セルマー スクロールシャンク バリトンG
今日はセルマーのラバーマウスピースのGです。
通常はCやDが多いセルマーですが、このスクロールシャンクが作られだした1967年ごろにはGやHなどもチラホラ見かけます。
ですが、サイズとしては需要が少なかったためにGというのは珍しい部類で、いざ手に入れるとなると探すのは結構大変でしょう。
今回のマウスピースは比較的古いもので60年代後半か70年代くらいのものでしょう。
Gですが開きは101で、リンクで言うところの6番相当ですから、それでもサイズは小さいほうで、バリトン1本でやっている人には物足りないでしょう。
セルマーのマウスピースは改良が進むにつれて自由度が減り、表現の幅として”遊べない”マウスピースになっていますが、スクロールシャンクはそういう意味ではあまり面白くないマウスピースですね。
音を持ち上げようとしてもちょっと詰まった感じがでたり、歌いにくいマウスピースです。
しかし、なんと言ってもその吹きやすさと安定性、、、そして暗い穏やかな音は他のマウスピースでは中々出すことができないでしょう。
バリトン専門の人にはやや小さめのマウスピースなので、持ち替えでバリトンを吹くひとか音量はいらなけど暗い音色重視で、、、という人には面白いマウスピースです。
暗い音がしそうですね???
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