« 2019年2月28日 (木) | トップページ | 2019年3月 8日 (金) »

アメセル バリトン 9万0千 Low Bb

今日はアメセルバリトンの9万0千台です。

バリトンと言えば通はやはりLowBbですよね?

元々はBbでずっと作られて途中でセルマーがSBAの時代にLowAを作り出したのが、現代のバリトンの礎となっています。

しかし、バリトンは元々はBbまでのものしかなく、古いジャズでバリトンの音を聞くとそれはほとんどBbです。 

どこまで低音が出るかということ言う以上に、管の長さの違いによって音色と音の重さに違いが出ます。

LowAは音が全体的にこもった感じで、音の表現が抑え込まれた感じ、、、というか、持ち上げたりするときに音の反応が悪い、、ですよね。

その意味でコンボでジャズをするには、やはりlowBbの広がったやや軽めの自由な音がジャズの音っぽいので今回の楽器が非常に必要になります。

201903010

201903012  
201903013  
201903014
201903015  
201903016_2  
201903018
201903019  
2019030111  
まず今回の楽器のようにきれいなのは珍しいですね。

9万台なのにMARkⅥの刻印が入っていて、普通は9万ではなくなっていますのでぎりぎりついているくらいなのかもしれません。

9万台のバリトンとしてはかなり明るい色をしています。

9万台のバリトンは音的にはかなりバリバリフォーカスされてきているので、この楽器は一般的なこの頃の楽器よりはさらにそれが強く出るような楽器でしょう。

しかし、9万台は反応が速く、音も粒だって聞こえますから、小回りの利く軽い楽器で、かつ少しビンテージの香りがする楽器が欲しい人にはいいでしょう。

通向けの楽器ですね???

tomosax.net





| | | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2019年2月28日 (木) | トップページ | 2019年3月 8日 (金) »