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アメセル テナー 8万0千7百6十

今日はアメセル8万0千台のテナーです。

結論を言うと久しぶりにいい8万台が出ましたね。

8万台というとすぐにブレッカーという単語が付きまといますが、これは8万台の中でも0千でありブレッカー氏の中期とはやや趣が異なります。

この8万台のかなり初期の中には今回のように非常に暗い色をしたものがあり、それらの楽器は8万中期の暗い色をしているものよりはちょっと渋みというか、音の厚み、優しさがあります。

そのキャラクターが非常にジャズ的で、6万台の音に通ずるものがあります。

8万中期になると9万台のような音に張りが出てきてしまいますので、音の丸みというか太さよりは少しパリっとしたサウンドになってきます。

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8万台初期マニアならずとも惚れ惚れするような色ですね。
去年にもこれとほぼ同じ楽器の購入のお手伝いをしましたが、とてもジャズ的でいい音色も奏でてくれるし、音量もあるし、、、、ちなみにこれと同じような楽器を買った人は前はマークセブンをお持ちでしたが、バンドメンバーにセブンよりもはるかに楽器が鳴っているし、音色もよくなったと言われたそうです。

その時の様子はこちら、、、

マークシックスの選定 201809


さて、今回の楽器はネックもきれいでオリジナルパッドも残っている中々の品です。

6万台の音よりはやや音に張りが出て、低音もごりっとした感じがあるのが違いですが、音がしっかり鳴ってそれがさらにいいキャラクターの音であれば、演奏者を助けてくれる、、と好意的にとらえることもできます。

もしジャズのぼけた音の嗜好性が高い方にはお勧めしませんが、いいマークシックスが欲しいという人にはとてもお勧めの楽器です。


tomosax.net











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