セルマー アルト リファレンス アンラッカー
今日はセルマーのアルトのリファレンスです。
今から15年ほど前に発売されたリファレンスですが、ジャズを意識させるそのルックスについ惹かれて?購入される方も多いようですね。
部品はシリーズ2のものなどを流用し、ネックとベルのみが異なるパーツを使っています。
いわば半分シリーズ2な楽器でその点をどう評価するかは難しいところですが、私はマークシックな感じはあまりしないな、、、と個人的には思います。
さて、世の中ではヤナギサワ、ヤマハをはじめアンラッカーの楽器が定番として、その存在を大きくしつつありますがリファレンスにあってもよいアンラッカーは実は販売されていません。
ならばやってしまおう、、、、という人はいるわけですね。
こんな感じです、、、
ラッカーはがしてオーバーホールしていますから、お金がかかっていますね。
このデモ音源があります。
なるほど、、、かなりモサモサして暗い音になりましたね。
十分にジャズで使えそうな感じです。
マークシックスに近いかといわれると、、、音のこもった感じと丸みがありませんので、その点でマークシックスよりもかなり現代的な音色のような気がします。
さらにはラッカーがないことで艶がなくなっています。
復刻版で枯れた感じの音色を狙ったマウスピースではなく、艶っぽいいい音がするNYメイヤーだとこれは補えるでしょう。
音がフォーカスされて中心でバリバリいう感じはかなりモダンで、特に強く吹くとビンテージ楽器との違いが浮き出てきますね。
ですが、現代の楽器の中ではジャズ向きなテイストであることは間違いなく、現行楽器でジャズをやるには大きな選択肢の一つとなるでしょう。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
www.tomosax.net
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント