ヤマハ V1ネック vs E1ネック
今日は私の周りで起こっている、ほんの小さな論争です、、、
ヤマハの新型ネックについてですが、、
ヤマハの新しいモデルの製作に伴って作られた新型ネック、V1とE1について標準でV1がついています。
アメリカのごく狭い?ミュージシャンの間ではE1をスタンダードとしてつけるべきだ、、、V1なんか売っぱらってE1買っちゃったよ、、、という人もいるようです。
そんなに違うのでしょうか???
見た目はさほど変わりませんが、管の太さやカーブのデザインは結構違うようです。
残念ながら参考音源はありませんが、875EXにつけて吹き比べてみました。
標準仕様のV1のほうがズバッと行く感じで明るいバリバリした音がします。それに対し、E1のほうが丸くこもった感じで、音にも相対的に角が立ちにくいです。 E1をつけた時のほうが82Zに近くなります。
ということで、違いはかなりあるといえるでしょう。
個体差というよりは、全く別の楽器になるといってもいいレベルの変化です。(個人的な意見です)
しかし、どちらの音がイイかというのは、スタイルに依存するかもしれません。
ゴールドプレートにする、EchoBrassをつける、ねじを石森製にかえる、サムフックレストを金属にする、、などの方向はV1です。
逆にそれらを取り除く、アンラッカーにする、、、という方向はE1です。
なので、よりバキバキいきたい人はV1、より穏やかにモコッとしたい人はE1というように嗜好性は完全に違いますね。
ただ、DukoffなどはV1をつけたほうがよくE1をつけると何か相殺するようなファクターがあります。
逆に、E1はメイヤーなどアコースティックなジャズの響きを出すマウスピースと方向性が一致しているように思います。
V1のゴールドプレート、E1のアンラッカーなどあると、違いは明確になるでしょう。
逆にV1のアンラッカー、E1のゴールドプレートを作ったら、両者の差は埋まっていく方向でしょう。
ヤナギサワを愛用している私には、E1はオクターブを押さないところではより低くなったので、音程感も人によって結構違うでしょうね???
さて皆さんはどちらが好みでしょうか???
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