してブラックラッカーをせめているわけではありません。
シリーズ2からブラックラッカーなるものがつくられるようになりましたが、かなり落ちついた音、、、少し重たいけど太い鳴り、、、、かなりジャズ向きな楽器で、音楽的な指向性がはっきりしたいい楽器です。

でも、古い楽器を黒くすることはないでしょう、、、、。

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多分重たくて、カラーもあまり変わらないんじゃないかな??

やっぱり、世の中相性ってモノがありますから、なんとかプレートをかければ、良くなるとは限らず
オリジナルの不完全さも魅力の一部です、、、。

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初期 フラセル シックス

今日はフラセルです。  

後期のほうはかなり明るい現代のシリーズ1、2、3に通じるようなサウンドになりますが、初期のフラセルは
アメセルとは違って、太く甘い音がします。

材質やラッカーなどのバリエーションもアメセルと同じくらい、あるいはそれ以上にたくさんあるので
興味深いところです。

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いい音するんだろうな、、、。

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Selmer Horse-Shoe Tenor

さて、ロングシャンクもどんどん高くなってますが、いよいよそうなるとそのあとのモデル、Horse-shoeというか
ロングシャンクみたいだけどテーブルにsoloistと書いてないモデルも高くなってきそうです。

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結構前まで見かけましたよね。 学校のブラバンのケースのなかに前の人が使ったやつなんかがよくのこってました。

このモデルはロングシャンクの後、70年代から製造されていて田舎に行けばまだ新品がのこってる、、、、なんてこともよくあります。 

特徴ですが、古いものは割とロングシャンクのフィーリングに近いものもたくさんあると思いますが、ロングシャンクに比べるとはっきりとした明るいようなクオリティーがより増してくるようなイメージです。

ショートシャンクなどが暗い音なのにたいして、パリッっとした感じの音でキャラクターはさすがに古いものとは少し趣が違うような気がします。

しかし、開きの大きいものを古い楽器につけると(今の復刻版ソロイストと違って、、、)昔のクオリティーがたもてるとおもうので、開きが大きいものを探してる人には狙いめかもしれません、、。

写真のものはCスター、、、、でも探せば大きいものあると思いますがよ、、、、。

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古代 Alto Metal Mouthpiece

今日は珍品です。

結論から言うと1920年代のメタルのマウスピースです。

見た感じは初代Link、、、、Master Link にそっくりで、リガチャーが一体になるような作りです。

実は30年代あたりのメタルのマウスピースはLink, Meyer などや、パーカーの写真にもあるとおり
リガチャ−一体型のものって多いんですよね、、、、というかほとんど全部そんなつくりです。

このマウスピースには

Julius Neumann Maker Chicago, Ill, Pat June 23, 1923

と書いてあるので、Master Link などの時代よりも古いことは間違いなさそうです。

でも、いくら何でもキャップまで一体にしなくても、、、、、、と思いますが、フェイシングも長いですし
チェンバーはまっすぐ、筒のようにみえます、、、。

うーん、ビンテージですね、、、、欲しくはないけど、、。

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Early Babbit Meyer

ヴィンテージではないのであまりみかけませんが、70年代?メイヤーです。

見分けるのはかなり難しいですが、フォントが現在のものとは少し違うののと(小さい?)、何よりもラバーの質が全然違うのでクオリティーは現在のものとは比になりません。

そもそも、70年代は品質的には最高、だったとあるディーラーがいっていました。
とくに、ラバー、オイル、シュラック、など、戦時中よりも精製度がよく、品質はかなり良かったようです。

ということで、いわゆる後期アーリーバビットなどは、つくりは雑なものもありますが、ラバーの質はよかったので
きちんと整えればいいマウスピースになる可能性は多分にあるわけで、このメイヤーもヴィンテージのクオリティーがあるといっても過言ではありません。 

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変色してるだけではなかなかわかりませんが、現在のテカテカしたものとは全然違うラバーですし、おそらく
匂いをかげばアノなんともいえないゴムの匂いがすることでしょう。

もちろん吹けば、リードがしっかり振動しているフィーリングがあります。 50年代のようにフォーカスされた楽器のベルの中でガリガリしたような感じというよりは、すこし明るさの中に丸いボケた音色が残る感じになりますが(悪い意味ではありません)、それもまたメイヤーらしい特徴です。

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Selmer Mark 6 5万6千 アルト

今日は、初期シックスの少し後のモデルです。

5万6千ですでにネックの模様が最近の模様になってるので、いかにエスが二つのやつが珍しいかということがわかります。

この頃のモデルは、バランストアクションをかなり引きずっていて、音色はいいのですが
軽さ、反応の悪さ、不均一さなどあってなかなか実用面では難しいので人気がありません。
(アルトに限る)

しかし、味、、、という点では、早い時期のものに限ります。  
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特に思うのは、ベルがバランスみたいに細身であることです。
鳴りが小さい反面、この後の時代のような音とは違った、しまった音がするので
これはこれでまた格別の味わいがあるものです。

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アメセル テナー 21万台 シルバー

今日は後期マークシックスです。

20万台も超えると金属的に少しパリッとした感じになり、枯れたサウンドというよりははっきりとしたサウンドになってきます。 音はかなりオープンで反応もいいことから、後期のシックスがいい、、、という人も結構います。

まだまだ綺麗なものもたくさん残っていますし、値段的にも5000ドルあたりで買えることを考えると一番実用的なモデルかもしれません。

しかし、、、、シルバー、、、、、っていうのはあんまりないんですよね、、、。 しかもアメセルで、、、。

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シルバーをかけることで、太く落ち着いたサウンドになるということで、この時代のシックスとは少し趣の違った、かつ良く鳴る一品、、、、だと思われます。

5桁もいいですが、、、、、この辺のシルバー、、、、、なかなか興味をそそられるところです。

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アメセル テナー 14万台 Varitone

今日はVaritoneがついていた、ミントコンディションなテナーです。

Varitoneとは60年後半くらいからでしょうか?、ネックに穴をあけてピックアップマイクつけて、それをアンプでひろうシステムです。 当時はセルマーのオプションとしてもあったようで、特別発注で工場でつけてくれていたようです。

本日のテナーもそのうちのひとつで、すでにVaritoneは取り除かれています。

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この楽器綺麗ですが、やはり問題になってくるのがヴァリトンの修復あとです。

ネックの真ん中らへんがラッカー剥げてますね。 写真では見にくいですがそこに5ミリくらいの穴を塞いだあとがあります。  Saxquestは親切なのできちんと説明してくれていますが、 日本のその辺の楽器屋さんでも実はネックにこの修復あとをみられるものが結構みられるので、買う際には注意が必要です。

さて、この穴を塞ぎ直した影響ですが、、、、、、なくはないと、思います。

しかし、昔Dr rick

http://drrick.com/

と話したときに、そんなに影響はないんじゃないか、という意見にまとまりました。 というのも、穴があることではなく、直し方が重要だと思います。 ということで、結局は吹いてみて、でしかわからないのですが、、、

反応が重い、もしくはある場所だけつまる、、、、、とか、おせない、、とか、そういったフィーリングのあるものは
やはりさけるべきだと思います。

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