フラセル SBA バリトン 5万1千8百 LowA
今日はフラセルのSBAのバリトンです。
バリトンはSBAになってから初めてLowAが作られました。
この楽器はLowAが作られ始めて数年たった、LowAがやや認識されつつあったころの楽器です。
SBAの時代はソプラノとバリトンの本数は非常に少なく、バリトンの中でもまだ新しい仕様であったLowAはさらに本数が少ないはずですから、希少性という意味では非常に高い楽器です。
ネックの形状だけでもマークシックスとかなり異なりますね?
長くて細いので、やはり当時の他のメーカーの影響を受けていることがうかがい知れます。
このSBAバリトンは、LowAとしては最も軽い楽器で、もちろん反応も軽く、コンパクトな感じで鳴ります。
フラセルですから、アメセルよりはカキンとはっきり鳴る感じで、音もフォーカスされているでしょう。
ですが、彫刻がないのは非常にさびしい感じですね?
鳴りの太さではやや物足りない楽器ですが、軽く小回りのきく感じが欲しい人にはたまらない珍しい楽器です。
tomosax.net
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