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オットーリンク 初期フロリダNO USA テナー

今日はスーパートンマスターの初期のNo USAです。


スーパートーンマスターは50年代初期のニューヨーク時代に作られ始め、途中でフロリダに移るまではダブルリングでしたが、フロリダに移ってから程なくいわゆるNoUSAモデルとなります。


今回のものはダブルリングからNoUSAに移った直後のモデルで、その証として古い時代の名残のシリアルが横に打たれています。

あいにくバイトプレートは付け替えられてリプレートもされていますが、開きはオリジナルなのでデザイン的にはオリジナルに近い形の状態を密頃が出来ます。

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フロリダに移ってからテーブルにオープニングナンバーががうってあるダブルリング、横にオープニングナンバーがうってある後期ダブルリング、そしてシリアル付のNoUSAモデルと微妙にサウンドが変化しておきますが、やはりその一番の特徴はバッフルでしょう。

先日も横に数字がうってあるダブルリングを吹きましたが、それに比べるとかなりバッフルがしっかりついている印象で、横に数字があるダブルリングよりはこの初期NoUSAモデルのほうがはるかに明るい音がするでしょう。

丸い角が取れた音が特徴のダブルリングのフィーリングが消えて一気に現代的なフォーカスされた音が出る劇的な変化がそこにありますが、同じスーパートーンマスターでも1つずつキャラクターが異なるのが大変面白いところです。

さて、このマウスピースはリプレートされていますが、リプレートするとどうしても元のキャラクターがかなりバキバキした方向に振れてしまうのですが、金属の摩耗を防ぐには仕方なく、とても歯がゆいとことです。

ですが、摩耗するといずれは使えなくなるわけで、このように古いマウスピースはリプレートしないと仕方ない側面もあります。

まだまだ使えそうな印象ですが、それでも800ドルもして中々手が出しにくいですね???


tomosax.net




 

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