歴史的銘器 スタンケントンバンドのバリトン Conn 12M が売り出し中
今日はすごいものです。
スタンケントンのバンドで代々使われてきたバリトンです。
日本はアメリカとは異なる趣向のジャズが流行ってきた傾向があるようですので、スタンケントンのバンドといってもピンとくる人は少ないかもしれません。ケントンバンドは、 サックスでいうともちろんアートペッパー、バドシャンク、リーコニッツ、、そしてそのあと、かのレニーニイハウス大先生をはじめ、リッチーカミューカ、ボブクーパーなど名だたる白人スタープレーヤーが名を連ねる超ヘビー級有名バンドです。
今回のバリトンは、元の持ち主はオリジナルのメンバーであるBob Giogaさんの楽器で、彼がスタンケントンを引退した後も、そのあとを引き継いだBill Fritzさんに売られて、またスタンケントンバンドでプレーされ続けた由緒正しきバリトンサックスです。
かなり使い込まれていますが、まだまだ行けそうですね。
ボブさん次の人に250ドルで売っちゃうなんて安すぎません? その当時だと25万くらいですね?
Bobさんの顔を知らないので、顔では判別できないのですが、40年代はほぼ彼が演奏していたと思われるので、おそらくこの演奏でこの楽器が使われていることと思います。
もうこれは、ハリーカーニィーの楽器や、ベイシーのバンドのバリトン、、といっても等しいくらい、まさに王道のバリトンです。
色々なフルバンの録音を聞いて思うことは、やはりバリトンサックスと言えばコーンBb管でなくてはならず、セルマーの音はフルバン的にはまた別の楽器といえます。
間近で聞くとわかりますが、音の出方、広がり方、、全く異なる楽器です。コーンは、太く重く、大きく、、、まさに、由緒正しきサックスセクションの音を奏でるにはなくてはならない楽器です。
このような歴史的な楽器そのものが売り出されるなんてすごいことで、興奮してしまいます。
しかも、値段もセルマーよりは断然安い、、、バリトン奏者にはまさに夢のようなアイテムですね。
tomosax.net
レビューは商品下にたくさん書かれています。
| 固定リンク | 0
「Baritone Sax」カテゴリの記事
- アメセル バリトン 5万7千 LowA グリーンラッカー(2021.10.11)
- 歴史的銘器 スタンケントンバンドのバリトン Conn 12M が売り出し中(2020.11.11)
- アメセル バリトン SBA 5万1千8百 Low A(2020.11.09)
- アメセル バリトン 10万4千7百(2020.09.10)
- アメセル バリトン 6万3千9百 LowA(2020.06.30)
コメント