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セルマー スーパー テナー 1万6千1百 オリジナルゴールドプレート

今日はセルマーのスーパーのテナー、オリジナルのゴールドプレートです。

まずこの楽器は1万6千台で1932年製の楽器です。この時代のものはリラッカーリプレートのものが非常に多いのですが、これはオリジナルのゴールドプレートと思われます。

ゴールドプレートでもややサテンがかったこの時代のものは、薄い色をしていますね。

オリジナルかどうかはセルマーに問い合わせればすぐわかることですが、リプレートも多くオリジナルとして売られているので注意しましょう。

しかし、この楽器は疑うまでもなくオリジナルのいい色をしています。

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私もスーパーを吹いたことがありますが、現代の楽器と異なる音がして同じサックスとは思えないような、散った丸い音がします。

音の広がりも細く、まとまったぼけた音がやさしく飛んでいくような音色はとても心地よいですね。

この楽器はゴールドプレートですから、そこに上品な煌びやかさが加わり、いい音がすることでしょう。

私もこの時代のこのような楽器についていたと思われるオリジナルの純正ゴールドプレートリガチャーを持っていますが、現代のゴールドプレートとは比べ物にならないいい音色がします。

さて、この楽器にはシリアルにBがついていて面白いですね?
何か意味があるのか、同じシリアルを2つ作っちゃったとか、かもしれません。

この時代のゴールドプレートは珍しさゆえに多く見かけるのですが、実際の本数はかなり少ないでしょうからとても希少な楽器ですね。

テーブルキーとパームキーがもう少しやりやすかったらもっと愛用者が増えるのですが、、、、


tomosax.net






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