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アメセル テナー 6万4千5百5十

今日はアメセルテナーの6万4千台です。

なんとほとんどオリジナルパッドが残っている状態です。

まずこういう楽器の難しいところは楽器に対してフェアな評価ができないところですね。

即ちデモ音源で聞いてわかるとおり、低音は出にくくそれほどパッドの状態が悪いということは、本来の音色や機能が判別しにくいからです。

パッドの締まりが甘いことで音色も暗いほうに振れますから、オーバーホール後には違う音色になってしまう危険性もあり、この状態では評価しにくいですね???

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6万4千といえば6万中期で、王道の6万の中でも最もジャズっぽい安定した番台ですね?


今までいろいろな6万中期に触れてきましたが、この楽器はやや明るめでキャラクターが濃い感じではなさそうです。

パッドが甘い状態でのデモ演奏もかなり明るめに聞こえているので、暗い音というよりは割とパリッと鳴ってくれそうです。

ですが、肝心の鳴りの大きさもパッドの古さで鳴りを潜めていますから、この楽器の一番の評価ポイントを知ることをできません。

もしこの楽器を買ってもいいかと聞かれたら、明るめの音色で面白くなさそうだし鳴りの点もリスクがありそうだから、オーバーホールした状態で見極めましょうと答えるでしょう。


きれいなだけになんだかもったいない感じですね???



tomosax.net




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