オットーリンク 初期ダブルリング テナー
今日は初期のダブルリングです。
ダブルリングはダブルラインとかダブルバンドともいわれる、初期のスーパートンマスターの代名詞です。
もっとも人気があり、値段も張り、希少性の高いのが特徴ですが、その中でも見栄えだけでも4,5種類に分類され、レアもののトランジショナルを含めるともう少しバリエーションがあるように思います。
より古い初期のものはニューヨークで作られニューヨークダブルリングと呼ばれますが、一般的にはバイトプレートが長いのが特徴です。
今回のものはそれよりも古い、トーンマスターからの移行期にあたる最初期のダブルリングです。
マニアな人ならすぐわかると思いますが?トーンマスターと書かれたバージョンもあって、トーンマスターからの移行期であることが伺い知れます。
もちろんトーンマスターの時代も特に内部のデザインは刻々と変化していきますが、最初はその流れでこれも作られ、デザインが大幅変わったから名前も変えてしまおう、、、と心変わりしたと想像しています。シリアルもトーンマスターからの通しで進んだ番号なのでしょう。
ですが、やっぱり変えようと、、、いわゆるニューヨークバイトプレート長めダブルリングに移るわけですね。
といったわけで、これそのものはトーンマスターとほぼ同等で、トーンマスターを使うのと同じ気持ちでしょう。
あいにく今回のものは大幅にリフェイスされており、オリジナルのデザインはわかりませんが、トーンマスター由来のバッフルやや高め、、、というデザインは見て取れます。
そして中はかなりくりぬかれて、ラージチェンバーといったところですね。
中々面白い逸品ですが、リフェイスが残念なところです。
tomosax.net
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