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フラセル ソプラノ 9万7千6百5十

今日はフラセルの9万台ソプラノです。

アルトは14万、テナーは6万、ではソプラノは??といえば、9万でしょう。

コルトレーンをはじめ多くのプレーヤーにたまたま?支持されているのがソプラノの場合9万台アメセルです。

その理由は吹いてみればわかるのですが、それ以前では弱すぎるし、それ以降ではアメセルが極端に少なくなるのと、キャラクターが薄れるのが理由でしょう。

さて、ではフラセルはどうでしょうか?

9万7千でコルトレーンのシリアル9万9千6百に近いですね。

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かなり明るめの色ですが、フラセルでこの番台でもこのような色はあるのと、彫刻の線はかなり細く見えるのでオリジナルということにしておきましょう。

まず、色がアメセルと全然違いますよね。どうしても枯れた音というよりは煌びやかな音がしてしまうのです。

そして、楽器を持ってみればわかるのですが、フラセルのほうが重いですね。

アメセルはもさもさとした締まりのない音色が、金属的にカラっと鳴るような感じなのですが、フラセルはギュッと締まった重たい音が明るめに太く鳴る感じです。

即ち楽器としてはかなり別物です。
参考音源があるので聴いてみましょう。
「97xxx_selmer_mark_soprano.mp3」をダウンロード
ですが、音のぼけた感じはあるので、優しく丸い華やかな音色で軽く吹きたければとてもいい楽器でしょう。
アメセルとは違いますが、中々別の味がある楽器ですね。

www.tomosax.net


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