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オットーリンク アルト 後期ダブルリング 7

今日はアルトのダブルリングの7です。

番号が側面に打ってありますからダブルリングとしては後期のものですね。

この後No USAモデルに変わりますが、両モデルの差は大きいですね。

まず根本的に皆さんがフロリダリンクを吹いた時の感想として、結構モコモコして詰まった感じがあるな、、、スティットのような明るい音でないな、、、ということだと思います。

これを少しずつ遡っていくと、音が近い鳴り方をする、、スティット先生のイメージに近い鳴り方になってきます。

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私の中ではアルトもテナーも、この後期ダブルリングが最高のリンクメタルです。

サウンドと反応もバランスが最高で、テナーでもダブルリングの後にNo USAを吹くと角が立つな、、と感じます。
もう一つ重要な要素としては、音が近い感じです。

特にアルトではダブルリングはマウスピースが短いのですが、それゆえマウスピースに詰まった感じがなく、近い鳴り方をします。

そのフィーリングがこの時代のサウンドを奏でる一つの大きな要素で、現代のマウスピースでは全く再現できていないところですね。

今回のマウスピースは、まさにスティット的なマウスピースですが、かなり摩耗しているので、難がありそうでなかなか手は出せないですね。

しかしスティットファンとしては 一度は通っておきたいマウスピースですね???
900ドルは高すぎるかな??
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オットーリンク アーリーバビット レイトフロリダ 6 テナーラバー

今日はアーリーバビットのテナーラバーマウスピースです。

アーリーバビットも、即ちバビット社がオットーリンクを作り始めてからの数年のマウスピースは、番号付き以前でも少なくても4,5種類ほどの型があってそれぞれでいろいろなキャラクターがあります。

その中でも今回のものは最も初期のアーリーバビットで、本質的にはスラントとほぼ同じものです。

その中身ですが、決定的にバビットと異なるのは鑢の目ですね。

形もそうですが、このタイプのマウスピースは鑢の目がデニム模様というか、十字に畳の目のようになっているので見分けやすいですね。

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オットーリンクの買収の移行期間は2年間ありますので、かぶっている時期があります。

テーブルがスラントと同じ仕上げになっているので、これは移行期間中に作られたもので、テーブルがフロリダと同じということはほどスラントに等しいもので、移行期間中にフロリダのほうでほぼ仕上げられたものでしょう。

さて、アーリーバビットにもいろいろな形状や仕上げがありますが、このタイプのマウスピースはやや細身です。

すごく太いものもこの後に出てきますが、やはりマウスピースが形状によっても音が大きく変わります。

即ち、アーリーバビットの中でもデザインによって音の趣向がかなり異なります。

このマウスピースはかなり細身で軽いので、直線的で軽い鳴りをします。

このあとビークがストレートなものがしばらく続き、ビークがやや斜めになって太めのものが出てきますが、総重量だけでなくビークの形が変わるだけでマウスピースの鳴り方が大きく変わるようです。
いろいろまとめて吹いてみると、、、材質の違いもさることながら、ビークがストレートなほうがカラッと鳴るように思います。

なんというか、音の輪郭がちょっとはっきりするような鳴り方、、、というか、カラッとしたような感じです。
逆に後のビークが斜めの太いものは、ずっしりまとまった音の感じですね。
そしてその後には、やや細身のものが出てきますが、この頃になるとかなりプラスチックも多く、細身で軽い感じでババババっとなります。
このように、アーリーバビットだけでもかなり色々なキャラクターがあってとても楽しいですね。


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