バランストアクション テナー 3万1千 シルバー
今日はBAのテナーです。
3万1千台だと1944年の楽器で、戦争が激しかったせいでこのあたりは生産本数が少ないようです???
非常にきれいなコンディションですが、皆さん1つ覚えておいてください。
BAのオリジナルラッカーは非常に珍しく、そのほとんどはリラッカーされています。
おそらくこの時代はリラッカーすることが当たり前だったためだと思いますが、それゆえこのようにきれいな楽器が出てくる確率はSBAよりも遥かに低いのです。
ということは、、、やはりリプレートを疑いたくなるのですが、、、どうでしょうか?
恐らくリガチャーはオリジナルのシルバーでしょうか?
本体はそうでないように見えます。
本気できれいにリプレートされると見分けるのはほぼ不可能ですが、いくつかのキーとなるポイントは今まで散々マニアの間で議論されてきました???
そのひとつは、手が当たる部分のスレは隠せないということです。
即ち、両親指があたる部分になりますが、両方ともシルバープレートの下にシミが見えますね。
他には、写真の写り方にもよりますが彫刻がいまひとつシャープでないといえると思います。
さらには、貝が変色して黄色くなっていたりと、、リラッカーの楽器に多く見られる特徴が見て取れます。
実物を見ないとわからないこともありますが、プレートの下に傷があったりするのをみるとオリジナルとして売られていてもリプレートかな、、、と思わざるを得ません。
まあ危険なのでこういう楽器には手を出さないほうが賢明でしょう。
それよりこの時代にはテーブル横向きエアフローがついていますね。
さらにはリガチャーの字もまだすべて小さいタイプのものが付属しています。
刻印が横に曲がっていて笑えますね???
私はこのバリトンのタイプのリガチャーを持っていますが、使い込まれているせいかイマイチです。
などと写真を見ながらいろいろなことを思っていると、また一つ年をとるのでした、、、
www.tomosax.net
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント