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オットーリンク マスターリンク テナー 3

今日は、オットーリンクのマスターリンクモデル、最も初期のリンクのマウスピースになります。

1930年代前半あたりのマウスピースで、リガチャーを備え付けるための淵が付いているモデルです。

今回のマウスピースは、長い間ほったらかしになっていて最近発見されたようです。

マグニトーンのリガチャーとその当時の「リードが付いていたそうですから、40年代後半か50年代前半辺りから放置されていたようです。

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使用感はあるものの部分的にはピカピカですね。

さて、このマウスピースはラージチェンバーで、フェイシングが長く、また、長さも短い現代のマウスピースとは全く異なる設計です。

そのため、丸い音がしたりするわけですが、、私が目を引いたのはリードです。

ARTとか筆記体でMy masterpieceと書かれているのが見えますが、恐らく40~50年だい辺りのリードで、このマウスピースを演奏するために使っていたことでしょう。

まず、、、材質が全く違います。

繊維の密が薄く、太い筋がはっきり見えますね。

さらには、削ってある部分の長さが大きく違います。

もっといえば、先端の薄い部分の長さが非常に長く、現代のJAVAなどのリードよりも薄い部分の長さが長いですね。

やはり、フェイシングが長いので、このように振動する部分の長さが長くないと吹けない為このようなリードのデザインなのではないでしょうか?

即ち、現代でこのようなマウスピースを吹こうと思うと、リードもビンテージのカットを使わないとバランスが合わないことになります。

古いリンクを使う人用に、ヴィンテージカットのリードがあってもいいように思いますが、古いマウスピースの研究はありますが、それにあわせたリードの研究ってされてないですよね???

復刻のマウスピースと作るなら、それにあわせて吹くリードも作らないとだめなんだな、、、と感じる今日この頃でした、、、、





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