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セルマー エアフロー アルト G

今日はセルマーのエアフローのアルトのGです。

エアフローはショートシャンクの1つ前のモデルとなりますが、40年代から50年代初期のマウスピースです。

CやDはそれなりに見かけるのですが、なんとGです。

Gという大きさはショートシャンク時代でもあまり見かけないですから、それより古い時代にGというのはかなりイレギュラーなサイズで、おそらく特注でしか作っていなかったことでしょう。

開きは92で、メイヤーでいうところの9番ですからかなり大きいですね。

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バッフルはないのでかなり鈍い感じがするでしょう。

アントニオハートが使っていたエアフローのEをしばらく借りて使っていましたが、マウスピースが短いために近い音がします。

音に締まりがなく散った音がしますが、思ったように音がまとまってくれないので、現代のマウスピースに鳴れていると吹きごたえがなく、鳴れるまでに時間がかかります。

さて、それが9番ですから、息は持っていかれるけど、音は散って変わった音がすることでしょう。

さらにはフェイシングがこの時代は先っぽが急なので、高い音に行ったときにちょっと持ち上がる感じがあって9番だと余計にそうなりやすいですから、結構難しいマウスピースだろうと思います。

しかしながら、レア度で言うとかなりのもので、そんなものが存在していることにやや驚きです。

もう少し小さいほうが使いやすいので、中々引き合いが薄いですね???
tomosax.net

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