フラセル マークシックス 5万4千7百9十 トランジショナル
今日はマークシックスのプロトタイプ的な時代の楽器です。
マークシックスはセルマーのシリアル表では1954年の5万5千2百番台から始まっています。
ですが、今回の楽器はそれよりも古い1953年の後半に作られた5万4千7百番台です。
このような楽器は過去にも多くみてきましたが、その多くがシルバーの楽器でした。
この楽器は彫刻がないのでフラセルシルバーですね。
これらのトランジショナルな楽器はこの時期に数十本作られたようですが、マークシックスと異なる点はテーブルキーのデザインがシックスのものになっていないことですね。
このほか、この時代を含めて初期のマークシックスはSBAと管の太さが同じですから、この楽器もどちらかといえばSBAの管体にマークシックスのキーをつけたような楽器といえます。
その意味では、この楽器はSBA的な要素が多く、マークシックスト言うよりはSBAに属するようなそんな楽器で非常に面白いですね。
マークシックスにしてはやや軽すぎて楽器としても弱いですから、SBAで指がやりやすいのが欲しい、、、というような特殊な事情がある人におススメな楽器かもしれません。
www.tomosax.net
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