アメセル テナー 6万9千6百
最近楽器が売られているのを、とんと見かけなくなりました。
海外のオークションでマークシックスと打つと、5ページも6ページもあったのに、いまは2,3ページでそのほとんどが関係ないものが上がってきますね。 あっても中後期がほとんどで、5桁なんかは法外な値段のものが1つ、2つあるくらいで、全然面白くありません。
さて、そんな中で、現在売られている初期のシックスで、恐らく唯一現実的な値段がつけられている楽器が今日の楽器です。
この楽器屋も20年ほど前までは、7,8ページめぼしい楽器が並んでいましたが、今では、オリジナルの5桁のテナーが1本、、、それも数か月したらやっと入荷するようなそんな状況で、久しぶりに6万台が入りました。
非常に暗い色をしていて、6万9千にしては珍しい色ですね。 写真によってはちょっとグリーンっぽい色合いにも見えるものがありますが、色的には9万中期のイメージに近い色です。 珍しいなと思ってよく見ると、、、彫刻も少し埋まっているので、ちょっと怪しい感じがします。
購入して4,5年たって、1961年くらいにリラッカーした楽器という感じでしょうか?
一応、オリジナルとして売られていて、1万3千ドルですね。 このようにオリジナルとして購入して、日本で委託品で売られて、購入して修理に持っていくと、リラッカーですね、、、という事案が相次いだこともここ10年では多くありました。
大体、有名店に持っていくと、まず色でばれる、、、わけですが、割とこれはわかりやすい事例かなと思います。
とはいえ、楽器としては、古いいい色のラッカーがついているので、音色を損なうことはないでしょう。
しかし、オリジナルラッカーの値段で買うのは非常に怖い楽器です。
tomosax.net
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