フラセル テナー 6万3千6百 アメセルリプレートゴールドプレート
今日はフラセル6万3千台のテナーです。
この楽器はゴールドプレートとなっていますが、面白い歴史があるようです。
それは、この楽器の持ち主はこの楽器を元々フランスのセルマーで購入したらしいのですが、それをアメリカに持ち帰って割りとすぐにアメセルの工場でリプレートしてもらったようです。
この楽器は1956年あたりの楽器ですから、リプレートされたのは60年代前後でしょうか?
アメセルのゴールドプレートを持つフラセル、、、というなんとも変わった楽器です、
もしフラセルならもうちょっと黄色い色をしていてもいいかと思いますので、色としては面白い色ですね?
アメセルよりも太い彫刻が埋まっているように見えますので、実際のアメセルゴールドプレートよりは厚く重いでしょうか?
デモ音源があるので聞いてみましょう。
暗めに吹いているような感じなので実際のこの楽器の音はわからないですね?
その証拠に音はそんなに強く聞こえないので、息を漏らしながら暗めに吹いているのでしょう。
ですが、たまに強く吹いたときにはそれでもバリッといっているので、ゴールドプレートらしい音はしそうです。
私が気になるところは、フラセルをエルクハートのアメセル工場でゴールドプレートするときに、接合部を溶接してアメセル仕様にしたかなど、その辺りが気になるところです。
実際は、フラセルとアメセルでは材質が違うので、アメセルでゴールドプレートしてもやや異なった趣がしそうですが、逆にアメセルゴールド仕様のフラセルは他にはないでしょうから、その意味ではかなり珍しい楽器ですね?
ゴールドプレートファンが手を出してしまう気持ちはよく理解できます、、、、
www.tomosax,.net
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