アメセル アルト 13万1千
今日はアメセルアルトの13万1千台です。
ロングボーの最後のほうで、パワーはかなりありますが14万とはちょっと違った反応が特徴です。
14万だと特に低音でズバッと飛んでいくのに対し、このロングボーはちょっとこもったような抜けないような反応が特徴ですね。
さて、写真では見えませんが、この楽器は面白いことに、ネックのシリアルが12万1千になっていて、それ以外のシリアルは完全に一致しているそうです。
面白いのは、このことをセルマーに聞いてみるとちゃんと返信してくれることです。
セルマーには出荷台帳が残っていて、いつ完成してどこに出荷されたかもきちんと記録が残っています。
この楽器屋さんが、このネックについてセルマーに聞いたところ、3桁目だけが2になった楽器、即ち121xxxはテナーで、このシリアルがアルトについていることはオリジナルとしてはありえないと返事があったそうです。
そして、この121xxxのテナーはオランダに出荷されたフラセルだそうなので、このシリアルがこの楽器についていることは完全に間違いです。
ラッカーの色も一致していることから、セルマーにはオリジナルのネックだろうといわれたそうです。
その上この楽器は1966年2月25日にに完成したということまで教えてくれたとのことです。
もし、自分の楽器がオリジナルか、アメセルの彫刻が後から足されたものか?、オリジナルのシルバーかも聞いてみると返事をくれるかもしれませんね???
www.tomosax.net
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