カテゴリー「Alto Mouthpiece」の記事

RS バークリー 復刻シリーズ クリスポッター先生のアルトマウスピース

今日はポッター先生のアルトマウスピースのコピー版です。

 

RSバークリーは、コピーマウスピースの先駆け的存在であるノベルトによって3Dスキャンでレジェンドたちのマウスピースをコピーして販売するプロジェクトです。

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色々な人たちのマウスピースがありますが、なんと!ポッター先生のアルト版がありました。

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もちろんテナーは今まで割と話題になりましたが、アルト版があったとは知りませんでした。

元が何のマウスピースかわからないのですが、たぶんセルマーのソロイスト?的なデザインに見えます。

そして開きはなんと66ミリインチ!

 

5番に満たず、4番の開きになっています。

ポッター先生ってそんな小さい開きのマウスピースを使っているのか甚だ疑問ですが、その開きではさすがに使いにくい代物です。

あまり評判にならなかったのも納得です。

 

この復刻シリーズは総じて音が明るいのですが、ポッター先生のアルトは音が暗めですので、オリジナルよりはかなり音が立つ感じでしょうね!

 

ファンの人いかがですか?

 

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バンドレン ブルージャンボ Blue Jumbo 再販の再販決定

2021年の始めに本家バンドレンより復刻されたブルージャンボ、その再販がリリースされました。

最初は全世界750本?限定でしたが、今回は番号なしでの再販となります。

少し前に作っていると聞きましたが、アメリカではすでに出回っているようです。

 

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見た目や箱は、シリアル付き限定版と何ら変わるところはありませんね?

売れることがわかっていれば作らない理由はありませんから、こうなる流れはかなり予測できましたが、

世界中でブルージャンボのコピー版を作っている人たちは、かなりショックを受けているでしょう。

このクオリティーのマウスピースが、2万円しないのですから、コスパ高すぎどころではありません!

 

前にも書きましたが、バンドレンの機械の更新もあり当時のものとは全く同じではありませんが、黒いものよりははるかに吹きやすくいい感じです。

 

年明けくらいには日本に入ってくると思いますので、欲しい方は是非チェックされてください!

 

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アルト オットーリンク アーリーバビット ラバー 4*

今日はアルトのアーリーバビットラバー 4*です。

最近のオークションでは日本も含めて、アーリーバビットとして売られているものはいわゆるよかった時代のアーリーバビットよりは、ずいぶん後のものですね。今回は少しアーリーバビットの見分け方について述べてみたいと思います。

未だに、本当の意味でのバビット社が最初に作りだ”アーリーバビット”には、番号がついていない、、そして、番号付きになるとかなり硬い音がして、音量も出ない、大きく性能が劣るにも関わらず、すべてアーリーバビットして売ってしまうことには大きな問題があると感じます。

そして、番号がないより古いアーリーバビットにも鑢の模様的には、4~5種類あってそれぞれに個性がありますが、今回はその中でも(レイトフロリダを除いて)最も古いものということができます。

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このタイプには、フロリダの箱がついていなこともあるようですが、これはついていますね。マウスピースよりも、箱のほうが大量に余っていたことがうかがえます。

そして、重要な鑢の模様ですが、基本的にはこの模様であれば、ほぼ問題なくアーリーバビットといえるでしょう。

ただし、1がつくころには、写真的に似たように見えるものがあるので注意が必要です。その場合は、ビークが丸いのでわかります。

さて、このアルトですが、4*で65ですから、かなり狭いですね。 

初心者向けのサイズで中々使いにくいところです。

リンクのバビットは、鋭さが足りないので、アルトとしてはちょっと物足りないサウンドですが、丸い穏やかなサウンドを奏でたい人にはいいでしょう。

メイヤーは好きじゃない、、という、ジャズ初心者におすすめなマウスピースです。

 

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メイヤーブラザーズアルトが復刻!!! 本家メイヤー(JJbabbit)から発売開始?

さて、先日はアーリーバビットのテナーの復刻版が本家から正式に発売されることをご紹介しましたが、メイヤーブラザーズモデルも復刻盤が発売されるようです。

2021のこれらの新発売モデルは、Connoisseurシリーズ、、、目利きシリーズ?というラインナップで、要するに、ちょっと別格で高いよ、、というマーケティング的な側面が見え見えなモデルです。

基本的には、6のみのサイズで、それ以外は特注でオーダーが可能となっているようです。

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ちょっと太めで、形は似せてあります。 中の作りも現行品に比べるとかなり丁寧ですね。

NYメイヤーモデルよりは、少し角が取れて厚みがある音でしょう。

恐らく現行に比べるとはるかに良く鳴るマウスピースだと思います。オリジナルと比べると、音に硬さがあり、他の復刻モデル同様、モノトーンで少し抵抗感がある、、そんなマウスピースと予測します。

そして、何故だか?シャンクにリングが巻いてあります???

それは、もしやキャノンボール先生を意識してのことでしょうか?

以下の写真は、私が20年ほど前に手に取ってみた、キャノンボール先生の本人のマウスピースです。

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こうやって見ると形はかなり異なりますね? 復刻版はイメージだけで、リングを巻いてみたということでしょうか?あるいは、サイズも5ではなく6としているのは、やはりイメージ先行のマーケーティング的意味合いが大きいということでしょう。

リガチャーもこれ用に作ったみたいです。

ですが、本家が出せは、それなりの意味がありますから、現行のメイヤーがひどすぎた現代では新たな選択肢となってうれしいですね?

これも、恐らく日本には来年くらいにはいってくるのでしょうか? 楽しみに待ちたいと思います。

 

 


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Vandoren Blue Jumbo Java バンドレン ブルージャンボ 復刻 

さて、今日はここ2か月ほど、巷を賑わせたあの青色のマウスピースの話題です。

 

2月の中旬にバンドレンのページで世界750本限定で復刻がアナウンスされると、世界中のコピー品メーカーがざわつきました。そして、このマウスピース高騰の火付け役である韓国では、3月の上旬には入荷しました。なんでも韓国では、各お店にも1本程度しか入荷せず、争奪戦が繰り広げられ、手に入れるため夜通し電話を掛けるということが行われたそうです、、、

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日本は発売日が3・28と聞いたような気がしますので、ずいぶん遅かったですね。そして、1か月経って日本でも、2回目の入荷が先週行われ手に入れたという報告を色々な人から聞きました。

まず、このマウスピースには、シリアルとコピー防止用のシリアルが二つ刻印されています。

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150というナンバーと、右横にアルファベットと数字の文字が刻印されています。日本では概ね100番台、韓国では200番台、ヨーロッパでは400番台が売りに出されています。

 

そして、私が見た10本ほどでは同じ人が作っていましたので、日本には同じ人が作った比較的早いシリアルが出回っているようです。また、二回目の入荷もシリアル的にはさほど変わらなかったようです。

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写真に写りにくいですが、お馴染みの刻印があります。

さて、このブルージャンボですが、色的にはその当時のものとは若干異なります。そして、実は製造側での機械の更新があるので、厳密にはその当時とは同じものでもなく、製造方法も(加工の過程が)異なると聞いています。(下、右が当時のもの、左が復刻版)

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ですが、現行品ともずいぶん異なりますね?

(左が現行品、右が復刻版)

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吹き比べると、現行品よりも復刻版のほうが、均一かつ、シャープです。現行品は、音域により抵抗感が異なりますが、それがより一定になった感じで、楽に吹けるといえるでしょう。逆に、キャラクター的にはややあっさりパリパリした感じなので、相対的に言えば明るいだけの薄い音がするマウスピースとも言えますが、吹きやすさが増し、コントロールも容易になって作りがいいように思います。

デザインも現行品とは大きく異なるように思いますが、特に異なるのは、先端部が細いので、よりシャープに吹けるということです。

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先端部分の厚みはマウスピースの反応に大きく影響しますが、鋭い系マウスピースでは細いに越したことはありません。

そして、内部の加工も、写真では同じに見えるかもしれませんが、見る人が見ればデザイン的にはかなり異なります。

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結論を言いますと、ブルージャンボ復刻版のほうが作りが良く、キャラクターは弱いものの、マイク乗りは良さそうで、精巧です。

ちょっと軽いのが何ですが、とにかく吹きやすいので、そして安すぎ! このクオリティーのマウスピースが実売18000円ほどなんて、驚愕です。このマウスピースに興味のある人はもちろん、Dukoffは敷居が高いな、、と思う人も、第2期の入荷直後の今、、、なら手に入るかもしれませんので、お店に行って是非吹いてみてください!!!

 

また、試奏レポートは別で行いたいと思います。

 

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アルト オットーリンクトーンマスター 特注8*

今日はオットーリンクのトーンマスターのアルトです。

 

オットーリンクの当時のカタログにある使用者のリストを見ると、4や5が中心で、基本的に7などの大きなサイズは、カタログにも載っていません。

 

今回は8*で、いわゆる特注でしか手に入らないサイズです。 トーンマスターも長きにわたって作られていたので、このようにサイズの大きいものも珍しいですが、散見されます。

 

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せっかく特注したのに、あまり使われずにきれいですね。 シリアルが見えないのでわかりませんが、恐らく後期のほうのモデルでしょう。

 

さて、気になる開きのほうですが95ミリインチ。 現行だと8のサイズで、メイヤーに換算すると9.5というサイズです。

如何に大きいかということがお分かりいただけると思います。 この特注トーンマスターですが、サイズは決まってなかったようで、他のサイズとの一貫性はなく、適当に大きさは付けていたようです。 それゆえ、同じ8*でもおそらく異なる大きさでしょう。

 

アルトはサイズが大きすぎると、マウスピースだけが鳴ってしまったりアルトの音でなくなってしまうので、ここまで大きいと使い勝手が悪いでしょう。非常に珍しいサイズですが、ちょっと扱いが難しいですね。

 

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ジョービオラさんのメイヤーブラザーズ アルト 4S Medium Chamber

今日はジョービオラさんの遺品です。

ジョービオラ先生はバークリーで長きにわたり教鞭をとられていた有名な先生です。私がアメリカにいた2000年代初期にはもう教えられておられなかった、というかお亡くなりになっていたのかもしれませんが、影響を受けた先生たちが多く、(私はバークリーに行ったことはないが)ジョービオラ氏の名前がレッスン中にたびたび登場しました。

私よりも10歳くらい上の人、、、今50代以上の人はジョービオラに習ったという人が多くおられます。

私が印象だったのは、ネックだけで1か月練習させられたという話で、楽器のコントロールの練習をさせられたみたいですね???

さて、そんな有名人のジョービオラさんのコレクションがたくさん売りに出されています。

そのコレクションから読み取れることはまた別の機会に述べるとして、その中で最もめぼしいのものが、このメイヤーブラザーズのアルトの4Sのミディアムチェンバーです。

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とはいっても、非常にきれいで使った跡があまりありませんから、メインのマウスピースでなかったということですね。


開きは68で、非常に吹きやすく明るい音がするようです。

 

作りがいい、反応がいいマウスピースは明るい音色がする傾向がありますから、アタリのマウスピースなのでしょう。

 

ネックだけでいい音を出すトレーニングをされるくらいですから、このマウスピースなら彼のレッスンを受けるのに最適な武器だったことでしょう???

まさに逸品ですね?

 

 

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オットーリンク スラント アルトの偽物

さて、今日はアルトのスラントの偽物です。

 

先日もこのマウスピースの類を石森管楽器に持っていっていろいろ勉強させてもらいましたが、スキャンして型を作って、、、という工程で製造されているようですね。

 

それゆえ、実物と同じフェイシングカーブ、オープニングのデザインを持っているので、それゆえそれなりに吹きやすいのであろう、、、とのことでした。

 

これにつきましてはまた後日レポートしますが、今までご紹介した偽物マウスピースは、それを作るときにすべて本物を手に入れてやっていることになり、それはそれでかなりの労力がかかっています。

 

さて、そのような状況でのアルトのスラントのコピー品ですが、今まで出てきたコピー品のすべてが6というサイズです。

それ以外のサイズのコピー品は少なくとも私は見ていないので、おそらく、アルトのサンプルは6というサイズしか取れなかったということを示唆しています。

 

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さすがにテーブルの鑢の目の再現は非常によくできていますが、このマウスピースに関してはロゴなどのデザインに違和感たっぷりですね?

ちょっと鮮明すぎるというか、写真の写り方を考慮しても色味はかなり違って見えます。

 

むしろロゴはこんなにべったり塗らずに、薄い白い色をなんとなく付けるだけでよかったんじゃないかな、、、と思ってしまいますね?

 

さらにはアルトのスラントをコピーするくらいなら、もっと他のマウスピースをコピーしたほうが儲かりそうなので、あまりサックスには詳しくない人なのかもしれません。

これは粗悪な偽物なので騙される人は少なそうですね?

 

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メイヤーブラザーズ アルトの偽物

さて、メイヤーブラザーズの偽物もまだまだ世界に拡散中ですが、最近のものはすこしシャンク部分に変化が見られようになってきたかもしれませんね?

 

私が聞いたところによると、メイヤーブラザーズの偽物は

3M Medium 

4M Medium 

4M Small

5M Medium

5M Small

5S Medium

5S Small

6M Medium

など、多数のバリエーションで売りに出されています。

そして、見栄えの特徴は明るいプラスチックっぽいラバーに、金色の色がはっきりしているのに一部消えかかっているのが見栄えの特徴です。

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いわゆる初期モデルと後のモデルが混在していますが、大体見た感じのフィーリングは似ています。

反対は、、

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色や、金色の感じには統一性があるので、こういう感じでくれば見分けるのは削らなくても容易そうですね?

そして見分け方の最大のポイントのシャンクの終わりの部分ですが、昔は

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上記写真のように筋が入ったり、ちょっと段になっていました。本物ではこうはなっていません。

そして、最近うられているものは少しきれいになり、

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ちょっときれいになりましたね。紙やすりで削ってきれいにしたようにも見えますね。

ということは、今後は見栄えで見分けるのはますます難しくなっていくかもしれません。

これらは日本にも多数入ってきているようで、最初に買った人が高値でオークションなどで転売して第2、第3者の人が買うことも多い様です。

そもそもですが、メイヤーブラザースはメイヤーほどは細く鋭くなく、太い角の取れた音が非常に気持ちよく鳴ってくれるマウスピースですので本物を知っている人は、吹けば騙されようがありません。

ですが、初めて買ったら”こんなもんかな、、、”と思って使ってしまうような、まあまあなクオリティーです。

以外に安く買えるので、もし復刻モデルとして3、4万ならありだとおもいますが、実際は4~9万あたりでのにせものであることを織り込み済みの価格で落札されています。

それが、日本で転売するときには10万以上で売られるわけです。

もうネットでビンテージのマウスピースは買えなくなってしまいました、、、

 

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アルト ショートシャンク の偽物 

まだまだ偽物は発売中ですが、先日情報をいただいたものを見てみましょう。

ショートシャンクのアルトの偽物です。

シャンク部分の作りの粗さを見せないように立てているところがポイントですが、おそらくかなり粗い作りになっているはずです。

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型を取って作っているのでサイズ感などは全く一緒ですが、テーブルの刻印が少し雑な感じですね。

そしてこの偽物マウスピース全般に言えることですが、やや青っぽいというか白っぽい感じというか、材質による色味が結構異なります。

本物のマウスピースは削ると茶色い粉が出てきて使い込むと温かみがあるような茶色っぽい変色ですが、偽物のマウスピースはやや硬い感じで冷たい感じの色に見えます。

このマウスピースも三万円ちょっとで売れました。

正直に言うと、3万円の新品マウスピースとして買うなら、現行品買うよりはちょっといいように思うような作りであるところが結構すごいです。

もちろん本物と比べるとずいぶん劣るのですが、それでも本物を持っていない人は気づかずに使い続けてしまうだろうな、、と思います。

このショートシャンクの偽物もシャンクの入り口の作りの粗さを隠されたらかなり手ごわそうですね、、、

 

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