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フラセル ソプラノ 8万6千5百8十

今日はフラセルの8万6千台ソプラノです。

5ケタのソプラノは中後期のソプラノと異なり、か細い感じがとてもユニークですよね?

ソプラノは特にマウスピース側の絞り方がかなり異なるので、番台によってもかなり音が異なります。

さて、8万台というとコルトレーンやケニーGのソプラノがすぐに比較にあがりますが、結論をいうとアメセルとフラセルは全く異なります。

今回の楽器のようなフラセル8万と、アメセル9万を2本吹き比べたことがありますが、まず何から何まで異なります。

フラセルは音色のパサついた感じがなく、しっかりギュッとしたような音がします。アメセルはからっとして音が広がったような感じで、音の出方がそもそも異なる別物の楽器のような違いがあります。

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パッと見た感じの色はフラセルとしては暗めかもしれませんが、カナセルのようにはみません。


この8万台フラセルソプラノの特徴ですが、中後期に比べるとか細く、音もやや散った感じが特徴です。しかし、アメセルのような散った感じではなく吹いた印象は結構明るい音がするな、、、という感じです。

この楽器は重たそうなメタルのレゾネーターも入っていますから、かなりバキバキして明るい音がするでしょう。

5ケタのソプラノ全般に言えますが、高い音のつまりも非常に個体差的に重要なポイントです。

この楽器の値段は140万円でかなり高いですね。フラセルソプラノだと半額でもいいくらいの値段ですが、実際は言い値決まるようなところもあるようです。

さて、この楽器どうでしょうか???

 

tomosax.net



 

 

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