« 2016年2月29日 (月) | トップページ | 2016年3月 3日 (木) »

オットーリンク 特注 トーンマスター 9.5+10???

今日は特注のトーンマスターです。

まずトーンマスターなのに、サイズが9.75なのです???

テーブルには番号がうってありますが、9.5と10と2つあります。

この件についてTheoに問い合わせたところ、

"That must have been a special order as they never made them in production that big.
In my experience it means I between and 9* and 10.   So like a 9**
Blessings,   Theo Wanne"

とのことでした。

特別オーダーで作られたものに間違いない。
2つオープニングが打ってあるのは、9*と10の中間を意味するので9**ということだ、、、そうです。

実際の開きは、122で現代で言うところの9ちょっとですね。

トーンマスターは現代よりも小さいサイズで表記されますので、このサイズはありえないサイズです。

プレートが残っていないのでオリジナルかどうかは保証できませんが、リフェイスした跡は見えませんからオリジナルである可能性が高いと思います。

Snapcrab_noname_201631_9252_no00
Snapcrab_noname_201631_92510_no00
Snapcrab_noname_201631_92518_no00
Snapcrab_noname_201631_92526_no00
Snapcrab_noname_201631_92535_no00
Snapcrab_noname_201631_92542_no00
Snapcrab_noname_201631_9263_no00
Snapcrab_noname_201631_92614_no00
Snapcrab_noname_201631_92626_no00
Snapcrab_noname_201631_92640_no00
Snapcrab_noname_201631_92647_no00

吹いてみましたが、開きが大きいせいか?トーンマスター特有の詰まったような感じは軽減され轟音がします。

リードは3半で吹きましたが、ちょっと硬いくらいでリードを薄くすれば普通に使えますね。

特筆すべきはその音色です。

大きな音がするのですが、バキバキ感がフロリダなどに比べてかなり押さえられて丸い心地の良い音がします。

試しに、現行のヤナギサワやシリーズ2などにつけて吹いてみましたが、そのような現代の楽器でもビンテージなボケた枯れた音がします。

このマウスピースは、今から15年ほど前に店を閉めたNYのVillage  Sax & Flute ショップの
店主ドクターリックのプライベートコレクションで、彼の命を受けて?私が預かっています。

http://drrick.com/

Snapcrab_noname_201631_103034_no00

(リックがジョシュアレッドマンにお店で楽器を渡しているところの写真)

このマウスピースも恐らくかなり前に彼の顧客から得たものですから、本人は覚えていないと言っていますが、NYの猛者から買い取ったものです。

コレクター用に販売して欲しいとのことで、どのような形になるかわかりませんが、このマウスピースも含め今後色々放出する予定です。

PS:このトーンマスターはとんでもない値段で売りに出されることになりました、、、
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e181012320


1


www.tomosax.net
























| | | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2016年2月29日 (月) | トップページ | 2016年3月 3日 (木) »