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驚愕! テナースラントNoUSAとメイヤーブラザーズアルトの完全なニセモノが世界中に拡散!?!?

さて、年末年始にかけて世界中で衝撃的な事実が世間を駆け巡りました?

私もサックスマニアで有名なK氏に写真など詳細な情報をいただきました。

 

先に結論をを述べると

 

★テナー ラバースラントシグニチャー No USA

★アルト メイヤーブラザーズアルト

★ ニューヨークメイヤーのソプラノ

★ ブルージャンボのアルト

 

の偽物が出回っている。

(のちに追記:2018年に多く見かけましたが、2017年初頭にはもう出回っていると考えたほうがよさそうです。)

 

しかも、基本的に写真では見分けがつかない

 

この詳細な情報は、マウスピースのレビューで有名なネフさんのブログに書かれています。

 

Snapcrab_noname_202013_103749_no00

https://www.neffmusic.com/blog/2019/12/buyer-beware-counterfeit-vintage-saxophone-mouthpieces-galore/

 

詳しくはこちらに書かれていますので、下のコメント欄まで詳しく見ていただくと世界中の人の反応までわかるでしょう。

しかし、英語が堪能でない方のために、要点だけまとめると、、、

 

見ただけでは見分けがつかないので、リフェイサーとして有名なブライアンパウエルにマウスピースを送って意見を聞くと

 

削ったときに、本物は茶色い粉が出てくるが、偽物は白っぽい

材質が全く異なる

そして彼がもう一点挙げたのは、

 

テナーのスラント模造品は、シャンクの終わりの部分が型で焼いたままの段になっているのに対し、本物の(ブライアンの所有の)アーリーバビットは滑らかである。

 

Snapcrab_noname_202013_104451_no00

 

このシャンク部分の違いに対しては、製作者がこのポストを見ればすぐ修正してくるでしょうからこの先にはあてにはできません。

 



メイヤーブラザーズの偽物は、後期版の背中側にチェンバーサイズが書かれているタイプのものになります。

つまり、この後期版のメイヤーブラザーズは偽物がすでに多く出回り、、私が知る限りでは、日本のオークションにもこのようなものがすでに出回っていたので、日本国内にもすでに流通しているものと考えます

 

基本的に削る以外偽物を見分ける方法はない

 

のですが、先のオットーリンクのシャンクの終わり部分の違いに加えて

 

★オイルを塗っているためピカピカしている

★マウスピースの内部の線がオリジナルのほうがより長く伸びているかも?

 

ですが、上記の違いは確実な違いではないでしょうから、削って材質の違いを見分けること以外に確たる証拠はありません。

 


これらの出品は、元はイーベイで出されていたもので、

Hungary, Greece, Scotland, UK

あたりを移動しながら出品されています。

これらの国を見て心当たりがある人も多いでしょう。

 

2019年の春先あたりから夏くらいに多く出品されていましたね???

あれは全部偽物、、、ということになりす。

そして、それは日本にも多く入ってきて、すでに日本のオークションでも売られていました!

 

スラントとメイヤーブラザーズは、注意しましょう!

 

K様情報ありがとうございました。

 

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コメント

いつも楽しく拝見させていただいております。
メイヤーブラザーズの偽物が出回っているとの事ですが、テーブル側にチェンバー、背中にNEW YORK と書かれた初期モデルの偽物もあるのでしょうか?
ご回答いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

投稿: レノ | 2020年1月 7日 (火) 19時03分

レノ様 コメントありがとうございます。一応はっきりと偽物とし確認されたのは後期モデルになりますが、テナー版はNoUSAでもテーブルスタンプなどいくつかバリエーションがあることを考えると、現時点で確認はされていないけど、あっても不思議はありません。実際、相当数の数が売られているようなので、その中にはそのようなものもあるかもしれません。

投稿: tomo | 2020年1月 9日 (木) 02時35分

追記です。どうやらニューヨークメイヤーの偽物も多く出回っているようですね。見分け方はシャンク部分の型抜きの跡で怪しさがわかるようです。

投稿: tomo | 2020年1月 9日 (木) 16時19分

ご回答ありがとうございます。
友人が、meyer bros5MMの初期の物を国内のオークションで手に入れたのですが、この情報を伝えたらびっくりしていました。
ほとんど使用していない状態なので喜んでいたのですが…。

その他の違い、例えば、匂い(本物はゴム臭がする)とか、重さの等の違い(偽物は樹脂 プラスチック?の為軽い等…)はあるのでしょうか?

厚かましく何度もお聞きして申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

投稿: レノ | 2020年1月10日 (金) 18時19分

レノ様 返信遅くなり申し訳ありません。

記事に書きましたとおり、決定的に判断するには削る以外にはありません。ですが、偽物中心にかきますと、

偽物は全くラバーのにおいがしない
固い、プラスチックのような感じ
吹きにくくはないが本物のような鳴りはない

本物のような鳴りの良さがないので、もし買われた本人が 、とても素晴らしいものを手に入れた、、、という実感がない場合が一番危ないですね???

投稿: tomo | 2020年1月16日 (木) 00時53分

ご回答ありがとうございます。
削るしか方法はないのですね。
その様に伝えようかと思います。
しかし、精巧な偽物が出てくるとは…。
とんでもない世の中になってしまいました。

投稿: レノ | 2020年1月22日 (水) 17時43分

初めまして、貴兄ブログを拝見していて、参考にさせていただきたく、ご連絡させていただきました。
私は手持ちのマウスース自分で吹いてみながら、新しいマウスピースを購入するため資金調達のためヤフオクに出品しています。
手持ちのマウスピースは昔からアメリカのオークション、アメリカの楽器店から入手したもので、かなりの物量がありますので少しずつ出品しています。ところが、最近、入手したマウスピースに違和感を感じていて、知人ともいろいろ話していたところ、偽物に関する貴兄のブログの内容を拝見しました。
自分で入手した疑惑を感じるマウスピースは転売することはせず墓場まで持っていくつもりですが、何も判らず転売してしまう人、判らずに入手してしまう人がたくさんいるように思います。
そこで、お願いは、貴兄ブログを参考にさせていただきくことを許可いただきたく、ご検討ください。

そして、偽物を確認する方法として、材質が違うことに対して削ることなく、マウスピースの上部、側面をコンパウンドで磨くと、磨いた布、ティッシュに移る色が、ビンテージラバーであれば茶色であるのに、偽物レジンはほとんど色移りないようです。茶色に色移りあるビンテージラバーはその際、かなりラバー臭がしますが、偽物は匂いもしません。如何でしょう?

投稿: mrmoejp | 2020年5月13日 (水) 20時36分

mmoejp様 ご連絡ありがとうございます。私の戯言なのですべてが真実という保証はありませんが、楽しんでいただく程度に参考にされてください。

>>手持ちのマウスピースは昔からアメリカのオークション、アメリカの楽器店から入手したもので、かなりの物量がありますので少しずつ出品しています。


それは大変楽しいですね。私は、何とか見るだけでとどめていますが、我慢できない時もあります、、、


>>材質が違うことに対して削ることなく、マウスピースの上部、側面をコンパウンドで磨くと、磨いた布、ティッシュに移る色が、ビンテージラバーであれば茶色であるのに、偽物レジンはほとんど色移りないようです。茶色に色移りあるビンテージラバーはその際、かなりラバー臭がしますが、偽物は匂いもしません。如何でしょう?


見分けた方に関しては、横バナーの偽物総括に詳細にまとめましたので、ご覧ください。

スマホでバナーが出なければPC版で見ていただくかhttps://tomosax.net/2020/02/09/mpc-counterfeit

にてご覧ください。

レジンはやすりで削ると、白っぽい粉がでますので、白いコンパウンドだと見えにくいですね。一番目が細かい紙やすりで、シャンク部分をほんの少し削るほうが確実だと思います。

当然、レジンはラバー臭はしません。

この偽物は、アメリカの割と有名なお店でも本物で売られていたり、すでにリフェイスしたものが出回っていたり、都内の有名店にも持ち込まれて偽物といわれて帰るケースも出ていますね。

日本のオークションでもたくさん見かけましたし、日本にもかなりの相当数入ってきているようですね。

私も実物を借りています。

もしさらに詳しい話が必要であれば直接メールなどにてご連絡いただいて構いません。

宜しくお願いいたします。

投稿: | 2020年5月14日 (木) 11時29分

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