フラセル テナー 13万3千 シルバー ゴールドウオッシュベル
今日は13万台フラセルのテナーです。
13万3千はアメセルであればギリギリジャズができるか、、できないか、、、という微妙なラインですが、フラセルに関していうとジャズの楽器ではありません。
フラセルは、材質的に明るい締まった音がしてしまうので8万くらいまでがジャズ向きな感じで、今回の13万台だとほとんどジャズのフィーリングはなく、音的にはシリーズ2とは大きくは変わらないでしょう。
さて、今回の楽器はアメリカの人がわざわざ?フランスのセルマーまで買いに行った、工場で直売された楽器です。
それゆえ、シルバーにベルがゴールド(プレート)になっているちょっと変わった仕様です。
たまにこういう楽器を見かけます。
珍しい仕様の楽器ではありますが、そんなに人気はありませんね。
今回の楽器は、彫刻もなし、F#キーもなしで、よく言えばこだわりがある、悪く言えば非常に中途半端な楽器となります。
フラセルのシルバーもラッカーよりは強く吹きすぎなければ、やや落ち着いた音がして、強く吹くとラッカーよりはさらにバリバリやや華やかさのない音がします。
それがベルをゴールドにすることにより、音をギラギラした方向、、特に低音が暑苦しい感じになった楽器です。
ジャズ向きではなく、吹奏楽的な意味合いで考えるなら、
①ゴールドプレートにするお金がなかった、、、(なのにF#もない)
②シルバーの音色がすきだけど、暗すぎない感じにしたかった
③見栄えだけで買った
のうちのどれかですね。
そういう意味では、中々使い方の難しい楽器ですが、要はこの楽器の特徴的にあキャラクターにピンと来るかどうかだと思います。
コンディションもいいし、楽器としては面白いのですが、このこだわりについてこれる人だけが購入しそうな、そんな特殊な楽器ですね?
tomosax.net
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