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セルマー SA80 バリトン シルバー

今日はバリトンのSA80のシルバープレートです。
SA80は生産本数が少なかったので、シルバーでバリトンとなると今となっては中々手に入れられない代物です。

ビンテージ性は低いのですが、楽器の安定性や現代の楽器としての完成度は再評価されつつあり?、、、この頃のセルマーはよかったよね、、、と言われるようになってきているような気がします。

このシリーズ1は、あとに続くシリーズ2とは材質も異なりかなり趣は異なる楽器ですが、マーク7やマーク6からの差は、シリーズ1と2の間ではそこまで大きくないので、シリーズ2の範疇のイメージでとらえている人も多いでしょう。

私のイメージでは、シリーズ1のほうがルースで、ちょっと緩いというか力が抜けた感じでそれがいい味でしたね?
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私のイメージでは、シリーズ2のほうがより輪郭がはっきりするような感じで、シリーズ1のほうが音に優しさがありました。

それがシルバーですから、通常のボリュームで吹いたら今のしいーず2、3よりはかなり丸い感じに聞こえるでしょう。
そして、現行セルマーが近くでビャビャー鳴っているのに対し、このシリーズ1のシルバーは優しく穏やかに太く重たく鳴ってくれるはずです。

その意味では、この高々30年ほど前の楽器もそれなりに優れた工芸品と言えるようになってしまった時代が悲しいですね???

値段も80万ほどで、当時とそんなに変わるものではないですから、現行品買うならこういうもののほうが欲しい、、という人は多いでしょう。

もっと評価されてもいい楽器で、ビンテージとかでなく、使いやすいバリトンをお探しの方には非常にお薦めです。
tomosax.net


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