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オットーリンク アーリーバビット テナー ラバー7

今日はオットーリンクのアーリーバビットのラバーの7です。
最近はこの初期のアーリーバビットのマウスピースがよく出てきますね?

初期とわかる理由は、ビークが真っ直ぐなのもそうですが、鑢の目がフロリダの仕上げになっていることです。

即ち、ほぼフロリダで仕上げられたもので実質スラントと同じものといってもいいくらいのものです。

さて、このマウスピースは当時フロリダに住んでいた人が地元の楽器屋さんで買ったものだそうです。


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さずがにこのフロリダの、、Late Floridaと呼んだりもしますが、ティップが細くていいですね。

さて、このマウスピースの持ち主によると、当時フロリダにいると、オットーリンクの職人さんから直接マウスピースを買うことが出来たそうです。

その一人がBen Harrodさんだそうで、この人もその彼から直接スラントをいっぱい買ったそうです。

なんとうらやましいことでしょう、、、


ですが面白いのは、ハロッドさんから買ったスラントたちよりもこのアーリーバビットのほうが好きだったそうです。


実質スラントとこのマウスピースは大差はないはずですが、アーリーバビットが支持されていることを物語っている話として私は興味深かったです。

さて、この初期アーリーバビットはバッフルが中期に比べると角度があるというか、容積的に詰まりすぎていないというか、、、バッフルはあるが中期ほどは鋭くないわけです。

こういうものはジャズに向いていますから、人気も高いですね???
何故USAの文字がついていないのかはわかりませんが、そういうものも見かけるので、それは置いていきましょう。

1000ドルくらいで買えるようですから、スラントよりはお買い得ではないでしょうか???

追記:ベンさんは2005年に亡くなられていて、60年代から売られるまでオットーリンクのオーナーだったそうです。毎週土曜日にマウスピース診断をするサービスもあったようですね???さらにはアーニーワッツのために、13と14と15のサイズのマウスピースを作ったそうです。ワッツ氏は、13が気に入りさらに数本作ってもらったうちの13の2本目を今でも使っているそうです。ベンさんはかなり有名人でした、、、

tomosax.net

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