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アメセル アルト 23万9千

今日はアメセルアルト23万9千です。

現代の楽器を使った後でマークシックスを持つと、パワーもないしモコモコこもった音がするし、、、ズバッと行かないな、と感じる方も多いでしょう。

古い楽器ですからパワーもないしあの独特な鼻をつまんだような音色はマークシックス中~後期を通じて共通です。

ですが、この最後期の23万9千~24万台あたりには、その趣が感じられずマークシックスとは思えないような楽器が多くあります。

マーク6.5といってもいいくらい別の楽器に思え、マークセブンも平行で作っていて適当に作ってたとはいえ、マークシックスの完成系のような楽器で非常に面白い個体が多いあたりです。

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あまりきれいではありませんが、23万9千でもマークシックスです。

22万台あたりよりは多かれ少なかれ大きく鳴ってくれるでしょう。

その理由は???おそらく、楽器の径のサイズが微妙に違うところにあります。

この頃も職人の感覚によってサイズ感を決めていたでしょうから、マークセブンを作る気持ちで作るとついついそのイメージに引っ張られて作ったりしていたのかもしれません???

見てわかればいいのですが、あいにく写真では大きめかどうかはわかりません。

この楽器はどのくらい”違う”楽器かな、、と考えると夢が膨らむシリアルのあたりですね???


 

www.tomosax.net






















 

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コメント

いつも興味深く拝見しております。
マーク6最終期アルトのパワーについてです。
U字管の内側に金属パッチがハンダ付けされているの#23万番代アルトで見たことがあります。Bow PatchでYouTube検索で画像も確認できます。

投稿: Lucas | 2016年8月 1日 (月) 22時53分

Lucas様 

コメントありがとうございます。このパッチについては割りと有名で確かに最後期、動画も拝見しましたが動画の楽器は22万台でしたね、後期の楽器はこのようなパッチがついていて特に低音がブースとされるということもあるでしょう。

今回私が述べているのは、22万台からということではなく、23万9千後期あるいは24万に入ったものはこのパッチがついたような23万よりも遥かに大きく鳴るので、このパッチが原因ではないと考えています。

パッチそのものの影響はLowCあたりから低い部分にでるのですが、24万劇鳴りマークシックスは高音から低音まで22万台あたりに比べるとややおおげさかもしれませんが1.5倍くらい鳴ります。 パッチの大きさや部品の付加ではそこまでの変化は難しいでしょうから、やはりボアのサイズが異なると思っています。


投稿: tomo | 2016年8月 4日 (木) 10時42分

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