カテゴリー「Baritone Sax」の記事

アメセル SBA バリトン 5万2千4百 LowA

今日はアメセルSBAのバリトンLowA付きの5万2千台です。

バリトンにLowAがついたのはSBAあたりからで、この5万2千台はLowAの楽器としてはかなり初期の楽器になります。

そもそもこの時代のSBAはBbまでの楽器が非常に多く、LowAというのはまだまだ実験的でみんな手を出しにくかったことでしょう。

LowAはコンサートCの音が出せるのはいいのですが、音色的にはBbよりはかなりこもって詰まった感じになるので、今となっては普通の音色もこの時代ではLowAを選ぶ人は少なかったことでしょう。

しかもアメセルですから、非常に珍しい楽器です。

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5万台はテナーやアルトは暗い色をしているものが多いですが、この楽器は色が明るいですね。

テナーではやはり低音の軽さが一番の評価の理由ですが、このバリトンも持ってみると現代の楽器よりも遥かに重さそのものが軽いことに驚くでしょう。

もちろん低音そのものも軽く吹ける半面、全体的にパワーがないという弱点もあります。

その意味では弱い楽器ということができるでしょう。

音色的にはマークシックスよりはちょっと丸さはあると思いますが、現代のマウスピースをつけてしまえばその辺の差はあまり感じないでしょうから、バランスをとるならもう少しあとの初期、中期マークシックスを好む人もいるでしょう。

希少性もあって値段的には、テナーと同じくらいの値段がついています。


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シリーズ1 バリトン 37万2千台

今日はシリーズ1、1985年製のバリトンです。

シリーズ1そのものが短い間しか作られなかったので、相対的に本数も少ないわけですがバリトンも今となってはあまり市場では見かけませんね。

ところで、シリーズ1とシリーズ2の決定的な違いはなんでしょうか?

それは材質です、、、シリーズ1のほうが、、、、、なわけですが、それゆえしっかりとした鳴り方をしますし、マークシックスやシリーズ2がカラッとしたペラい感じがするのも材質による影響はあるでしょう。(正解は写真の後にあります)

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このシリーズ1のみが、銅が多いややブロンズ的な素材で、セルマーの歴史の中でも真鍮の材質を変えたのはこのモデルだけですね?

もちろん、材質を大きく変えたことで支持されずに元に戻した?様なこともありますが、シリーズ2の初期とはまた違った趣で、楽器としては非常に完成度が高かったですね。

それに比べると今のセルマーの楽器は、安物の楽器みたいな感じで吹いていてつまらなくなってしまいました。

アメセルのような暗い音はしませんが、しっかりした鳴りと今の楽器とは違う暗さがありますから、ビンテージではない使いやすい楽器が欲しい人はシリーズ1とは中々面白いでしょう。

もっと評価されてもいい楽器だと思いますが、きれいなバリトンが出てくるのは珍しいですね。


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V16 バリトン用リード発売

今更?? V16の濃い緑色のバリトン用のリードが発売になりました。

ソプラノ、アルト、テナー用は20年以上販売されていましたが、バリトン用が今更発売されるのは、マウスピースの成功をおさめたV16シリーズをラインナップ的にひととおり揃えたいという思惑があるのかもしれません。

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V16ですが、私が聞いた話ではパレット部分が肉厚にカットされたデザインで、そのとおりに固めのバリバリ鳴るタイプのリードです。

ジャバなどと比べると、強く吹いたときには特にバリバリ鳴るのですが、バリトンはさらにバリバリいいそうですね。

固めの、コシが強いリードでバキバキバリバリいわせたい人にはおススメです。

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BA バリトン 2万1千5百

今日はBAのバリトン、2万1千台です。

あいにくリラッカーされていますがこの時代はリラッカーされていないものの方が珍しいので、まあ仕方ないでしょう。

さらにはこの時代はまだLowAというものが発明されていないので、SBAの時代になって初めてLowAが作られるので、Bbのショートベルは当たり前ということになります。

この楽器は珍しくヌードの女性の彫刻がついていて、アルトやテナーでは見かけますがBAバリトンでこのような彫刻がついているのは当たり前といえば当たり前ですが実際に見かけるのは珍しいですね。

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指はインラインになっていますので、バリトンだとかなりやりにくいでしょうね。

リラッカーされて貝にまでラッカーが付着しています。

こういうのは良く見かけるのでリラッカーの指標としてみておくと良いかもしれません。

このあたりのバリトンの特徴は非常に楽器が軽いことで、指はさておき音的には小回りが効きますね。

音色もかなり散っているのでリラッカーでも十分にボソボソしたバリトンの音が楽しめるでしょう。

リラッカーでもBAのバリトンは貴重なので珍しいですね。


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カナセル? フラセル バリトン5万7千1百

今日はフラセルのバリトンです。

5万7千台でマークシックス初期のLowAバリトンになります。

まず私の目を引いたのはちょっと彫刻が異なることです。

もちろんフラセルの彫刻でリラッカーもされていますが、彫刻がシャープでないというか下手、、、というかもっちりしています。

この楽器の出品がカナダであることも考えると、恐らくカナセルではないかな?と思っています。

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あいにく近い番台での写真と比較できないのですが、このあたりのフラセルバリトンの彫刻のデザインとも微妙に異なるのでそうでしょう。

カナセルは彫刻が深いとも言われていますが、これは年代によって異なるようです。

この楽器も結構深めに掘ってあるのでそういう言い伝えに合致しますね???

カナセルは有識者によれば、非常にいい金属を使っていてアメセルよりは重めだそうです。

カナセルを吹いた後にアメセルを吹くとちょっと力が入らないようなそんな感じですが、このバリトンもオリジナルであれば古いキャラクターに軽い吹奏感と艶っぽいいい音色がしたことでしょう。

カナダにはまだまだこういう楽器があるかもしれませんね???


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アメセル バリトン 13万1千 シルバー?

今日はアメセルの彫刻がついた13万台のシルバーのバリトンです。

さて、基本的にはシルバーのアメセルはほぼないものなので、オリジナルであって欲しいと思いながらも期待を裏切られる日々が続いています。

これもオリジナルシルバープレートとして売られているものですがオリジナルでしょうか???

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通常はシルバープレートの下の汚れなどをみて汚れがあれば元の塗装が残っている、、、などと判断しますが、ここまで汚いとそれもできませんね。

ほぼリプレートであることは間違いないと私は思っていますが、決定的なところが写真では判別できないのが歯がゆいですね???

普通に考えればキーや貝の磨耗が尋常ではないので、相当使い込まれた上にシルバープレートされていることでしょう。

なにより貝の部分にプレートの汚れのようなものがあり、リプレートのものにはこれが顕著であるのでほぼこれで有罪確定、、、というところでしょう。

楽器そのものは13万台で割りと軽めでパワーもあるでしょうから、ビンテージサウンドとパワーと使いやすいバランスのいい楽器だと思います。

しかし、これをオリジナルとして売っている、、、それも割りと有名な楽器屋なので、ビンテージ楽器を買うのは怖いところです。

アメセルのシルバーはよほど注意しないと危険ですね???


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フラセル バリトン 12万3千 アンラッカー

今日はフラセルの12万台のバリトンです。

最近はリラッカーの楽器をアンラッカーにして売る楽器が増えていますが、バリトンをアンラッカーにしてしまうことまではアタマが働きませんでした、、、

フラセルの12万台のLowA付きの楽器ですが、見た目はラッカー付きのアメセルの楽器かな、、と見紛うほどです。

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なるほど、、、ラッカーがなければアメセルとほぼ同じになる、、、ということでアンラッカーにするわけですね。

音は散ってパサパサするでしょうし暗い音に向くのは間違いなさそうです。

しかし、この楽器はそうでもなく、音は明るいまま、、恐らくキンキンした成分は残ってバリバリ鳴る、、、ボソボソという感じにはならないようです。

これは、アルトやテナーの傾向と一緒で、10万台以前はラッカーをはがすとそれなりにビンテージのキャラクターは増すのですが、10万台以降の楽器はアンラッカーにしてもフラセルのまま、、、という傾向はバリトンでも同じようですね。

アンラッカーだとさびが多く発生するのでバリトンには表面積的には不利な感じもありますが、あえて利点だけを考えるなら、軽く吹ける、、、ということも大きいでしょう。

アメセルならアンラッカーにすればかなりモソモソしますから、その違いはこの年代あたりは非常に大きいですね。


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フラセル バリトン 9万9千

今日はフラセルのバリトン9万9千台です。

フラセルのシルバーのバリトンですが、アメセル風彫刻がついています。

後から足したのでしょうが最近はこのようにシルバーにアメセルの彫刻を足したものを多く見かけますね。

ベルの中は色合いからすると恐らくゴールドプレートで中々ゴージャスな作りになっています。

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9万9千台ですが、フラセルにしてもこのあたりはまだ音のボケが感じられる番手です。

音圧は中後期よりはやや劣りますが、シルバーがついていることで強く吹いたときには中後期のラッカーよりは重たい音がするでしょう。

また、シルバーなのでラッカーよりもやや音の立ち上がりが重く、弱く吹いたときにはかなり暗めの音がするでしょう。

バリトンはテナーに比べても大きいのでラッカーとの音色の違いはより顕著にあわられます。

カラッとした華やかさがない分、ちょっと暗めの重たい音がする、、という感じでしょうか。

ベルにゴールドプレートがある分、低音のみちょっと華やかなのも面白いところですね。

太い音で明るさが弱い音が欲しい人で、かつ軽めの楽器が欲しい人には中々いい楽器ではないでしょうか?

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セルマー バリトン モデル22 364x台

今日はモデル22のバリトンで、セルマーの一番最初のモデルとなります。

最初の謎な時期を除くと?製品として製造を始めておおよそ3年めの楽器で、1925年製になります。

今回の楽器はシルバーですが、恐らくオリジナルでしょう。

通常にはない余分な彫刻がついていて珍しいですね。後で足した可能性もありますが、デザイン的にはオリジナルとも考えられるものです。

さらにはこの時代の楽器はパームキーがEbまでしかないのですが、Fまでついているのも珍しいですね。

この頃が仕様がまちまちなので、このようなものは多く存在します。

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ケースもオリジナルだそうです。

バリトンは吹いたことはありませんが、このモデルの楽器はどの楽器も非常に軽いですね。

バリトンもとてもバリトンとは思えないような軽さで鳴ってくれることでしょう。

キーがFまでついているのは非常にポイントが高いですが、やはりテーブルキーが非常につらいところです。

オーバーホールは必要ですが、コンディションは中々良さそうですね。


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キング スーパー20 バリトン 43万0千0百

今日はキングスーパー20のバリトンです。

キングスーパー20のバリトンはアルトやテナーよりは後になって製造が始まり、いわゆる第3世代である1955年あたりから製造が始まりました。

そして第3世代からはソリッドシルバーネックはオプションであるために、それがついているのも価値があります。

そして、今回のバリトンは43万台で第5世代の初期のもので1960年代後半になります。

この43万台というのはキングが買収された直後の楽器で、第4世代でぐっちゃぐちゃになって第5世代で別の会社が作り始めた楽器の最初のもの、、、ということになります。

買収されて別の場所で製造されるようになったので、この楽器にはEastlakeとかかれているのが特徴です。

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もしこれがアルトなら、マークシックスで例えるならマークセブン後期という感じでしょうか?

モデルも大きく変わりビンテージサウンドも感じられなくなり、音がでかいだけ、、、というあまり魅力的ではないですが、、、バリトンだと少し話は違うでしょう。

まず初期モデルでバリトンがない分珍しいのと、バリトンという意味で音がでかいだけでもそれなりに魅力があります。

いい音はしないのですが、セルマーなどとは違った音の広がりで轟音がするので、音色に個性はあるでしょう。

しかもキングのバリトンはリラッカーも多いので、オリジナルラッカーでシルバーネックがついているのも珍しいですね。

特筆すべきは、でかいので使えるケースが少ないことでも特徴的かもしれません?

他とは違う路線を行きたい人におススメな楽器です。


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