カテゴリー「Alto Sax」の記事

セルマー BA  アルト 2万8千9百 ゴールドプレート

今日はBAのゴールドプレート2万8千9百台です。

1939年製の楽器ですが、この翌年には戦火が激しくなりわずか2百本ほどしか作られませんでした。 その前年には1700本でしたがそのうちの一本になります。

ちなみに現在では年間2万本くらい作られているようです。

さて、BAの時代はラッカーが剥がれやすいためか?オリジナルのフィニッシュのコンディションのものはほとんど見かけません。

それがまさかのオリジナルゴールドプレートだそうです。

オリジナルかどうかは実物でしか判断できませんが、少なくとも色的にはかなり古いゴールドプレートですからオリジナルの可能性が高いでしょう。

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コレクター向けと言ってもいいくらいのかなりのレア楽器ですが、ゴールドプレートによってより実用的な楽器ともいえます。

この頃は楽器そのものが弱いですが、プレートによってパワーが増し、より押せるようになり、弱点であるパームキーの鳴りもより均一になりますから、ゴールドプレートがより望ましいですね。

さらには、ゴールドプレートはマークシックスを含む近代の楽器は暑苦しい重い音がしますが、この時代のゴールドプレートは音色に優美さを加えるという点でもポイントが高いですね。

BAファンにはおススメの楽器です。


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キング スーパー20 アルト 33万9千

今日はキングスーパー20アルトの33万9千台です。

34万台あたりから第三世代になりますので、この楽器は第二世代の一番最後あたりの楽器で、1954年ごろの楽器となります。

この第二世代の楽器が一番バランスがよく、黄金期の楽器で豪華仕様なものが多いですね。

この第二世代まではシルバーネックが標準でついていて、キーにパールがついているのもこの辺りまでですね。

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キングも古い楽器ほど音が散って、音量が小さくなる傾向にあります。

そういう意味では、このあたりの楽器が機能的にもシリアル的にも丁度いいという人もいるし、もう少し後の楽器のほうがしっかり鳴るから好き、、、という人も多いでしょう。

キングはコンディションのいい楽器が非常に少ないですから、今回のような楽器だと安心して買えますね???

ですが、レゾネーターは大きめのかなり分厚いものを使用しているみたいですから、通常の楽器よりはガリガリ鳴るでしょう。

中々良さそうな楽器です。


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フラセル アルト 8万2千4百

今日はフラセルの8万2千台アルトのシルバーです。

8万台辺りはフラセルでも音のボケが残りジャズでも十分使える番台です。

この番手の問題はボリュームが弱くて強く押せないことですが、フラセルのほうがしっかりしているのでボリュームもあります。逆に押せなくてもキャラクター重視でいくならアメセルでしょう。

今回の楽器はシルバーもかかっているので、さらにボリュームもあって音も暗めで機能的には中々バランスがとれているでしょう。

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シルバーは落ち着いた音色になります。

その意味ではややアメセル、、とは言わないですが、暗いほうの音色になります。

この楽器の参考音源があります。



ラッカーのような華やかさが抑えられてちょっと暗い音になっています。

5、6万台よりも音に厚みがあって8万台らしいですが、11万台よりはかなりアクセル全開という感じですね。

アメセルとの違いは、アメセルは暗さの中に艶がありますが、この楽器は暗さのほうが勝っていてあまりつやは感じませんね。

高い音も詰まるように聞こえますし、総じていい楽器ではないのかもしれません。

きれいですが残念ですね。




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ヤマハ 82Z アルト スペシャル

今日はアメリカ版のヤマハです。

日本では吹奏楽が巨大市場で、中高生に楽器を買ってもらいたいというのがメーカーの思惑でしょうが、やはりサックスといえばジャズでアメリカのミュージシャンにも評価されたい気持ちは大きいでしょう。

それゆえアメリカではあまり日本では見かけることのない”ロビー活動”が行われているようですが、この楽器もその活動の一端かもしれません。

アメリカ向けに発売された、ブラックラッカーのフェニックス彫刻で特別仕様です。

フェニックスとかいうと、ハミングバードとかフラミンゴとかセルマーのあれを連想させますね???ちょっと意識しているのかもしれません。

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ヤマハアメリカの50周年を記念して150本限定で作られたモデルだそうです。

管楽器の字体も日本よりもやや中国的な字体で、オリエンタルなイメージを付加しているところが逆に日本的ではないですね???

このモデルのブラックラッカーは吹いたことがありませんが、一般的にブラックラッカーは角がとれた華のない音がしますから、これはZの薄い近い感じの音がぼわっとしてちょっと厚みが加わって、ブラスのパリパリした感じがない音色でしょう。

色々面白い楽器がありますね???




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アメセル アルト 15万9千 クレイグハンディー

今日は、アメセルの15万9千台の楽器です。

オリジナルシルバープレートとされていますが、まあ間違いなくリプレートでしょう。

オリジナルのシルバープレートは、ゴールドプレート以上にその存在が確認されていませんから、このようなものはリプレートと考えるのがいいでしょう。

しかしながら、ここまで使い込んでしまうとリプレートかどうかの判断材料も皆無ですね。

さて、この楽器はNYあたりで活動するクレイグハンディーさんの楽器です。テナー吹きとしての印象が強いですが、ミンガスのバンドやチャールズトリバーのフルバンでアルトを吹いていたように記憶しています。

その時にはこの楽器ではありませんでしたが、その彼が激しく?使用した楽器です???

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クレイグさんはかなり手汗が酸性が強い人なのですね。

ストラップリングの下あたりの手は当たるところも、ピカールで磨いたようにきれいになっています。

さわっただけであんなにピカピカになるのなら、さしずめ歩くピカールといったところですね。

しかしこれだけメッキがきれいにはげるのはある意味すごいことですね。

ですが、今ポッター氏が使っている9万台は元は彼の楽器だったと聞いたような気がしますが、その楽器はそこまで剥げていないのでその前の持ち主の仕業かもしれません。

彼のファンの方にはたまらないアイテムですね???


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ザ マーティン アルト 16万9千 新品

今日はザ・マーティン、いわゆるコミッティー3の豪華版のマーティンとして最も人気がある楽器のほぼ新品です。

16万9千台ですので1948年あたりの楽器になります。

まず、ザ・マーティンですがそのほとんどがリラッカーされ、オリジナラッカーでもかなりぼろぼろのものがほとんどです。

セルマーのミントコンディションはよく見かけますが、このようなほぼ新品のマーティンを見かけたのは初めて、、といってもいいでしょう。

マーティンのセッティングを考える上でも重要な資料となりますから、非常に貴重な状態です。

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神々しいですね。

光り輝いています。

これをみて思うのは、意外にキーは低くセットされていることです。

低いと音はこもって抜けが悪くなりますから、そういう意味では今売られているマーティンはセッティングの上では随分改変されているものが多いですね。

そしてなんと言ってもレゾネーター、、、がほとんどない、、あるいは今よりも反響しにくそうな材質であることです。

それゆえあのような落ち着いた音がするのですね。

今売られているマーティンが割りとバキバキしているのは、現代のマウスピースを合わせているせいかとも思っていましたが、それだけでもなさそうです。

マーティンは発売時に、50年保証がつけられているほど自信がある作りだったことでしょうが、それを感じさせる見栄えですね。

実際にはポストがハズレたりということが結構ありますが、この資料はマーティンを考える上で重要だと思います。


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ヤナギサワ アルト 9935

今日はヤナギサワのシルバーソニックのアルトの9935です。

9935がどのようなモデルか、、と聞かれてすぐに答えられる貴方は、相当のヤナギサワマニアなはず???

9935がどのような楽器かという正解は写真で確認していただくとして、シルバーソニックの中でも最も生産本数が少ないタイプですね。

実物を見かけることはほぼありません。

このようなものを作る意味があるのかという疑問はあるのですが、そこはさすが技術のヤナギサワ、、、他のメーカーがやらないことを敢えてやってみるところに、ヤナギサワの熱いこだわりが感じられます。

ここまでやってしまうところが、吹奏楽の子供たちに楽器を買ってもらえればいい、某メーカーとのサックス作りに対する姿勢の違いを感じますね。(といっても某国内メーカーを批判しているわけではなく、ヤナギサワの意気込みについてのこととご理解いただければと思います)

さらにいうと、主要メーカーではヤナギサワだけが管体が人の手で叩かれて作られており、セルマーをはじめ某国内メーカーも機械でドカドカやっています。

さて、そんなヤナギサワの意気込みが感じられるモデルですが、、、

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正解は、BowというかU字管の部分のみ真鍮というとっても中途半端な楽器です。

ここだけ真鍮に変えても、恐らく全部シルバーソニックとは音色はほぼ聞き分けられないでしょう。

ではここだけ代える理由は何か?というと、最も鳴りにくい低いCとC#の抵抗感の改善が挙げられます。

低いCは管が曲がっていて他のところよりも鳴りにくいですよね??

それを抵抗感の強いシルバーでやるとさらにつらいので、音色だけはシルバーを目指して変えてもあまり影響がないであろうBowを真鍮でつくるというかなりこだわったモデルです。

恐らく全部シルバーよりもこちらのほうが機能面で優れていると思いますが、やはりイメージの面で、、、、どうせやるなら全部、、、となるでしょうから、主流にはなりにくいでしょう。

ですが、私は全部シルバーよりこちらのほうが好きだと思います。

面白い楽器ですね。

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セルマー Radio Improved 2万0千2百

今日は古いセルマーです。

1934~35年あたりにつくられたRadio Improvedというモデルで、その名のとおりラジオ全盛の時代にラジオのレコーディング用に改良された、、、という意味のモデルです。

基本的にはセルマースーパーサックスシリーズの一部だそうで? SSSモデルと呼んだりもするそうです。

今回のものはその中でも中期あたりのRadioとなります。

この時代の楽器はほぼリラッカーされていますが、この楽器もリラッカーです。

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シガーカッターと何が違うのかという点はあまりよくわかっていないのですが、キーが微妙に異なったり、オクターブキーの穴がちょっと異なるようですね。

恐らくネックの形や本体の形も微妙に異なるのでしょうが、本質的にはこのスーパーのサックは同じモデルということなのでしょう。

そうでなければ、マークシックスはシックスからセブンではなく、マークシックスがマークテンくらいまであって、マークセブンはマーク20とかそんな名前にならなければいけないほどマイナーな改良はたくさんありますから、そのくらいの違いなのでしょう。

このRadioのあたりの楽器は、非常に散ったサウンドが特徴でまさにスイング時代の香りがしますね。

やはりああいう音楽をやるにはこう楽器ではなくてはならない音色があります。


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アメセル アルト14万3千

今日は14万3千のアルトです。

一時期14万台アルトは全く出てきませんでしたが、ここ最近は非常にいい出物が多いですね。

といっても、14万台にも非常に色々なキャラクターがあり、鳴りが大きいだけでなくどのような個性を戦力に加えたいか迷うところですね。

今回のものは非常に暗い色をしていてまさにサンボーンホーンと言ってもいいでしょう。

このくらい暗い色をしたものは中々珍しくキャラクターも濃い暗い音色が楽しめるでしょう。

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このような色は、特に14万の前半にたまに見られますが、14万3,4千あたりに特によくみるような気がします。

14万0千あたりの暗いものも吹いたことがありますが、やはり3千、4千に比べると鳴りが小さいのでこの3千あたりだと鳴りの上でも満足度が高いですね。

ですが、この暗いタイプの楽器ですが、何故だかパワーが弱く高い音が詰まるものも多かったので、機能面に関しては明るいものよりもより注意が必要かもしれません。

でもいい色していますね。


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キング Super20 アルト 28万1千2百 リラッカー

今日はKing Super20のアルト28万台リラッカーです。

27万台からスーパー20が作られますから、1945~46年ごろの第一世代の初期の楽器になります。

初期の楽器は豪華な仕様が多い代わりに、テーブルキーがやりにくかったり、ストラップの穴の形が独特だったり、面白いですね。

テーブルキーが致命的で第一世代はあまり人気がありませんが、音色では散った甘い音色が特徴です。

今回のものはリラッカーされていますが、音色はオリジナルラッカーと変わった趣向になるでしょうか?

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この時代のキングはほとんどリラッカーされてしまっていて、きれいなオリジナルラッカーはありません。

さて肝心の音色ですが、

かなり明るい音色ですね?

1945年の楽器ですが、マークシック的には1960年代に入った頃のようなパチッとした音色になっています。

元々スーパー20は楽器によって暗い音色だったり明るいものだったり、マークシックス同様いろいろなキャラクターがありますが、この楽器はもともとややガリガリ系だったのかもしれません。

これなら別にキングである必要はないので、私にはあまり魅力を感じない楽器です、、、


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