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セルマー エアフロー アルト F

あれあれ、、セルマーのエアフローの大きい番手ってそんなに見かけなかったのに、、、重なることって在るんですよね、、

いざ楽器を買おうとすると全然なかったりするのに、あるときポンポンと続けていいのが出てきたり、珍しいのが出てきたり、、、世の中不思議なものです。

さて、ショートシャンクのひとつ前のモデルであるエアフローですが、本来であればEあたりもそんなに見かけるものではありません

ですが、今度はFです。

開きは86で非常的な8番です。

8番というのは現代でも結構大きめで、当時であれば今の10番とか11番くらいの感覚であったはずで、相当大きいですね。

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現代のマウスピースと大きく異なるのは、短いこと、ラージチェンバーであること、バッフルがない、そしてフェイシングの長さが異なる、、、です。

即ち設計的にはかなり異なり、現代のマウスピースと同じ音がするはずがありません。

ですが、このエアフローにはそれなりの吹きやすさがあって、魅力的ですね。

なんというか、鳴るポイントというか、息が当たる打点のようなものが異なり、それが古い軽い楽器と一体になった時、近い感じの鳴り方で散った音がするようになります。

このマウスピースは、古い楽器の良さを生かしつつ、現代の奏者が対応できるという意味で、開きが小さいものをダブルリップでしか対応できない吹き方でなくビンテージの音再現できる可能性があります。

それゆえ、私もいろいろな経験がありますが、コーンやマーティンやキングや、SBAなど、このマウスピースを合わせることで発揮できる音があります。
古い楽器をお使いの方にはぜひお勧めしたいマウスピースです。
tomosax.net




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