アメセル アルト 5万5千5百
今日はアメセルの5万5千5百台です。
5万5千2百からマークシックスになりますので、かなり初期のシックスです。
ネックはいわゆるオーナメントで初期型としばらく経ってから見られるデザインです。
ラッカーは多く残っていてきれいですが、やや怪しいところもあるので写真だけではオリジナルラッカーとはいいにくいですね。
ラッカーに変色があってオリジナルラッカーでもこういうこともあるのですが、古いリラッカーでもこのようなシミがあったことはありましたから、ちょっと怪しいところです。
初期のマークシックスはかなりSBAに近く、持った感じなどは大分異なるのですが、もっと後の時代のマークシックスから見れば音的には後期のよく鳴るSBAとそんなに大きく変わりません。
高音の強さや指のやりやすさは圧倒的にマークシックスに軍配が上がりますから、ちょっとした音色の違いをとるのか、機能性をとるかでSBAにするのか判断が分かれるところでしょう。
ですが、このあたりの楽器ならどうせならSBAのほうが扱いにくいけど楽器の面白さはありますから、SBAを選ぶ人は多いでしょう。
逆にマークシックスなら5万6千や9千などもう少し後になったほうが、マークシックスらしい音の厚みが感じられていいでしょう。
www.tomosax.net
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