セルマー 初期エアフロー テナー B
今日はセルマーエアフローのテナーマウスピースのBです。
エアフローと呼ばれるマウスピースは1930年代あたりから作られ始め、いわゆるOvalといわれる
ショートシャンクにつながるベースとなったマウスピースです。
しかし、その間にはいろいろなマウスピースの変遷や革命が起き、現代のマウスピースの礎がつくられたといっても
過言ではありません。
そんないろいろあるエアフローですが、それ以前は1920年代の一本線がシャンクについているだけの
デザインでした。
それが、いわゆるスクロールパターンがシャンクにつき始めたのがエアフローです。
大体初期のエアフローっていうと、テーブルにAirflowって書いてあるものですが、これはそれよりも古そうですね?
エアフローと書いてある代わりに、フェイシングの長さが書いてあります。
これはおそらくスクロールシャンク型のエアフローの中でも最初期でしょうか?
大体TableBなどと書いていますから、かなり珍しいものですね。OvalとTable何とかと書いているエアーフローは
両方ともスクロールパターンからネック側に1本線ですが、これは2本線でダブルリングですね?
ということは?Tableと書いているものよりも古いのでしょう?
実際は、中の形を見れば、、、すなわちややスモールチェンバー気味のラージチェンバーか、バリバリの限界を超えそうな
ラージチェンバーというような感じでTableタイプより古いかわかるはずです。
しかし、このマウスピースはティップもぶつけているし、それだけのために買うのはちょっと気がひけます。
サイズは65で現代のソプラノほどしかないですね。
非常に珍しいマウスピースです。
tomosax.net
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