マークターナー先生のSBA フラセル 3万8千
今日はマークターナー先生の過去に使用していたSBAが売りにに出されている話です。
1994年から2008年までバリバリ使われていた正真正銘の彼の楽器です。
フラセルですが、3万8千ですがボーの長さもさすがに大丈夫そうで、あの低音をたくさん飛ばして弾くのには、やはりこのあたりの軽さでないということなのでしょう。
2005年くらいの話ですが、クイーンズの大学院に行っていたころに、クラスメイトがシェイマスとマークターナーが楽器を売ってくれるって言ってるけど、どっちの買おうか迷っている、、とカフェテリアで話したことがありました。
その彼は今は、カナダの片田舎?で大学の先生をしていますが、その時はマークターナーはそういう話をしていただけで実際に譲ってくれるところまではいかなくて、結局シェーマスのボロボロのSBAをもって彼は登場したのでした、、、
そうしたら、アントニオ(ハート)が、それ昔バークリーで見たことがあるな、、っていって、キーに穴が開いていてパッチ張られていて、ボロボロだね、、、ってお話ししたがことがありました。
その時には、マークターナーは新しいSBAを買ったと聞いたような記憶があるので、その後に彼がその当時のメインの楽器をうりにだして、そして、今、勝った人が売りにだしているのでしょう。
アントニオがその時言っていたように記憶するのは、SBAのシルバーじゃないと低音の反応の軽さが出ないからSBAはシルバーに限る、、て、マークターナーが言ってたよ、、と言われたように記憶しています。でも、マークターナーはこの時シルバーを使っていないわけで、ブランフォードだったかもしれませんが、私の周りでSBAがガチャガチャしていた時代でした。
こんなに見なくなるのなら、私もこういう楽器を譲りうけておけばよかったと思う今日この頃ですが、ファンにはたまらない1本ですね?
私が当時聞いた値段よりも随分高値ですが、現在の市価から比べると妥当な値段なのでファンのひとのみならず、SBAが欲しい人は注目の一本ですね???
www.tomosax.net
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コメント
ラッカーがはがれて赤く変色している箇所がありますが、これは管体の素材の色なのでしょうか?もっと黄色っぽくなる場合が多いと思うのですが・・
投稿: リガチャーおたく | 2020年9月21日 (月) 14時32分
リガチャーおたく様 ご質問ありがとございます。真鍮の色は基本的には黄色です。それゆえ、ラッカーがはがれただけの色であれば、黄色、そしてそこに水分がついて銅と反応するといわゆる緑青の色になります。 海などに近い場合、あるいは、オリジナルラッカーを溶剤を使って剥がした時には、赤い色になることが多々あります。 これは、おそらく鉄分の酸化によるもの、銅や亜鉛の色以外の色の成分の酸化によって起きることは多々見受けられます。こちらにも情報があります。
https://drrick.com/relac7.html
投稿: tomo | 2020年9月21日 (月) 22時04分
情報ありがとうございます。リラッカーだと赤くなるというやつですね。マークターナー師匠の使用楽器もリラッカーの可能性あるのでしょうか。(だとしたらちょっと驚きです)
投稿: リガチャーおたく | 2020年9月22日 (火) 10時39分
リガチャーおたく様 ご返信ありがとうございます。赤くなると即リラッカーというわけではありません。 普通に使っていても、海辺で暮らしているなど、、赤く鳴りやすい要因もあります。
昔はリラッカーがへたっぴ、、というか、剥がし方が雑なことがあるので赤焼けの楽器は古いリラッカーには多くありました。 その場合、ラッカーの下にも赤いものが移るのでそうであればリラッカーは確定です。 マークターナー先生の楽器は、彫刻の鮮明さが見えないのでなんともいえませんが、数年前の日本の雑誌にこの楽器をもってインタビューされているものがあるので、それで見るともっとわかりやすいかしれません。最後の最後で、誰かが買いましたね?
投稿: tomo | 2020年9月23日 (水) 12時40分