Woodstone ウッドストーン ネックスクリュー 違い?
さて、今日は日本が誇る石森管楽器のオリジナルブランド、ウッドストーンのネックのねじのお話です。
私が初めて試したのは今から7、8年まえにアントニオハートと石森さんに遊びに行ったときでした。
もちろん、気に入って即購入しました。
まず、このねじはいいリードに当たった時のような効果があります。非常に気持ちよく吹け、音色の幅も広がり、低音が軽く吹けます。
このねじを外した瞬間に、551がない日、、、のように落ち込んでしまいます。(関西のネタです)
その時に、ねじの効果だけでなく、高々ねじなのに個体差が非常に大きく、私にとって”当たり”のねじは非常に明るいズバッと鳴る効果が出るのにそうでもないものは、鳴りはそれなりに大きくなるもの音色の変化がそこまででない、、、ということに驚いたという記事をずいぶん昔に書きました。
それ以来、ねじにもこだわる頭のおかしいサックスマニアな人、、、という変人の称号を欲しいままにし?、多くのねじを選び続け石森ねじ信者を増やし続けてきました。
おそらく試したねじの数は数百本?、、、具体的な数はかけませんが、石森さんのご厚意で変人に相応しい数のねじを毎度試させていただいております。
さて、本題に入りましょう、、、、
最近思うことは、、、昔買ったねじたちを連れて、新しいねじを買いに行くと、、はて、、、私が持っているものほど効果がでるものが昔よりは少ない?、、というか、私のものよりはお育ちが良いやや上品に鳴るものが多いような、、、、
もちろん、すべてのねじでそれなりに大きくは変わるのですが、一度じゃじゃ馬なねじとお付き合いした私を納得させるものが少ないような、、、、
たまたまそういう個体が多かったのか?、やはり変人の戯言だったのか?、、はたまた製品が安定してきたのか???
じつは、、、このねじ、、重さが1本1本異なり、重いもののほうが確率的に大きな効果が出るような気がしていました、、、、。
(後に加筆:皆様に重ければいいと誤解を与えてしまい申し訳ありません。重さも違うのでそれも含めてねじ1つ1つに個体差があるのは当然という意味でした。なので、重いだけではいい個体を選ぶ判断にはなりません。私のねじは個体群の中で重いほうに触れてはいますが、一番重い個体ではないからです。)
という話をしていたら、わざわざ非常に精密な秤を持って、最近のねじと古いねじの重さを調べてきてくれたマニアな方がいました。
結論を言うと、古いものは4,5gに近い感じで、最近のものは4,3g台が多いそうです。
もちろん重さですべて決まるわけではありません。重くても古いものと新しいものではやや重さのばらつき方が異なるように思います。
このねじは、頭と本体が別々でくっつけて作られているそうなので、その付き方や溶接の仕方などにもポイントがあるのかもしれません。
即ち、、、このねじも重い個体のほうがド派手に鳴るものが多い、、、などという都市伝説がまことしやかに囁かれる今日この頃ですが、皆さんも是非石森さんに足を運んで、その効果と個体差を実感してください!)
今後、このウッドストーンねじ個体差問題に、今後も注視していきたいと思います。
(後に加筆:あの楽器やマウスピースなどモノの個体差などにこだわらなかったブレッカー氏も、ねじの個体差に驚いてウッドストーンねじを選んで買っていったそうです!私は変人ではありませんでした???という証拠が増えました???)
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