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アメセル テナー 13万4千台 ヴァリトン ネックについて

今日はアメセルテナーの13万4千台です。

 

元々Varitoneがついていたもので、取り外されています。

 

この楽器は、1966年製の楽器でがっちりVaritoneがついていたので、まさに最初の数本ということになります。

 

さて、私も気づかなかったのですが、このヴァリトン付きの楽器には少し異なる仕様のネックがつけられていたようです。 この13万台のネックともなると、かなり形が張っていて太いネックなのですが、ヴァリトンがインストールされた楽器には、もう少し細めの8万、9万あたりのようなデザインのネックがついています。

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確かに、通常の13万台のネックよりはほっそりとしたネックがついています。 まず13万と9万あたりのネックの違いですが、13万のほうがしっかりして、音も太さがあるようながっちりした感じで、9万のほうがコンパクトで音がまとまるような感じ、馬力は9万のほうが相対的に弱いけど、スムースな心地よさがありますよね?

 

恐らく、ヴァリトンを付けるにあたって、音のまとまりのほうがあったほうがマイク乗りがいいとか、そういう明確な理由があるんだろう、、と思います。まあ、アメリカですから適当につけただけただけかもしれませんが、、、

 

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しかし、ピックアップの跡は非常にきれいに修復されていて、驚きですね。

 

この楽器は、ハリーコニックジュニアのバンドで演奏していた、リストンジョンソンさんが使っていた楽器だそうです。 80年代あたりの映像を確認するとこの楽器が見れるかもしれません。

13万台4千ともなると音色はゴリゴリしてきますので、5桁のフィーリングはほぼなくなっている、、といってもいいでしょう。 音の暗さは多少はありますが、この後に続くしっかりした鳴りの幕開け的な楽器で、後のものと比べると音の軽さなどが感じられていいでしょう。

そのネックのおかげで通常の13万よりはゴリゴリ感が弱まっているでしょう。

 

tomosax.net

 

 

 

 

 

 

 

 

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