セルマー BA アルト 2万8千9百 ゴールドプレート
今日はBAのゴールドプレート2万8千9百台です。
1939年製の楽器ですが、この翌年には戦火が激しくなりわずか2百本ほどしか作られませんでした。 その前年には1700本でしたがそのうちの一本になります。
ちなみに現在では年間2万本くらい作られているようです。
さて、BAの時代はラッカーが剥がれやすいためか?オリジナルのフィニッシュのコンディションのものはほとんど見かけません。
それがまさかのオリジナルゴールドプレートだそうです。
オリジナルかどうかは実物でしか判断できませんが、少なくとも色的にはかなり古いゴールドプレートですからオリジナルの可能性が高いでしょう。
コレクター向けと言ってもいいくらいのかなりのレア楽器ですが、ゴールドプレートによってより実用的な楽器ともいえます。
この頃は楽器そのものが弱いですが、プレートによってパワーが増し、より押せるようになり、弱点であるパームキーの鳴りもより均一になりますから、ゴールドプレートがより望ましいですね。
さらには、ゴールドプレートはマークシックスを含む近代の楽器は暑苦しい重い音がしますが、この時代のゴールドプレートは音色に優美さを加えるという点でもポイントが高いですね。
BAファンにはおススメの楽器です。
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