カテゴリー「Baritone Mouthpiece」の記事

ニューヨークメイヤー バリトン 5SS

今日はニューヨークメイヤーの5SSです。 ショートフェイシングで高い音が出やすい反面、低音が相対的に出にくくなります。そして、スモールチェンバーですので、より直線的な鋭い反応です。 

イメージとしては、デュコフのほうに寄せたともいえる珍しい仕様ですが、ニューヨークメイヤーともなるとさらにレア度は高いですね。

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メイヤーのバリトンマウスピースをお持ちの方ならわかると思いますが、意外にモコモコして丸い音がします。 その意味で、アルトのようにシャキッと行きたいときには今回のような仕様にすれば、少しそちらには寄ってくるでしょう。

デザイン的にはかなり後期のもので70年の中盤でしょうか? 値段は$61とありますから、このマウスピースが売られたのはもっと後の時代と思います。

5で開きは90です。バリトン吹きには物足りないサイズですが、持ち替えで穏やかな音色で吹きたい人には合うかもしれませんね?

 

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(たくさんのレビューをいただきました)

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ベルグラーセン ベースサックス メタル 95 2M

今日はラーセンのメタルのベースサックス用のマウスピース?です。

今まであまり意識していなかったのでこのようなものを見かけかなかったのですが、ラーセンはベースサックス用のマウスピースも作っていたのですね。

しかしながらそのサイズ感には目を見張るものがあります。

かなり長くいびつな感じですね?

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一応オフセットですから?それなりに古いもので、その当時これがどのように使われていたかはちょっと興味がありますね?
95というサイズはベースサックスにはちょっと物足りないサイズですが、使いやすいかも知れません。

このマウスピースはバリトンにも使用できるそうです。

ただ長さが長い分ちょっと詰まったような感じになるでしょうね。

アルトにテナーのマウスピースをつけたりする人もいますが、それよりもサイズ感が随分大きいので、吹いた時のフィーリングの違いはかなりあるでしょう。

ベースサックスのビンテージマウスピースはラバーばかりなので、かなり珍しいかもしれません。
ベースサックス愛用者は狙い目ですね???

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セルマー スクロールシャンク バリトンG

今日はセルマーのラバーマウスピースのGです。

通常はCやDが多いセルマーですが、このスクロールシャンクが作られだした1967年ごろにはGやHなどもチラホラ見かけます。

ですが、サイズとしては需要が少なかったためにGというのは珍しい部類で、いざ手に入れるとなると探すのは結構大変でしょう。

今回のマウスピースは比較的古いもので60年代後半か70年代くらいのものでしょう。

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Gですが開きは101で、リンクで言うところの6番相当ですから、それでもサイズは小さいほうで、バリトン1本でやっている人には物足りないでしょう。

セルマーのマウスピースは改良が進むにつれて自由度が減り、表現の幅として”遊べない”マウスピースになっていますが、スクロールシャンクはそういう意味ではあまり面白くないマウスピースですね。

音を持ち上げようとしてもちょっと詰まった感じがでたり、歌いにくいマウスピースです。

しかし、なんと言ってもその吹きやすさと安定性、、、そして暗い穏やかな音は他のマウスピースでは中々出すことができないでしょう。

バリトン専門の人にはやや小さめのマウスピースなので、持ち替えでバリトンを吹くひとか音量はいらなけど暗い音色重視で、、、という人には面白いマウスピースです。

暗い音がしそうですね???
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オットーリンク アーリーバビット メタル 5*

今日はアーリーバビットのリンクメタルです。

テナーのリンクはどこを探しても品薄ですが、それと同じくらい見かけないのがバリトンのアーリーバビットのメタルです。

人気があるからではなくあまり注目されていない、、、というのがその理由だと思いますが、意外に安値で買えるお買い得なマウスピースです。

さて、アーリーバビットにはテナーも含めていろいろな種類がありますが、バリトンも今回のものは私が持っているものとは少し違うもののように見えます。

アーリーバビットはテナーでは、バッフルがあまりないもの、、ちょっとついているもの、、まっすぐはっきりついているものがあります。

今回のものはテナーでいうところの”まっすぐ”タイプですね。

バリトンにはあまりこういうものは見かけなかったのですが、テナーアルト同様時期によって、あるいは作り手によってこういうものがあるようです。

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バリトンはバッフルのデザインもさることながら、太さなども結構異なるようですね。

この個体は私のものよりはやや太めに見えます。

開きは5*で92ですからちょっと小さめですね。

フロリダなら100くらいあってもいいと思いますが、8ミリインチもサイズダウンするほど削られているように見えませんから、オリジナルでやや小さめなのでしょう。

これは350ドルで売られていて、テナーのことを考えればお買い得なマウスピースかもしれませんね???

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ベルグラーセン バリトン メタル テナーリード用?

今日は珍品です。

ベルグラーセンのバリトン用のマウスピースですが、なんとテナー用のリード専用のバリトンマウスピースです。

察するに、テナー用のマウスピースをそのまま長く作りバリトンにも使えるようにしたという
ものです。

一応、ビンテージのようです。

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大きいものを小さいものにはめるパターン、、、即ち、アルトにテナー用をつけることはありましたが、小さいサイズのものを大きい楽器につけるのは斬新ですね。

マウスピースにはテナーを表す、TFという文字がついています。

リードのサイズもさることながら、マウスピースの内容積が小さいために音はかなり細く鳴るでしょうが、テナーと同じように吹ける利点があるのでしょうね???

価値はわかりませんが、一応6万くらいで売られています。

かなりレアアイテムです。



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オットーリンク バリトン アーリーバビット ラバー 8

今日はバリトンのリンクラバー、アーリーバビットと思われる8番です。

アーリーバビットの時代である70年代中期には、テナーやアルト同様バリトンもそれなりの数が生産されたと思いますが、バリトンのマウスピースはテナーほどは市場には出てきませんね。

私はバリトンはアーリーバビットのメタルを使用していますが、他の個体も含めフロリダと同じように使える素晴らしいマウスピースが多いです。

今回のマウスピースもそうですが、メタルにもあまりバッフルがついていませんでした。

バリトン用にはくっきりとしたバッフルはつけないようにしていたのかもしれません。

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バリトン用のラバーアーリーバビットはあまり見たことがないのですが、スラントと同じような穏やかな作りですね。

アーリーバビットはスラントをそのまま流用したものを含め色々なタイプがありますが、これはフロリダ製作のものかもしれません。

バリトンのラバーもテナー同様非常に高値で取引されているので、こういうものはねらい目かもしれませんね???

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キング バリトンマウスピース 3

今日はキングのバリトンマウスピースです。

キングはその古い時代からマウスピースやリガチャーも楽器の付属品としても製造していたようですが、ちょっと近代になるとメタルも作っていたようです。

あまり見かけないものですが、たまにオークションなどでも出てくることがあります。

通常はウォルフタインのようなデザインなのですが、このマウスピースはバッフルが非常に高く明るい音がしそうですね。

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おそらく1960年代か70年代あたりのものと思いますが、キングのサックスが安っぽい感じで作られていたことを考えると、マウスピースはそれなりにしっかりしたデザインに見えますね。

3という大きさで使い物にはならないでしょうが、マウスピースとしては非常に珍しいもので面白いですね。



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セルマー バリトン ソロイスト G

今日はセルマーのバリトンのソロイストです。

やはりマウスピースの中で、安定感があり最も吹きやすいのはセルマーです。

もちろん音を持ち上げるような表現の幅は限られますが、音程や上の音を吹くのに問題がある練習などにはセルマーが最も扱いやすいでしょう。

ですが、開きの大きいものは極端に少ないので今回のようなGというサイズは珍しいですね。

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サイズは100ちょっとですから、一般的には6番あたりの開きといえます。

バリトン専門の人にはちょっと物足りない開きですが、持ち替えの人にはいい大きさですね。

今回のものはおそらく60年代半ば辺りのものですが、基本的にはかなり丸い音でしょうが息をカキンと当てればバリバリいうこともそれなりにできるでしょうから、バリトン持ち替えの人の練習用マウスピースにはいいですね???

レッスン用にちょっと買っておこうかな???




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オットーリンク メタル バリトン フロリダ  USA 7

今日はリンクメタルのバリトンの7です。

メタルリンクはジャズのマウスピースでは定番ですが、中々古いもので使えるものが出てこないので皆さんお困りのことでしょう。

今回は7という使いやすいサイズで、バリトン奏者にはちょっと物足りないかもしれませんが持ち替えで吹くには最高のマウスピースでしょう。

大きさは105で、テナーでは7番です。このマウスピースは金メッキも残っているので基本的にはいじられていないでしょう。

バリトンとテナーの大きさが同じなのは変な気もしますが、このころは大きさがまちまちなので
大体この辺の大きさでオリジナルです。

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ちょっとぶつけたような跡もあるので修理は必要ですが、まだまだそれなりに使えるマウスピースでしょう。

USA付きですが、テナーほどはバッフルはありませんね。

ですが、フロリダのバリトンはバッフルがなくてもサッと息が入り、特に低音の反応もいいですね。

値段は600ドルほどで、修理が必要でも中々お値打ちかもしれません。

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メイヤーブラザーズ バリトン 7MM

今日は非常に珍しいメイヤーブラザーズの7MMです。

まずこの時代のマウスピースは4,5が中心で3もよく見かけるイメージです。

6はほとんど見かけず、7になるとまずないのでそれがバリトンになるとさらに希少性は増すでしょう。

ですが、たまに見かけることはあるのでバリトンに関しては比較的大きめのものも作られていたのかもしれません。

このマウスピースは整える程度に調整されているらしいですが、そのデザインにメイヤーブラザーズがアルトで人気でもある理由を垣間見ることが出来るように思います。

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見るからには丁寧に作られています。

先端の幅は均一に細く作られており、それ以外の部分の美しいですね。

今回よく見ることができたのは、2段階のバッフルがついています。

この時代はそこまでバッフルがつくようなデザインのものはないのですが、メイヤーブラザーズが古いラージチェンバーのマウスピースであるにもかかわらず人気があるのは、このバッフルでズバッと吹けるからというのが大きな理由でしょう。

このバリトンは110という大きさでオリジナルよりもほんの少しだけ広がったようですが、古い楽器につけるには最高のマウスピースであるように思います。


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