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フラセル アルト 8万7千 特注シルバー 全部付き

今日はフラセルのシルバープレートの8万7千台です。

この楽器はなんと特注品のカスタムオーダーで、トリルキー、高いEbとG#とEbがついてます。

さらには、色的には微妙ですがベルの中はおそらくゴールドプレートと思われます???

もちろんシルバープレートは疑いようのないオリジナルで、コンディション的にはかなりピカピカです。

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これぞ、特注品というスーパー珍しい楽器ですね。

とは言えども、実は8万台では多くのこのような楽器をアルト、テナー問わず見かけました。

それゆえ、それなりの数は作られて、おそらくこの時期にこのようなトリルばっかりやることが流行ったのでしょう。

さて、私もこのような楽器を味見させてもらったことはありますが、まず8万台のシルバーはアメセルの枯れた感じとは趣が異なるものの、微妙にぼけた音の中にフラセルらしい張りもあり、同時期のアメセルよりはかなりボリュームがあり、マークシックスのアルトとしては非常に面白い楽器です。

フラセルでビンテージっぽい音がするのはギリギリこのあたりまでなので、そういう意味でもジャズに使えそうな楽器としては希少性が高いですね?

しかしながら曲者はこのトリルキー、、、この余計な部品がついていることで、変に重くなったり、ズバッと抜ける感じがなかったりと、吹きにくさが残ります。

それゆえ、この楽器もあまり使われなかった、、、と想像せざるを得ません。

 

コレクター好みの渋い逸品ですね?


tomosax.net






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