バランストアクション アルト 2万8千6百 G#トリル
今日はバランストアクションアルトの2万8千台です。
1939年製になります。
この辺りのアルトは鳴りは小さいですが、非常に散った丸い音が特徴ですよね。
このアルトには、当時としてはスペシャルオーダーだったG#のトリルキーが付いています。
大体トリルキーが付いている場合は、他のトリルキーが付いていることが多いのですが、これはG#のみですね。
4万台にはフル仕様のトリルキーがありましたが、この時代はどのトリルをつけるか選べたか?、これしかなかったのかもしれません。
トリルキーつけるくらいならF#つけるほうが先でしょうから、G#しかなかったと考えるのが普通でしょうか?
もしトリルキーのオプションでG#だけを選択してつけたとすれば、相当珍しくマニアですね?
ちょっと珍しいアルトですね。
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コメント
この楽器、今吹いてます!トリルキイはあまり使用機会がありません...10Mのような「Gの状態で押すと開いてG#に上がる」式ではなく、ニューワンダーのような「G#の状態で押すと閉じてGに下がる」式なので尚更......
投稿: 高井汐人 | 2020年4月29日 (水) 18時02分
高井 様 コメントありがとうございます。非常に面白い楽器だったので記憶に残っています。あまりG#のトリルキーはなぜつけたのかは本当に不思議ですね?ですがいい音はしそうですね?
投稿: tomo | 2020年4月30日 (木) 14時51分
はい、良い音出てます!ベルに湖に舟が描かれてないのですが、イギリスとかカナダで組み立てられた楽器の彫刻なのでしょうか?カナセルよりは模様が多い気もしますが、、?
投稿: 高井汐人 | 2020年12月 1日 (火) 11時32分
高井様 BAの時代は彫刻はバリエーションがあるので彫刻だけでは何とも言えません。シルバーで丸い中に何も書かれていないものもありますので、比較的後のBAのシルバーではそのようなものは見かけます。 逆に、ブリセルは、サンリオのような奇抜な彫刻がついているものもありましたので、ブリセルのシルバー特別オーダーならこのような彫刻ではないでしょう。 ただのシルバーって感じだと思います。 それ以上のことがセルマーアーカイブを見ないと確たることは言えませんが、セルマーに直接聞いたら、最初にどこに卸されたかは教えてくれるので、聞いてみたらいかがでしょうか?
投稿: tomo | 2020年12月 3日 (木) 00時45分