オットーリンク アルト フォースター 5
今日はアルトのリンクメタルのフォースターです。
1930年中盤から作られ始めたフォースターモデルは、マスターリンクに続くオットーリンクの2番目に古いモデルです。
基本的には1番目のマスターリンクと同じですが、リガチャーが下のレールから挟み込むものから、シャンク全体を固定するタイプに変更になりました。
さて、このフォースターモデルですが基本的には3,4くらいのサイズしか見かけることはないのですが、今回のものはオリジナルの5*です。
基本的にはカタログには、5*まで載っていてそれ以上は特別オーダー品になりますが、この5番でもそうそう見かけることはありませんね。
正確な開きはわかりませんが、5番でもセルマーのCくらいのサイズしかないのでとても現代の5番の感覚では吹けないでしょう。
ですが、古い楽器との相性は抜群でBAやSBAにこのようなマウスピースをつけて吹くと、吹きにくいのですが、30年代の音がします。
いやむしろ30年代の音以外をさせることは無理で、当時の音を再現するにはこのようなマウスピースは本当に貴重ですね。
今回のものはかなりきれいで、オリジナルのリガチャーもついていますから、中々のコンディションです。
かなりマニアックなマウスピースで、ほしい人は少ないと思いますが、珍しいですね。
www.tomosax.net
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